第068話 『その日、魔法使いが誕生した』

 僕はあの日、いつものように魔力水を神樹様に捧げるために、ナイングラッツの川へと向かっていた。

 その道中、小さな違和感を覚えていた。森が、やけに静かだったから……。

 最初は気のせいだと思っていた。だって魔法を扱えない僕では、森の声を正確に聞くことは出来ないから。

 しかしその違和感は、川に辿り着くと確信へと変わった。そこでは明らかな異常が起きていた。


 川の水は酷く汚れていて、鼻をつまみたくなるような異臭がしたんだ。以前、守り人達が怪しい人族を川の近くで見かけたため警戒するよう呼び掛けていたし、もしかしたら水源が何かされたのかもしれない。

 守り人のイース様とキース様のお二方は、忌み子である僕に対しても積極的に声をかけてくれる。もしかしたら、人攫いに出遭う危険性を考えてくれていたのかもしれない。

 でも、本当に何か危険な事になっているのなら誰かが様子を見に行く必要がある。そして攫われるとか危険な目に遭うとしたら、集落に影響の出ない僕の方が良いと思っていた。逃げる事になれば、足の速い僕が有利だし。

 僕はそう思って、湧き水のある場所に向かった。川から発せられる酷い臭いに、呼吸まで苦しくなってきた辺りで、僕は知らない場所に辿り着いていた。


「なに、これ……」


 湧き水の湧く場所として僕が知っていたはずの風景とは、似ても似つかない場所だった。

 本来あるはずの青く輝く水源も、木々達が喜び歌うざわめきも、小鳥や動物たちが集まる楽園も……。全てが黒く染まり、

 そしてその中央には、得体の知れない物体が鎮座していた。


 始めはソレが何だかわからなかった。黒い鱗が体を覆いつくし、蜷局とぐろを巻いたソレからは、ドロドロとした何かが、水へと流れ込んでいた。まるでお話で聞いた、瘴気を発する黒い岩を思い出した。

 でもソレは生き物である証拠として、小さく脈動していた。呼吸をしていたんだ。

 僕らの森には泉の魔力を求めて、外から様々な来訪者がやって来ることがある。人も魔獣も、魔物でさえも。だけど、あんなに大きな生き物が来るだなんて、僕は聞いたことが無かった。

 やってきた危険な生き物は、ほとんどの場合は守り人達が真っ先に討伐してくれるけど、相手に先手を打たれると被害が出てしまう。だから守り人の人達からは、日夜集落周辺の警戒に余念がないし、危険な存在がいた場合は急いで情報共有をするよう注意して回っていた。


 だけどあんな大きさの生き物が相手では、歴戦の守り人達ですら危険な目にあってしまう。僕はその情報をいち早く知らせに、大急ぎで戻らなくてはならなかった。

 でも、その生き物を前にして、僕は全く別の考えに支配されていた。


 


 恐怖からか、それとも苦しくなった呼吸のせいか、息がとてもし辛かった。ぼんやりする頭を振り払い、僕は少しでもこの場を離れる為にゆっくりと、怪物を視界に入れながら後ずさりを始めた。

 怪物を刺激しないようにするための苦肉の策だったけど、今思えば、それがいけなかったんだと思う。


 その時の足元の土は、所々が腐り果て正常な地面として機能していなかった。まるで大雨の後のぬかるみのようになった地面に、前だけを注視していた僕は思いっきり踏み抜いてしまったんだ。

