第5話「貧乏神」


姉の命令で、六月灯ろっがっどうという、祭りで「焼きそば」を


ダメ人間としているのだが――「人が来ない」


しかも、なぜか、--よろけた浴衣姿の人間が、「商品」を倒したりしている

そのほかにもいろいろ


「あーもーあっち行ってロ「貧乏神」」


ーー彼は、そういって、、、仲間を追い出す――とたんに忙しくなる


ーー術の勉強をしなければ、誰も救えないー「向島闇街むこうじまやみか

にとって「祟り」はこのみをむしばむーー呪いに他ならない


ーーダカら、「中学生」でありながら、「南九州支部」の「呪術協会」に入った


ーーそれはいい、今、高速でお好み焼きを作ってる、それはいい

だがなぜだろうーー友人のほうが、うまいのに、心を込めて作ったのに

「彼」に変わったとたんーー売り上げが一気に出るのは


(やっぱりあいつ「貧乏神」に呪われてる)



「ひひひひひ、いいにおいがするのう」、おばあさんが来る、(死霊か)


ーーさすがに、「呪術協会」に属していれば、それくらいわかる

浴衣姿の男性の腕を、「死霊」はかじる


「えーー」


消えるーーいや、消えたんではないーーとりこんだんだ

「きゃーーー」絶叫が上がる


「「腕が、俺の腕がああああああ」


ーーいや、男性というか、少年といっていい年頃の男の子だ

「いたーイ、いたーい、助けてママー」


「すいません、大丈夫ですか」

---男の子に駆け寄るーー同僚手製のお札を張る


「ひひひひひ、金が目当てじゃろ?

金はいいよなぁーーなんでも、うまいものが食えて、何でも欲しいものが買えて

ひひひひひひひ、子供を殺してーー生活費を奪えばーー全部儂のもんじゃ」


耳元で声がするーー「ひひひひひ、この子供は明日中に死ぬ

儂を捕まえてみろ「術者」


それよりも――止血が先だーーだが、少年は立ち上がる

口から泡を吹き、倒れそうだ


ーー花輪が腕を占めるーー「水連」が、能力で花輪を出したのだ

ーー紅葉苺きいちごの草の部分や、はこべ、を何重にも重ねーー束ねる


「腕」の概念と「全身」の概念の合成ーー接着


「早く言って」


ーーこれで、あのおばあさんを、追える

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