バレてもいい伏線とバレてほしくない伏線

 さて、気づけばもう10月末。ハロウィンですね。ちなみにここ数回、エッセイを書こうと思いつつ時間が経ってしまい、月末更新になるのを繰り返しています。今月も例に漏れず。多分来月もギリギリの更新になることでしょう……。


 さて、相変わらず新作はのろのろ書いてます。

 そもそも久しぶりに長編を書いているせいで、地の文を書くのが下手になっている気がします。

 少し進んでは読み返し、地の文を直す。また少し進んでから修正する。を繰り返してます。地の文を気にせずに書き進めば良いんですけど、どうしても気になるんですよね……。



 それで、今回の表題についてですが、今書いている物語には「実は〇〇」みたいな設定がいくつかあります。

 そして、新作を書いている内に、バレてもいい伏線と(できたら)バレてほしくない伏線があることに気づきました。

 伏線のうち、とある設定に関する伏線は別にバレてもいいなと思っているんですよ。なんというか、読む側になった時にその伏線(と設定)が分かっていたほうが、今後の展開がより気になるのではないかと思うんです。

 まあ、あまりにわかりやすい伏線にすると、なんで登場人物たちはこのことに気づかないのだろう?となってしまうのでほどほどにしています。読み手にはバレていいけど、登場人物にはバレてほしくない伏線ということですね。


 一方、バレてほしくない伏線。これもこれで、大変です。バレてほしくないからと伏線をあまり書かなかったり、曖昧にしすぎたりしていると「実は〇〇」と言われても、読み手の方は納得できませんよね。

 かと言ってあからさまに書くと、面白さが半減するでしょうから、頭を抱えながら書いています。

 個人的に、物語を書く上で伏線を張ることが一番頭を使う気がします。読み返す時も伏線は重点的に確認しがちです。


 そういえば以前、今書いている作品は連載するかどうかは考えていない、完成させることを目標にしていると言ったかと思います。もちろん、今でもその考えは変わっていません。

 しかし、小説である以上、誰かが読むことを想定して書いています。なので、常に、読み方のことを考えているつもりです。

 今回の伏線についても同様ですし、伏線については特に読み手の方を考えないといけないと思っています。私は最初から何もかも知っているわけですが、読む方は違うわけで。

 違和感なく、曖昧にしすぎず、真実が明らかになった時にあれは伏線だったのかと思い出す。

 一応、それが私の目指す伏線の張り方なのかなと思います(目指す通りに書けないからこそ悩むわけですが)。


 というわけで、丁度いい長さになったかと思いますので、この辺りで締めとします。ありがとうございました。寒くなってきましたから、皆さんお体にはお気をつけ下さいね。それではー。


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