第215話 『その日、遊びは終わった』

「お嬢様、おやめください!!」


 断腸の思いで刀を振り下ろそうとした時、私を制止させたのはアリシアだった。


「ア、アリシア……? そこから動かないで! それ以上来ちゃダメ、危ないから!」

「いいえ! 止まるのはお嬢様です! すぐにその方から武器を引いてください」


 そう言って、アリシアは瞬く間に私とレヴナントとの間に割って入った。


「アリシア、その子は魔物なの。人に見えるけど、同胞じゃないわ」

「え……? いいえ、そんなはずはありません。きっと、お互いに何か誤解があるはずです。お嬢様、争いはやめて下さい」

「まだ教えたことはなかったけど、人の記憶を垣間見て模写するレヴナントという魔物がいるの。こいつがそうよ、惑わされちゃダメ」

「お嬢様の言うような魔物は確かにいるのでしょう。ですが、彼女は違います。この方は、先程の戦いで共闘した『召喚士』の方です。それに、そこで倒れている神獣様は、姿は若干異なりますが、彼女が連れていたカーくん様とにゃんコロ様に間違いありません」

「え?」


 カーくんと、にゃんコロ……ですって?

 それは、ミーシャが召喚獣に付けていた名前じゃない。


 まさか、本当に……?

 でも、彼女がここにいるはずが……。


「そのレヴナントという魔物は、記憶から模写……恐らく顔や職業を模倣するのでしょう。ですが、感情まで人間の真似をするのでしょうか? 彼女と共闘したのは短い間でしたが、敵に怒り、味方を励まし、神獣様と戯れ合う姿は、どう見ても人間のそれでした。私には、彼女が魔物とは思えません。どうか、武器を納めて下さい」

「で、でも彼女が纏っているのは瘴気よ。人間に出せるものじゃないわ」

「それはきっと、何か事情があるはずです。少なくとも、先程私と一緒にいた彼女は、普通のエルフでした!」

「……けど」

「もしこの方を手にかけてしまったら、きっとお嬢様は壊れてしまいます。ですからどうか、お願いします」

「……」

「お嬢様……!」


 アリシアと、見つめ合う。


 決意が、揺らいだ。


「……そんなに、ひどい顔、してる?」

「……はい。こんな状態のお嬢様、放っておけません」

「……分かった。アリシアの、言う通りにする」


 夜桜を降ろすと、アリシアが抱き締めてくれる。

 自然と涙が出てきた。


「お嬢様、お辛かったでしょう。頑張りましたね」

「アリシア……」


 甘えて全部投げ出したい気持ちが湧いてくるけれど、コレが側にいてはアリシアが危険だ。殺さないにしても、無力化は継続しなければ。


「『マナドレイン』」


 アリシアが現れてから回復したであろう魔力を、堕天神獣とレヴナントから吸い取る。流石は高レベル召喚士と堕天神獣ね。このちょっとのやり取りで、1割は回復していたわ。油断も隙もありゃしない。

 ん? うわっ、魔力と一緒に瘴気まで付いてきた! 『浄化』してから大気に散らそう。しっしっ。


「お嬢様?」

「魔力が回復してしまったら、アリシアどころか、私ですら対処を誤ると死ぬレベルの魔法を使ってくるわ。だから、殺さないのならこうするしかないの」


 アリシアが、少し離れたところにある血だまりに気付いた。


「あれ、私のよ」

「……!! そう、なのですね……。では、少し時間を下さい。彼女がこうなった原因に、心当たりがある気がするので」

「そうなの? なら、任せるわ」


 それにしても、このミーシャを模したレヴナント、死んだ様な目をしてるわね。まるで生気を感じないあたり、死霊系モンスターらしいと言えばらしいけど、なんか違和感……というか既視感を感じるのよね。でも、この瘴気には覚えがない。

 そうして追加で2回ほど『マナドレイン』をしたところで、アリシアが閃いたとばかりに声を上げる。


「お嬢様、分かりました! 首輪です。彼女は例の首輪を着けられています!」

「え、首輪?」


 アリシアがレヴナントの首元を指差す。

 でも、私には瘴気が溢れる靄しか見えない。


「……本当にあるの?」

「はい。お嬢様が魔力を吸ったタイミングで、瘴気が弱まった先に首輪が見えました。ですから彼女は操られているのだと思います。それも、強力な呪詛で」

「それなら、彼女は……」


 魔物ではなく、人間だったって事?

