第15話 けーちゃんと分け合いっこ!

「おいしぃー!」


「美味しいね」


けーちゃんと近くのベンチでクレープを食べている。

ちなみにちーちゃんはイチゴのクレープを買って遠くから俺を見ている。

俺と同じの買ったのかよ……好きなの買えよ……


そんなげんなりした気分でクレープを食べていた。


「けーちゃん残り全部食べていいよ」


「ありがとう!ゆーくん!」


そこでけーちゃんは気づいたのだろう。

そう、間接キスになることに。


「……ぁぅ///」


はむ

照れながらもけーちゃんはちみちみ食べ進めている。


喉乾いた。

天然水買うか。


「けーちゃん。天然水買ってくるけど、何か飲み物いる?」


「……私もお水で///」


「了解、ちょっと待ってて」


けーちゃんを置いてコンビニに向かう。


「いらっしゃいませ」


はいいらっしゃいました。

天然水二つと。

あと一応ティッシュでも買うか。


「ありがとうございました」


けーちゃんのもとに戻る。

ん、?


「けーちゃん。なんか倒れてる人いるけど」


「……なんか、ナンパしてきた」


「あー、なるほどね」


チャラそうな男が倒れていた。

よりによってけーちゃんに声かけたのかこいつ。

一応息してるか確認するか。

…………うん大丈夫息はしてる。


どうしようかな。

一応口封じするか。


「ちょっと待っててけーちゃん。処理してくるね」


そいつを人気がないところに運んだ。


……


「お待たせ、けーちゃん。」


「大丈夫?」


「うん、なんも問題ないよ」


お話ししただけ。

また携帯に汚い画像が保存されてしまったぜ。


「……なんかごめんね、迷惑かけちゃって」


「いやこっちこそ、けーちゃんから離れないほうがよかったね。ごめんね」


けーちゃん口元にクリームついてる。

さっそくティッシュが役に立つぜ。


「けーちゃんこっち向いて」


「ん?どうしたの?」


ティッシュで拭く。

急いで顔を後ろに下げる。


ブオンッ!!


空気を切り裂く音がした。


やっぱりね。してくると思った。

神経が張り詰めてる状態だからか、過敏になってるかなって。


多分クリームついてるよって先言ってたらその時点で一回。

拭く時で一回の二回蹴られてたかなって。



あれ?ティッシュ渡せばよかっただけか?

……まあいっか。けーちゃんは構ってほしい感出してるし。





___

読んでいただいてありがとうございます!!


どうしましょう。

展開的にけーちゃんとツンデレチックの恋愛。

ちーちゃんと一方的に愛が重い恋愛。

上記を繰り返す感じしか今思いついていないです。


一回、思いついてる完結で閉じてしまったほうがよろしいのかなって。

二部をやるなら登場人物を増やす予定ではあります。

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