第4話 ゆーくんけーちゃんと帰宅してみる

「ゆーくん!一緒に帰るわよ!」


けーちゃんがそんなことを言ってきた。

これに乗っかればちーちゃんに関わらなくて済みそうだな。


「OK。帰ろう」


「ふーん。私と帰りたいんだ!」


「そうだな。一緒に帰りたい」


「なッ!」


ブオンッ


照れ隠しの空気音。

空気さんお疲れ様です。

次のモーションに入る前に、

趣向を凝らして前に出てみる。


「え、えっ!なに!なに!」


「帰ろうか」


至近距離すぎてハイキックできないらしい。

顔を真っ赤にしている。血液の流れが活発の模様。


コクッ

音にするとこんな感じだろうか?

けーちゃんがうなずくのを確認し、腕をつかんで歩き出す。


「……あぅ///」


「なんであの二人付き合ってないんだろうね」

「ゆーくんとけーちゃんお似合いだけどね」

「けーちゃんゆーくん以外の人と付き合ったら

相手の人が帰らぬ人になっちゃうしね」


なんかいろいろと聞こえるが気にしない。

俺は縛られるのが嫌いだ。

恋人だから特別に扱って等俺にはできない。

連絡を頻繁にするなどもってのほかだ。

スマホいじるのもだるい。


俺は以前助けたことがある女と付き合ったことがある。

しかし俺のほうが耐えられなかった。

メッセージの返信考えるだけで頭痛くなってくる。

結局返信しないで寝ることもざら。


そんな俺が恋愛できるわけがないだろう?

長所:人助けをすること

短所:人との仲を深められないこと

って感じか?

困ってるのを助けてもらってよかったで終わってくれればいいのに。

ただのつり橋効果じゃないですかねぇ?


ていうかけーちゃん静かすぎないか?


「……ぅぅ///」


俺からのボディタッチに弱すぎないか?

楽でいいけど。


「あ」


ちょっと待って。

今カーブミラーにちーちゃん見えたんだけど。怖。

本当にあった怖い話じゃん。

着けてきてんのかぁーだるいなぁー。


「けーちゃん。うち寄らない?」


「……え、どういう意味!それってどういう意味!」


「どうもこうも、うち来ておしゃべりでもしようよ」


彼女いるていにしたらあきらめるでしょ作戦!どんどんぱふぱふ!


コクッ


よっしゃ俺には頷いているように見えたから万事OK。

コンビニ行って食べ物と天然水買うか。


「じゃあコンビニ行って、食料とか天然水補充しようか」


けーちゃんをひっぱりながら歩いていく。


……写メ取ってるよ。こえー。


___

読んでいただいてありがとうございます!

今回意外と時間がかかりました。

1時間ほどですかね。

考えながら入力するの結構大変ですね。

ただ評価いただけたのでうれしくてドキドキしてしまいました!

なので夜中にも関わらずもう一話書いてみました!

評価してもらえるのめちゃくちゃうれしいので。

是非是非お願いします!

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