 ミーシャに化けた魔物ではなく、ミーシャ……に、そっくりな、人間……?


「……『マナドレイン』。ほんとだ、あると分かれば、確かにうっすらと見えるわ」


 散らした瘴気の奥に、それらしい輪郭がぼんやりと浮かぶ。そして瘴気を放っているのもこの首輪のようだ。すぐに滲み出てきた。見た目は似ているけど、私が今までに見てきたものとは格が違うもののようね。どおりで、違和感を感じるはずよ。

 レブナントはそういう存在。という思い込みで、この子を殺してしまうところだった……。


 なんであれ、中に隠されているのが首輪だとしたら話が早い。普通の『浄化』じゃ生ぬるい。全身全霊をかけた、渾身の『浄化』で祓ってみせるわ!

 いつもは魔法名だけの即時発動だけど、ここはじっくりと魔力を溜める。なんせ、目の前にある瘴気も首輪も、普通の物じゃない。

 よくわからない力の塊であることに間違いない以上、こちらも曖昧な力ではなく、全てを吹き飛ばすほどの威力を持って、相手してあげるのが筋というもの。


 夜間の森の中であるにも関わらず、私を中心に、まるで真昼であるかのような輝きが溢れる。


「ああ、お嬢様。凄まじい魔力です……」


 うっとり気味のアリシアに微笑むと、靄も首輪も、呪詛すらも吹き飛ばす勢いで魔法を行使した。


「『浄化』!!」


 光の奔流がレヴナントの全身を包み、全ての闇を取り祓う。

 すると、術者の状態に連動するかの様に、堕天神獣からも闇が消え去り、普通の神獣へと姿を変えた。

 しかし、渾身の『浄化』をもってしても、首輪の機能は損ないきれなかったようなので、締めに『魔法解除ディスペル』もかけた。


 首輪が落ちると、その顔と瞳には生気が戻り、どこか遠くを見ていた目も焦点が合う。その緑色の輝きが、揺らぎながらも私を捉えた。

 最初は夢見心地の様な、それでいて懐かしいものを見たかの様な。まるで、本物かを確かめる様に、震える唇が言葉を紡ぐ。


「……シラ、ユキ?」


 そこまで言ったところで、彼女は意識を失った。倒れ込む彼女を慌てて抱き止める。


「ミーシャ!?」

「……ご安心下さい。どうやら気を失った様子。例え短時間でも彼女ほどの強者ですら耐えられないほどに、あの首輪の負荷が甚大だったのでしょう」

「そう、良かった……」


 また、自然と涙が溢れた。


「……やはり、この方はお嬢様のお知り合いでしたか」

「気付いてたんだね」

「神獣様を手足の様に操る同胞など、聞いた事がありませんでした。それに、先程お止めした際のお嬢様は、見知らぬ同胞に対する物とは違いすぎましたので」

「……そっか」


 もう彼女とは、2度と会えないと思っていた。

 きちんとお別れをしたはずなのに、思い出せば思い出すほど胸が苦しくなった。極力起きている時は思い出さない様にして、限界が来たら小雪に相談して慰めてもらっていた。

 けれど、そんな追い求めていた大切な人が、今目の前にいる。


 この世界にはいないと思っていた。あんな風に死んだりしなければ、来れるはずがないと。

 だから、目の前にいる彼女の姿を見ても、魔物だと思うしかなかった。人間だと、考えたくもなかった。


 私は、騙されたくない一心で、夜桜を振り下ろそうとしたんだけど……。本当に、アリシアが止めてくれて良かった。


「アリシア、さっきは止めてくれてありがとう」

「私はお嬢様の忠実なメイドですから」


 そう言って、またしても溢れた涙を、彼女はタオルで拭ってくれる。そんなアリシアが愛おしくて、また別の涙が出てきちゃう。


「しかし、この首輪に込められていた魔力。今までとは比較にならないほど凄まじいものでした。一体誰が彼女をこんな目に……」


 アリシアがそう言った瞬間、ハッとなる。

 そうだった、ミーシャの事でテンパりすぎて、一番肝心なことを忘れていた。


「……あのクソ野郎だわ」

「えっ?」


 私の口から漏れ出た、呪詛を込めた言葉にアリシアが驚く。


「あの駐屯地で、指揮官と一緒にいた魔人よ。アレにはしっかりと御礼をしなくてはならないわね。……けど、ミーシャとの戦いでマップの外に逃げられてしまったわ……」

「魔人ですか。少々お待ちください、なんとかなるかもしれません」

「ほんと!?」


 アリシアは、近くにある樹に触れる。どうやらその樹は、先程の戦いに巻き込まれなかったみたい。冷静になってみれば、そこかしこに倒木や焼失してしまった樹など多数存在していた。

 うう、エルフの森だっていうのに、ここだけぽっかり穴が空いたみたいになってるし、戦場の空気感凄いわね。


「森よ、樹よ。太古から見守りし我らの祖先達よ。どうか力をお貸し下さい。森と同胞を脅かす、恐ろしき魔人の存在を、お教えください」

『ザアァァァ……』


 風など吹いていないのに、樹々は騒めいた。

 まるでアリシアの声が木霊となり、樹々の中を駆け抜けていく様だった。しばらくの間、森は鳴り続けていたが、それが突然不自然なほどにピタリと止んだ。


「お嬢様、見つけました。かなり遠くまで逃げた様ですが、あちらの方角、約30キロ地点で座り込んでいます。細かい様子までは分かりませんが、森の樹々が怖がっている以上、きっと良くないことをしているのでは無いでしょうか」

「分かった、すぐに始末をつけるね。それからアリシア、樹々に戦いに巻き込んじゃってごめんなさいと伝えてくれる?」

「お嬢様……! はいっ、お嬢様の想いはきちんとお伝えします。それから彼女と神獣様達は、エルフの騎士部隊に預け、捕虜の方々同様、城に連れ帰ってもらいますね」

「お願いね。それじゃ、行ってくるわ」

「行ってらっしゃいませ、お嬢様」


 聖光と風の鎧を纏い、空へと飛び上がった。



◇◇◇◇◇◇◇◇



「くそっ、何だったんだあのエルフは! あの人間といい、想定外な戦力が多すぎる!」


 我らが秘蔵の術師が作り上げた、『魔人を除いた全ての人型種』を対象とした、人格を極限まで削り、洗脳状態に落とす『傀儡化の首輪』。そんな傑作の中でも、今回使用したものは内部に古の魔神様の呪詛が刻み込まれた特別仕様だった。

 それは、傀儡化した者に直接、魔神様の魔力を注ぎ込む事で強制的に『堕天』させ、対象の能力を極限まで引き出させるのだ。

 従順な者には意識を残して『魔兵』手術を施し、反抗的な者には首輪を用い、強力な猛者は『堕天』させる。そうやって、我らの勢力は着実に増加していた。


 『堕天』は対象の能力が高いほど魔神様の力が必要になるが、今回エルフに費やした力は、今まで堕としてきた連中とは比較にならないほどだった。代償に俺の魔力を根こそぎ消費されたどころか、予備に取っておいた魔力ストックの魔道具を3つも使用させられた。

