白昼夢な旅〜⑤〜

白い壁に乱雑に描かれた絵

幼い子供が描いた様な落書き


自分も幼き頃に似た様な事をしたなと

壁に手を当てふっと笑う


白い床には何処へ向かうのか

線路が描かれている


次の扉への道しるべになるのではと

先へ先へと続く線路を辿り通路を進む


線路が終着したのは

真っ黒に塗りつぶされた壁の前だった



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