キャラの個性をどう出すのか――一人称と口調

 新年度に入りました。令和ももう四年度まで来たんですよね。早いものです。

 ところで、皆さん。


     プロット終わりました!!


 本当は先月中に終わりたかったのですが、結果として4月3日に書き上がりました。ちょっと惜しかったですね。

 いや、ラストシーンに悩みに悩みまくり、ひとまずどうにか終わらせることにしましたが……あれでいいのかどうか。今回の物語は本当に難しかったですね。


 プロットはこのまま少し寝かせるつもりです。というのも、早速変えたいところも出てきてますし、やはり時間をおいて読み返したら、さらに気になってくる点もあると思うので。

 プロットの時点で直せるところは直しておきたいところですし、本文を実際に書くところまで行くのかどうか、まだまだわかりませんね。



 で、近況はともかく表題の話について。

 キャラの一人称って色々ありますよね。

 私、泡沫は、このエッセイ含め、カクヨムでは基本的に「私」を使用して話していますが、これが例えば「僕」になったり「アタシ」になったりすると、私に対する印象が少しは変わるはずです。


 思いつく限りの一人称を挙げてみると、


 私、僕、俺、あたし、わたくし、あたくし、〇〇(キャラの名前)、自分、吾輩、拙者、それがし、われ、わし、ウチ、おい、俺様、


 これに加えて、同じ「私」でも「わたし」「ワタシ」など、表記違いも入れるとなかなかすごい数です。


 キャラの個性や性格を表すために、キャラごとにそれぞれが使用する一人称と二人称を事前に設定してから書いています。あとついでに口調とかも。

 絵と比べると、キャラの見た目がわかりにくい小説では、口調や一人称でキャラの性格を立てるのも一つの方法なのかな、とも思ったり。


 登場人物全体でできるだけ、口調や一人称が偏らないようにします。

 これはできるだけ、台詞を書いただけでもどのキャラの台詞なのかわかるようにすると、本文書くときに自分が楽だからというのもあります。

(執筆において、少しでも楽になるようにするのは個人的に大切な点です)

 もちろん、現代日本が舞台の物語だと、リアルな表現を意識すると、「我」とか「拙者」のような一人称は使いにくいので、キャラに使わせる人称が偏りがちになる時はあります。

 丁寧語は目上の人と話す時には用いますし、口調も必ずしも固定できるわけではないので、できる限りでキャラの個性を出すという感じでしょうか。

 使わせる言葉も、難しい表現や言い回しが使えるのかどうかは、キャラの年齢などに左右されるのかなと思います。


 個人的には、いつもは丁寧語なキャラが焦ると地の砕けた口調が出るとか、親しい相手にだけ口調が砕けるとかが好きでしてね。

 あと、二人称で「君」や「あなた」を使っている人が、親しい友人とかにだけ「お前」になるとかも好きですね。以前、実際にこういうキャラを書きました。

 そういう、細かな台詞の変化を書くのが本当に好きなんですよ。今回のプロットにも入れています。

 たぶん、そういう細かいところも書いてるから、プロット書くのが遅いんですよね……。



 とりあえず、しばらくはのんびりしようかなと。

 ということで、エッセイの連載頻度をあげようかと思っていたのですが、気になる自主企画を見つけてしまい、詩集の連載を始めてしまったので、エッセイは従来どおり月一回更新になりそうです。


 そんな感じで相変わらずマイペースな更新になりますが、こちらのエッセイ引き続きお願いします。読んでくださりありがとうございます。


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