白昼夢な旅〜⑨〜

手作り感がある少し不恰好な熊のぬいぐるみ

懐かしさが込み上げる幼少期の思い出   


何処かも分からないこの世界にもしかしたら

私が忘れていた何かがこの先にまだあるのだろうか


センチメンタルな気持ちに駆られ 

少しキュッと心苦しくなった気がした


黒い何者かの存在と私の中の心情が触(ふ)れ

蘇ったこの感情、必然的な出会いだったのか、、、


意味の無い道筋ではないかも知れない

僅かな期待を抱き前を向くと



“ソレ”が消えて行った真っ暗な壁に

次の寂れた扉が現れていた














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