収穫祭
長い小麦色の稲が風に靡(なび)き
小さな種は大きな野菜や果物となり姿を表す
小麦色の衣(ころも)を脱いだ真っ白な白米
土を払い綺麗になった野菜と果実
野菜は次々と鍋に放り込まれ
果物は彩りを飾るように盛られる
釜を開けると熱い蒸気が上がり
ふっくらツヤツヤとした米が目を覚ます
熱々の野菜汁を啜(すす)り
旨味が凝縮された白米を噛み締める
果物を齧(かじ)ると果汁が溢(あふ)れ
口元から甘い雫が溢(こぼ)れる
沁(し)み渡り満足させてくれる食物達
実った姿で年月かけた達成感を与え
労(ろう)を労(ねぎら)ってくれる
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます