第9話 けーちゃんは恥ずかしがりやさん!

「おはよう。ちーちゃん」


「おはよう!今日もいい天気だね!」


快晴だった。

いやに、太陽が気にかかる。

雲一つない。


ニコニコしている、ちーちゃん。

きっとこいつは7時45分以前に来ていたのだろうが言わない。突っ込まない。

俺に実害ないから。もう勝手にしてくれって感じ。


「そうだ!天然水あるけどいる?」


「いただく。ありがとう」


ちーちゃんからもらった天然水を開ける


ゴクッ

舌を通り喉を通り、乾燥している喉を潤す。


おいしい。

水おいしい。

この世界にこれよりおいしいものが存在するのだろうか。

朝はこれ飲まないとやる気でないんだよな。


そんなちょっと危ないものでも嗜んでいるかのような思考をしながら歩く。


こいつストーキングする癖に。

何気に尽くす系女子なのかな。

だったとしても付き合う気はないが


学校に到着。靴を履き替える。

クラスまで歩く。


「じゃあちーちゃんまたね」


「はい!またね!授業がんばりましょー!」


ちーちゃんはストーキングする以外は困らせてこないな。

ストーキングしちゃだめだけどね。

俺以外にやったら捕まっちゃうよ。


クラスのドアを開ける。


「おはよう」


「うっす!うっす!」

「ゆーくんおはよー」

「やっほーゆーくん」


顔の前に手をかざす。


ブオンッ!!


空気を切り裂く音がした。


パンッッ!!


俺の手から破裂音が鳴る。


「けーちゃんおはよう」


「……///」


今日は放置してると何回も蹴られそうだったから受け止めてしまった。

けーちゃんの下着は白と。


「おはよう」


「………………おはようゆーくん///」


きっと家に帰った後悶絶したりしたのだろう。知らんけど。

照れ隠しにハイキックがすぐ来るだろうことは考えていた。

もう、恥ずかしがりやなんだからぁー。

こんなこと言ったら無理に逆足で、

ドロップキックでもしてきそうだから言わないけど。


俺は手を放す。

追加のキックはないようだ。

……ちょっといたずらするか。


いたずら心が沸いた俺。

席に向かわず、けーちゃんに1歩近づいた。


「……えっ///」


手を握って顔を近づける。


ちゅっ


「えっ!ゆーくん!今キスした!?」

「ゆーくん!けーちゃんと付き合い始めたの!?」

「嘘だ!私もゆーくん好きなのにぃー!」


「してないよ。顔近づけただけ」


「なんだ。キスしたかとおもったのにー」

「迫真の演技ってやつだ!」

「よし、ゆーくんはまだ大丈夫!」


なんか一人おかしい奴いるが。まぁいいや。

けーちゃんの手を放して席に向かう。




その日一日顔を赤くしている女の子がいたとかいないとか。






___

読んでいただきありがとうございます!!


聴いてください!途中まで書いてた下書きが吹っ飛んでしまって書き直しました!!

慰めてくださってもいいんですよ!!←


もう今日は眠いので寝ます!!おやすみなさい!!

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