第6話 友達はブスⅢ

「聞いて! ねぇ聞いて! メロン! メロンって!」


テンションが高いメロン。

見てて、不快になるレベルだ。

若干、吐き気もするレベル。

自室のベットの上でぴょんぴょん跳ねる。跳ねる度におっぱいが弾む弾む。

屋台の出店に良くあるアレだ。

ヨーヨーだ。

水を少量入れ、輪ゴムが付いてあって、指を通してビョーンビョーンっとするアレだ。

何が楽しいか分からないヨーヨーを想起させても、気分はとても不快だ。


私は、小学生の頃からお祭りに行くと高確率で痴漢に遭遇するからだ。

お祭りの記憶は、毛深い大人の腕が私の身体を弄った記憶だ。


今だったら、快楽に落ちる事も出来たかもしれないけど、トイレの裏に引っ張られた時は人生終わった。

ここで鮮血を散らして、処女喪失と覚悟をした。


「ねぇー聞いて」

「あーごめんごめん。なんだっけ? デブは遺伝子だっけ!?」

「違うしー。ちょーウケる。ウケマル水産御膳でござるだよ」


キャハキャハとJKらしい会話をする私たち。

全く、トークが進まないけど。


続く。

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