 足を取られた僕はバランスを崩し、そばを通っていた黒ずんだ水に、背中から倒れ込んでしまった。

 咄嗟に両手で受け身を取ったけれど、水に触れた両手は焼けるような激痛に襲われた。悲鳴はなんとか上げずに済んだけれど、大きな水音を出してしまった。

 その音で怪物が目を覚ましてしまったんじゃないかと、僕は気が気でなかった。


 恐る恐る僕は怪物の方を見た。

 でも結局、怪物は僕の事などまるで気にも留めていなかった。僕は泥に沈み込んだ足を急いで引き抜き、力が入らない体に鞭打ち、その場から急いで逃げ出したんだ。

 痛みから来るものか、恐怖から来るものかは分からなかったけれど、異様に寒かったのを覚えている。僕はなんとか、集落へと逃げ帰ることに成功した。


 その時のことはあまり覚えていないけれど、とにかく必死で足を動かしていたように思う。今思えば、シラユキ様の言う通り、普通では考えられない速度だったかもしれない。



◇◇◇◇◇◇◇◇



「そのあと僕は、集落の近くで倒れているのを、家族が見つけてくれたみたいです。直接見てはいないのですが、その時僕の両手は黒い滲みで汚染され、腐敗臭がしたみたいです……」


 それであの時両手が包帯でグルグル巻きだったのね……。


「その後は、僕の様子を知った長老が守り人達を湧き水に向かわせて、討伐しようとして何人も返り討ちに遭って、治療に当たった人達も汚染されて……」

「そうだったのね……」


 正史では、そのまま誰1人助かることはなく、毒と呪いが森に蔓延り、生き物が居なくなったのね。もし、生き残ったエルフが居たとしても、散り散りになり、この地は死に絶えたわけね。

 カープ君を見つめ、この地で出会ったエルフ達の様子を思い浮かべる。……うん、助ける事が出来てよかった。


「よしっ! しんみりした話はここでおしまい! 無意識でも魔力は使えたみたいだし、魔法の勉強を始めるわよ」

「は、はい! でも、そもそも僕は朝餉のためにシラユキ様を起こしにきたのに、良いのでしょうか」

「良いのよ。そんな事よりも魔法を覚えて、馬鹿にした人たちをあっと言わせましょう!」


 だってこの件は長老も共犯なわけだし。多少の融通は利くでしょう。

 早速カープ君の両手を掴んで、魔力を流し込む。カープ君のように魔力溜まりが2箇所ある場合、魔力を均等に抽出し、操作をしないと本領を発揮出来ない。

 何故ならば、本来1つの物が2分割されている以上、片方だけを全力で使用しても従来の半分しかない。また、それぞれから魔力をバラバラの分量で抽出しても、お互いが均等じゃないと混ざり合う事が出来ない特性があったりする。そのため、自分自身の魔力同士で削り合いが起きてしまい、非常に大きなロスが発生してしまう。


 この現象は、魔力溜まりが2箇所存在している子だけが経験するものではなく、魔力を溜め込むことのできる、力のある宝石を武具にして装備した場合でも、同じような事が起きうる。

 それをするメリットとしては、事前に魔力を溜め込む事で、自分の魔力以上に魔法を使えるというものだ。その内リリちゃんにも勉強させるつもりだったし、事前の練習としてもちょうど良いわね。


「今、魔力を送ったわ。感じられるかしら」

「……わかります、この暖かい物でしょうか」

「ええ、でもカープ君の体温、他のエルフに比べて高めね?」


 人族より少し高い程度かしら。子供だからかしら? まあドワーフほど苦労はしないでしょう、多分。

 もしそこで躓くようなら、ちょっと魔力を強めで送るのも有りね。


「そう……ですね。家族や友人は、皆ちょっとひんやりしています」

「そっか。それじゃあ、魔力が体の中心に到達したわ。今から魔力を認識させるために動かしていくから、指を使って魔力の位置を追いかけて」

「はい!」


 いつものように指導を行う。経験者のシェリーの時のように2つ同時で無茶苦茶な動作はしない。丁寧に丁寧に、ゆっくりと確実に教えていく。


「スピードを上げるね」

「はいっ!」


 ふふっ、楽しそう。最初はゆっくりだったけど、長老が言う通り使えない事がコンプレックスだったみたいだし、魔力を感じられる事それ自体が、楽しくて仕方がないのね。

 よしよし、順調ね。ならそろそろ次のステップに……。


 その時、部屋の扉がノックされ、エルフの女の子たちが部屋へと入ってきた。


「シラユキ様、失礼しますわ!」

「うわっ!」


 おや?


 こちらへとやってきたのは昨日のお世話隊にいた『ですわちゃん』! もとい、年長のリーズちゃんね。それとあとの2人は……。


「ちょっとカープ、シラユキ様を起こしに行くなんて羨ま……いえ、光栄な栄誉に与りながら、お喋りだなんて! ズ、ズルいわよ!」

「(コクコク)」

「ご、ごめんなさい……」


 結局本音が出ちゃう『セミロングちゃん』カワイイわ。『目隠れちゃん』も相変わらずの無口ちゃんね。

 昨日は結局、リーズちゃん以外の子は紹介をされなかった。だから子供たちの名前を聞きそびれていたんだけど、この2人は昨日リーズちゃんと一緒に居たし、カープ君の病気を治したときに抱き合っていたから、よく覚えているわ。

 『セミロングちゃん』は欲望に忠実で昨日はグイグイとアピールしてきていたし、『目隠れちゃん』は恥ずかしがり屋であまり喋らない子みたいなんだけど、感情表現は豊かで、撫でたら花咲くような笑顔がカワイかったのよね。


「カープ君は謝らなくて良いわ。私の用事を優先してもらったんだもの。それとカープ君、中断しちゃダメよ。そのまま続きをしなさい。それと3人はこっちに来る事」


 魔力操作を再開しつつ、私の両脇に腰掛けるようベッドを叩く。


「わかりました、続けます」

「は、はひ。……失礼しますわ!」

「はい! 喜んで!」

「(コクコク!)」


 両隣には『セミロングちゃん』と『目隠れちゃん』が座り、遠慮した結果余ったリーズちゃんは膝の上に乗せる。

 前からも左右からも感じる柔らかさや香りを十分に堪能する。うん、やっぱり人族のリリちゃんと比べて、体温が若干低めでひんやりしているわ。でも、子供特有の体温の高さもあって、アリシアよりは温かいかも。

 お世話隊の子達は、昨日も散々スキンシップをしたので、ちょっとのハグでは大袈裟に反応はしなくなった。それでも顔を赤らめてモジモジするのはカワイイと思うの。膝の上にいるリーズちゃんはカチコチね。

 あー、やっぱりこの子達を抱き枕に要求するべきだったかしら?


「昨日は聞きそびれちゃったけど、改めて2人の名前を聞きたいわ」

「はい! 私はカーサと申します。この子は妹のマーサです。カープは末っ子なんですよ」

「(コクコク)」

「あら、姉弟だったの? リーズちゃんも?」

「い、いいえ。私は彼女達の幼馴染ですわ。……カープが運ばれてきたときは、本当に生きた心地がしませんでしたわ。勉強した薬学では治療が出来なくて、包帯に回復薬を染み込ませた物を巻いて、何日看病しても治りませんでしたわ。それどころか腕の痣が広がるのを少し抑える程度しかできなくて……。シラユキ様が来てくださらなかったら……」


 そう言えばカープ君が治療された時、飛びついて喜んでいたわね。それに昨日の様子を思い出せば、お姉ちゃん達も必死に看病をしていたみたいだし。うん、良い家族と友人だわ。


「ですから、シラユキ様にはとっても感謝しておりますの。だから、貴女様の願いなら私達は何でもしますわ。ですから、遠慮なく言ってくださいまし!」

「何でも!?」

「はい、私たちに出来る事なら!」

(コクコクコク!)

「リーズ、姉さん達も……」


 美しい姉弟愛、イイわ!

 それとリーズちゃんのカープ君に対する感情は家族愛かしら、それとも……いえ、これは野暮ね。

 でもとても素晴らしいわ、ご馳走様。

 はぁ、やっぱり3人とも抱いて眠りたかったわね。


 ……アリシアはいないし、カープ君には断られちゃったし、せっかくカワイイ子達がいるんだもの。

 遠慮しなくても良いわよね?