 だが、それを使ったのは正解だった。あの光る女とエルフが激突した時に感じた魔力の振動。まるで古の時代、魔王様が勇者と戦った時の逸話を思い出すほどだった。

 あの女は、この世界を魔王様が牛耳るのに最大の障害となるだろう。なんとかして『堕天』をさせたいところであるが、あの神聖な輝きに触れようものなら、たちまち首輪の呪いは無効化されてしまうかもしれない。


「すぐにでも報告し、首輪の性能を高めてもらわねば」


 だが、ただやられて帰るわけにはいかん。

 あのエルフの力は異常だったが、それでもあの女には勝てないだろう。奴にはまだ、底知れぬ何かを感じた。それに、まだ執拗に追いかけてくるかもしれんからな。念には念をというものだ。

 懐から2つの結晶を取り出し、地面に置く。


「エルフの国を落とした後は邪魔になるが、仕方がない。『我が盟約に従え、嘆きの谷の呪われし骸よ。其は死と静寂を齎すものなり。顕現せよ、屍竜』!!」

『GUUUU!!』

「追加だ。『我が盟約に従え、嘆きの谷の大いなる厄災よ。其は腐敗と嘆きを齎すものなり。顕現せよ、邪竜』!!」

『ギャオオオオ!』

「……ふっ、こいつらが暴れれば暴れるほど対処に時間を要するだろう。その間に逃げ果せれば……」


 2体の腐敗と瘴気を放つ竜を召喚し、一息つく。


『GUU……』

『ギャォ!?』


 しかし本能的恐怖を察したか、2体の竜が小さく悲鳴を上げ、同時に顔を上げた。遅れて俺も、圧倒的な圧力を感じて空を見上げた。


「『聖光・浄化』!!」



◇◇◇◇◇◇◇◇



 ミーシャの時に感じた事だけど、この輝きを集約した状態で魔法を行使すると、どうやら威力とか性能が著しく上昇するみたい。

 カッコよく名前を付けるとして何が良いかと考えたが、結局シンプルなのが一番分かりやすいと思うのよね。


 それが『聖光』だった。


「ぐああああ!」

『GU、uu……』

『ギャ、オァ……』


 瘴気を撒き散らす邪竜だけじゃなく、負の性質をフィールドに撒き散らし周囲を亡者まみれにしてしまう屍竜までいるなんて。そんな化け物を呼ばれて正直血の気が引いたけど、咄嗟にぶっ放して正解だったわね。

 2体とも、強化された『浄化』の前に、なすすべなく消し飛んだわ。


『シラユキのレベルが19になりました。各種上限が上昇しました』


「おっ」


 実は複数の魔兵と指揮官を倒した時に、レベル18に上がっていたんだけど、流石経験値の塊である竜ね。経験値を独り占めに出来たことも大きいけど、それが2体分だもの。レベルがこんなにポンポン上がるとか、最高に美味しいわ!

 もしかしたら、ネームドだったのかもしれないわね。チェックする時間が惜しかったから、よく見てなかったんだけど。


「さて、残すは貴方1匹ね」


 『聖光・浄化』は効果があったのか、巻き込まれた魔人はとても辛そうにしている。


「うぐ……」


 息も絶え絶えと言った様子で、ふらりと立ち上がった。その時、奴の懐からポロポロと、破損した魔道具らしき物が零れ落ちた。

 もしかして『浄化』の衝撃で壊れちゃったかな?


