主人公への理解度を上げる&書いてみて初めて気づくこと

 今年も残すは後1ヶ月と少しとなりましたね。

 のんびり書いている長編ですが、最近、プロット書いた頃の自分が恨めしくなりました。バトルシーンがあまり得意ではないのですが、今回の長編はバトルシーンが少しあります。

 で、今書いている箇所から後のシーンのプロットを読み直していたところ、こう書いてあったんですよ。

「バトルシーンがんばって!!」(具体的な描写の説明はなし)

 ……過去の自分は未来の自分に、全てを投げたようです。お蔭でどう書こうかと悩んでます。どうしてくれるんだ、過去の自分。ちょっと現在の私と話そうぜ。



 ……という話は置いておいて。以前思ったように執筆が進まないと言いましたね。なんというか、何かが引っかかっている感覚が最近までありました。

 それが何なのか考えていたところ、和風異世界であること以外に、あることが思い当たりました。

 どうやら、主人公への理解が足りていなかったようです。

 どういうことかというと、主人公の考えや心情とか、その辺り私がよく理解できていなかったなと。

 今回の主人公は少し変わった立場にあり、それにより周りから距離を置かれています。そんな中で成長した主人公が、どういう考えの持ち主となり、どうしてそのような行動に至るのか、そこに対しての理解が足りませんでした。私から主人公への解像度が低かった、とも言えるかもしれません。

 ということで、改めて主人公について考え直して、それまで書いていたところを見直して、主人公の思考と心情の猫写を直し……どうにか納得の行く形に整えることができました。それまで抱えていた違和感が減った気がします。引っ掛かりがなくなったので、少し書きやすくもなったかも。

 今回は主人公に焦点を当てた視点で書いているので、主人公への理解が少ないと、どうしても上手く行きませんね。


 ちなみに、どうしてこのことに気づいたかというと、

 ある登場人物が主人公に対して、どうしてそのような行動をとるのか聞いて、主人公が自分の気持ちを語るシーンがあるんですね。

 プロット通りに書くと、どうしても何か違う気がして。それが改めて考え直すきっかけになりました。

 つまり、面白いことに「主人公が自分の心情に気づいて語る」シーンを書くことを通し、ようやく「私も主人公について理解できた」んですよね。

 変な話ですが、こういう風に書いてみて初めて気づくことは結構多い気がします。後から見返して、書いた時は意図してなかったけど、この部分は伏線になってるんだなと気づくことさえあります。


 よく、物語のキャラクターが生きていて、作者の予想外に動くことがあると聞きます。

 私はそういうことはありません。でも、今回のように私が意図していないのに伏線として機能する箇所があったり、私が理解できていないことを書いて形にすることで初めて気づく、ということはあります。

 そういうとき私にはある意味、物語自身が生きているように思えます。



 さて、執筆進んでないとエッセイで言いまくっていますが、なんだかんだ一応3万字は超えています(頑張ってる)。無理せず、週末にちょこちょこ書いているという状況なので、そう考えるとそこそこ進んでいると思います。偉い(自分を持ち上げておく)!

 もうすぐカクヨムコンの時期ですが、筆が早い方は1ヶ月や2ヶ月で長編を書けるんですよね。凄いなーと思いつつ、進捗を報告しているノートを眺めております。

 参加される方は無理せず、頑張って下さいね!


 来月は2回更新目指しております。頑張ります。 今回もありがとうございました。

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