2023年

《2023書き初め》祝50話目&カクヨムコン2022短編振り返り(ネタバレなし、自作語り注意)

 新年一回目の更新になります。

 そして、な ん と、このエッセイは今回で、

 50話目です!!

 エッセイを始めた時は50話目まで更新すると思ってなかったので、ビックリしています。

 いつも読んでくださる方々、本当にありがとうございます。皆さんのお陰で続けられているところが大きいです。これからも中身のないエッセイではございますが、お付き合い下さると幸いです。


 ここからは本題です。3年前もカクヨムコン作品の振り返りをしたので、今回のカクヨムコン作品も振り返りをします。

 このエッセイは私の作品を読んだことのない方でも読めるようにしたい。という思いがあるので、今回も大きなネタバレはなしで話します。

 興味ない方は読まずに飛ばしていただいても構いません。それでは、始めます。



『夜明けの花が咲く年に、災厄の娘は涙を流した。』

https://kakuyomu.jp/works/16817330651498121716


【あらすじ】

 その国には災厄の娘がいる。彼女が泣けば天は荒れ、地が揺れる。彼女が負の感情を抱けば、国に災厄がもたらされる。

 彼女は外に出られないから、外の世界、外の国の話を求めた。そんな彼女に、男の旅人は、ある国に咲く花の話を始める。



 話ごとのpvから見ていきます(2023/01/27時点)。44pv→31pv→31pv、今のところ、物語の途中離脱率は低めの様子なので、ひとまず良かったです。


 カクヨムコンに一作だけでも参加したかったのと、以前から参加したいと思っている自主企画もあり、書いた作品です。その企画は「指定された質問文と、それに対する答えを考えて必ず入れる」というもの。

 お題を見た時から、ぼんやりどんな話を書くのか考えてはいたのでそれを書くことに。結果として、自主企画のお題を物語の中に自然に入れられたと思っているので、そこは上手くいって良かったなと。

 今回はノープロットで短編を書いています。脳内に、簡単な話の流れのみがありました。


 結論として、個人的には、1万字ほどの短編をノープロットで書くのはキツかったです。やるとしたら5000字以下の短編までかなと。

 やはり文字数が多いとその分、物語の流れの管理や文章の調整が難しい。

 簡易的な話の流れや設定を、実際にメモするくらいは必要な気がしました。最後はひたすら文字数制限と戦いましたし(カクヨムコン短編は1万字までの制限あり)。

 それに、話の分量が偏ってしまったんです。どういうことかと言いますと、話数を分割して投稿したのですが、

 ・1話目 約1160文字

 ・2話目 約4900文字

 ・3話目 約3900文字

 2話目の比重が想定より多くなり、読みにくい量になってしまったなと。1話目が少なめなので、2話目が尚更多く感じられ、読み手の方はさらに読みにくいかもしれません。

 でも、話の区切りとしてはこの3つが最適なんです(私の考えとしては)。区切りを取るか、読みやすさをとるか。web小説故の悩みですね。


 2話目が長くなった要因は、ファンタジー的な風景の描写が入ったため。不思議な花のお話。

 その場で思いつくまま描写を書いたので、なぜ花の色をそれにしたのか、なぜ花が咲く期間をこれにしたのか、作者なのによく覚えてません。

 当初の想定になかった不思議な鳥まで出てくる始末です。鳥が出てきたことで、さらに架空の国のある風習の設定も増え……。

 興味を惹く風景にしたくて設定が増えたのですが、そうやって思いつくまま書いた結果、文字数が伸びました。

 風景の設定だけでも、事前に設定を考えて書いておくべきでした。深く反省しています。

 架空の風習の設定は回り回って、物語に良い彩りを与えてはくれたので、思いつきも悪い点ばかりではないのですが、起承転結の面で見ても、転結が少し短めになったような。やっぱり、2話目が間延びした気がします。


 また、今回ある挑戦をしました(自分で自分の首を絞めるパターン)。

 一切、カタカナの外来語を使っていません。

 これまでも、登場人物にはできるだけ外来語を言わせず、地の文では少し使うというのはしていたのですが、今回は本当になし。

 書き途中の和風長編でも外来語は使えないので、自然とその流れでこの方向性になった気がします。

 例をあげると、

 「ドレッシング」→「野菜にかける調味料」、「ポット」→「茶器」みたいな。

 止めようかなって、5回くらい思いました。ドレッシングの例のように、外来語を使うより文字数も増えぎみになるので、おすすめはしません。

 これのせいで、1話冒頭が若干読みにくくなっています。個人的には、カタカナがあった方がリズムが生まれて読みやすい気がします。

 仕方ないので、登場人物の一人にカタカナの名前を付けました(文字数かかるので、名付けないことも視野に入れてました)。


 タイトルは『災厄の娘は涙を流した。』は決めて書き出し、書き終わってから、何か付け足したいと思い今の形に。

 一応、読み終わったらタイトルの意味がわかる系ですが、このタイトル、見た時に他の方がどう感じるのか気になっています。興味を惹かれるものになっているのかどうか、いまいち自信がありません。



 以上、他にも書きたいことがありますがここまで。久しぶりに書いた短編だけに、反省点が多めです(10ヶ月ぶりに短編を書いたらしいです)。

 ただ、読んで下さった方の反応を見ていると、楽しんでいただけたようなので良かったなと安心しています。

 何より、9000作近い短編部門参加作品の中から、拙作を読んでいただけたことが本当に嬉しいです。

 そう、現時点で短編部門参加作品は、9000作を超えています。最終的には、もしかしたら1万超えるのではと思っています。カクヨムコンは本当に凄いですね……。


 私は期間中、出来る限り、他の方の短編やエッセイのヨムヨムを頑張るつもりです。

 では、これにて。ありがとうございました!


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