「さーて、私の大事な、大事な……。だいっじなミーシャに手を出して……!! 生きて帰れるとは思わないことね!!」

「ぐっ! お前は……一体何者だ。その規格外の魔力に光のオーラ……まさか伝承にある『勇者』だとでもいうのか!」

「『勇者』、ねえ。それすらも上回る存在だと思ってくれて構わないわ。今すぐにでもぶち殺してやりたい気分だけど、情報が欲しいのよね」


 大地に降り立ち、反撃されても対処出来る距離……5メートルくらいの距離で立ち止まる。


「『魅惑の声チャームボイス』『強威圧ハイプレッシャー』『誘惑の声テンプテーション』」

「ぐっ!? アッ……」


 前回の魔人ではレベル14だったから使えなかったけど、『吟遊詩人』『英雄』に加え、レベル15から使用可能な『踊り子』のスキル、3つ同時使用だ。

 ……うん、弱っているからか、模倣版『魔王の畏怖』が完璧に入ってる。


「質問に答えなさい。人間を傀儡化させるこの首輪、魔人には効くの?」

「……効かない。最上級の首輪であれば可能と聞くが、魔王城にて厳重に管理されているはずだ」

「さっきミーシャ……エルフに着けた首輪はなんなの?」

「通常の『傀儡化の首輪』に、古の魔神様の力を込めた特別製だ。強制的に相手を堕天させる」

「ふぅん……。なら、レブナントは全員人間か……。次、帝国に魔人はいる?」

「俺と同じ伯爵級が1人。子爵級が1人」

「竜の召喚装置ってまだあるかしら。あるなら寄越しなさい」

「この中に」


 そう言って魔人は、マジックバッグを渡そうとして来たので、手を伸ばす。そして私がマジックバッグに触れた瞬間、魔人は口を開いた。


「『デス・ペイン』!!」


 魅了が切れた感覚もないままに、至近距離からの即死魔法の行使。


『状態異常『死の苦痛』レジスト』

『状態異常『強スタン』レジスト』

『状態異常『即死』レジスト』


「『聖光・セイントオーラ』」

「ぐあああ!」


 油断していたらあっさりと直撃していただろう。

 けど、私はこいつに対して、色褪せない殺意がある。例え魅了中だとしても、いつでも殺せるよう準備を整えていた。

 だから、戦いが始まる前からずっと起動しっぱなしだった『デバフアーマー』と、『聖光』によって強化された魔力防御により、奴の攻撃はあっさりと阻まれた。


 更に、後出しで発動した『セイントオーラ』で吹き飛ばす。魔人の肌は焼け爛れ、更に消耗した様だった。

 勿論、マジックバッグはしっかり貰った。まあ、貫通しなかった以上、『デバフアーマー』がなくても大丈夫だったようだけど。それでも、いくら安全圏でも即死は怖いわよね。即死は。


「どうやって術から抜け出したか知りたいところだけど、一番聞きたいことは知れたしもういいわ、貴方」

「ぐっ……魔神よ、この忌々しい糞女に呪いを!」

「……ア?」


 コイツ今、なんつった?? 視界が一瞬で真っ赤に染まる。

 最早会話する時間も惜しい。

 コイツには一切の慈悲をかけることなく、すぐにでも世界から消し去らないと。


 『聖光』を両手に持てる限り集め、天に向け手を伸ばす。


「『聖光・裁きの光ジャッジメントレイ』」

「ギ、ァ……」


 極太の光線が何本も魔人へと降り注ぎ、塵に返していく。まるで太陽光がそこにあるかの様な、目が眩む輝きが視界を覆う。消えるまで奴は怨嗟の声をあげていた気がするけど、私の耳と心はもう、そいつの言葉を言語化しない事で平静を保つ事にした。


 完全に対象の存在が消えてなくなったことを、目視と気配と、魔法とマップの4点で確認し、ゆっくりと攻撃魔法を解いていく。またしても昼夜が逆転し、世界は再び静かな夜の森へと戻っていった。


『シラユキのレベルが20になりました。各種上限が上昇しました』


 嬉しい気持ちはあるけど、今はそんな気分じゃない。

 帰ってアリシアに慰めてもらおう。そう思って、奴が残したマジックバッグを懐に仕舞って、飛んで帰ることにした。


『まったく、マスターったら。兎も角、これでひとまずは平和ね』

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