「じゃあ、3人には私とキスしてもらおうかしら」

「え!? は、は、んんっ!」


 慣れていなさそうだったので優しくキスをした。ただしディープで。1分ほど続けるとリーズちゃんがトロけてきたので、放してあげる。

 もちろん、その間にカープ君の魔力操作も欠かさない。だんだんと大きさは小さくして、今では最初の半分以下だ。


「んふっ、ご馳走様」

「……ひゃい」

「マーサちゃんも良いかしら」

「……はぃ」


 か細いけど聞こえてきた声はアニメ声だった。カワイイが過ぎるわよ!?

 気が抜けて私にもたれ掛かるリーズちゃんの状態に困惑しつつも、マーサちゃんもキスされることに対して忌避感はなさそうだった。なのでそのまま優しくキスする。

 顔を真っ赤にしながらも懸命に応えてくれるマーサちゃんの、健気な反応がまたカワイらしくて、頭を撫でてあげた。すると視線を感じたので髪をアップにしてみると、綺麗な瞳と目が合った。すぐに恥ずかしそうに逸らす様子がたまらなかった。

 はー! カワイイー!!

 同じく1分ほどで放してあげて、息も絶え絶えな彼女を撫で続ける。


「わ、私は!?」


 押せ押せなカーサちゃんはお預けをしていたら、まだかまだかとヤキモキしていたみたい。

 私としては満足な反応をしてくれたので、そのままカーサちゃんにもキスをした。

 待たせてしまったので2人より長めにキスをする間も、カープ君の修行は続く。100と100あった2つの魔力は、20と20くらいにまで減少していた。

 目の前で発生する衝撃的な光景に戸惑いつつも、魔力の感知は完璧みたいね。


「……ふぅ。さて、カープ君。認識の練習は次のステップに入るわ。最後にその2つを今から分裂させるから、私の合図とともにその個数と、場所を言いなさい」

「は、はい……」


 カープ君も顔が真っ赤ね。姉2人と幼馴染のキスシーンは居た堪れなかったかしら?

 大丈夫よね? 私女の子だし、セーフよね?


「……はい、もう良いわよ」

「はい。……えっと、全部で10個です! こことここと……」


 そういって全ての回答を終える。


「正解よ、良くやったわ」

「あ、ありがとうございます!」

「それじゃあ話は最初に戻すけれど、自分自身のものに関しては、感知できるかしら?」

「試してみます!」


 カープ君は目を閉じて集中を始めた。魔力値がたったの4を10個全て認識出来たのだし、理解するのも時間の問題でしょう。

 そして、不思議そうにカープ君をみていたリーズちゃんが問いかける。


「……シラユキ様、あの子は何をしておりますの?」

「魔法を使うためのお勉強よ」

「そうなのですか!? それで……あの子は大丈夫ですの?」

「そうねぇ。……ふふ、その点に関しては、貴女達ならよくわかっているんじゃないかしら」

「……あの子がずっと頑張ってきたのは、見ておりますもの。シラユキ様の教えもあれば、きっと完璧に使いこなせてくれますわ!」

「(コクコク!)」


 ちょっと意地悪な言い方をしちゃったけど、期待通りの答えね。お姉さん感動したわ。


「シラユキ様と2人っきりの授業。やっぱり羨ま……はっ! いえ、なんでもありません。カープは集落一の頑張り者ですから、報われるべきなんです。……で、でも私達も、シラユキ様の授業を受けてみたいです!」


 カーサちゃんはブレないなぁ……。

 彼女たちに教える時間は確保できるか思案をしていると、カープ君から声がかかる。

 

「……ありました、間違いありません。今までも脚からは強い熱を感じてはいたのです。ですが、今日の鍛錬でハッキリと魔力を感じられるようになりました!」


 リーズちゃん達から歓声が上がる。


「おめでとう。感動しているところ悪いけど、次の段階に進むわ」

「はい!」


 体の中心である心臓やお腹に熱を感じるのは普通のことだけど、脚から熱を感じ続けるって、結構変な感覚だと思うのよね。でも、なかなかそういうのって相談は出来ないし、カープ君の環境なら尚更ね。更にそれが自分の魔力だと気付くなんて大胆な発想、そうそうできないでしょうし。

 カープ君にはそのまま片方から魔力の抽出をしてもらう。1度に制御できる限界値で抽出すると、もう片方からも抽出が出来ない。なので最初はほんのちょっとで十分だ。


「で、出来ました。脚の中なら自由に動かせます」

「よし、ならそれを胴体のほうに運びなさい。それが出来たら、もう片方からも同じ量の魔力を取り出して持ってきなさい」

「はい!」


 エルフの教育は全てが間違っていたわけでもなく、こと魔力操作の観点だけで言えば、十分な出来と言えた。例え、それが無を動かす空想の練習だったとしても、その反復は無意味ではなかった。イメージ練習の通りに操作する事で、難なく魔力を動かせるみたいだった。

 魔力を認識した途端に、2つの魔力を同時に操作ができるようになったんだもの。完全初心者というわけではないってことね。

 そう言えばアリシアも、使いこなすまでが早かったわね。


「出来ました!」

「それじゃあその2つを1つの塊にしてみなさい。どちらも貴方自身の魔力なのだから、自信を持ってやるのよ」


 この魔力合体も、結構練習が必要な技巧なんだけど、カープ君はあっさりとやってのけた。何年もの練習の成果が、ついに身を結んだのね……。ちょっと涙が出ちゃいそう。


「では最後に、その魔力を好きな方の手に持っていきなさい」

「出来ました」


 速い。『魔力視』で彼の魔力の動きを常に見ているけれど、まるで水を得た魚ね。どんどん洗練されていくわ。


「なら最後よ。貴方はどんな属性が使いたい?」

「え、選べるんですか?」

「ええ、言ったでしょう? 魔法は誰にでも使えるって」

「! ……それなら、水魔法がいいです!」

「分かったわ。まずは出現させたい水を想像するの。どうする? 自分のイメージに任せてみる? それとも私の水を参考にする?」

「……今朝、より一層綺麗になった湧水の様子を見ました。僕はあれ以上の水を知りません。ですので、シラユキ様の魔法を見てみたいです」

「よろしい。……『生命の蒼玉』。これが私の水魔法よ」


 そんな魔法はないが、イメージの加速のためにあえて口にする。『灼熱の紅玉』の水版ね。

 私の正面には、見た目は澄んでいるのに、吸い込まれるようにどこまでも深く感じられる『ウォーターボール』が出現した。

 カープ君だけでなく、リーズちゃんや、カーサちゃん、マーサちゃんも目を奪われていた。


「す、凄いですわ。これ程までに魔力が篭められた水、私達は見たことがありませんわ」

(コクコクコク!)

「……飲んでみたいわ」

「こんな魔法を真似させて頂けるなんて、光栄の極みです! 行きます……『ウォーターボール』!」


 イメージが上手なカープ君は、期待以上に真ん丸な『ウォーターボール』を生み出した。魔力の籠め方も十分な出来だわ。『ウォーターボール』の模範回答と言えるほどに立派なその魔法を、スキルも無ければ魔法も習得していないのに行使してみせた。……これは、成長が楽しみね。


「……やった、出来た。僕にも、魔法が……! 出来たんだ!!」

「「「カープ!!」」」


 その途端、3人はカープ君のもとへと駆け出し、強く抱きしめていた。

 泣いて喜ぶカープ君と、自分のことのように涙を流すリーズちゃんや姉妹を見て、その尊さに思わずもらい泣きしてしまった。


『姉妹愛って良いものね!!』

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