苦手な表現を楽しむ、書くということ。
11月になり、今年も残り一ヶ月と少しとなりましたね。
何についてエッセイを書くか悩んだ結果、今回は苦手な表現について書くことにしました。
カクヨムには「セルフレイティング」という機能がありますが、この内「残酷描写」と「暴力描写」、いわゆるグロテスクな表現が私は少し苦手だったりします。
小説もそうですが、漫画やアニメを見たり、ゲームをする際も気をつけています。描写がどの程度なのかできる限り調べてみて、無理そうなら断念します。
作品を投稿する時に、カクヨムではR15程度からセルフレイティングするようにとのことですが、グロテスクな表現が苦手な方もいらっしゃると自分のこと含めてわかっているので、厳しめにレイティング表示をつけることにしています。
ただ、書く側となった時に苦手表現を書くことを避けているかと言われると少し違う気もします。書くからにはある程度リアルな表現をしたいと思っているので。避けすぎても違和感があるでしょうし。
以前だと例えば、
「手首からは血が滴り落ちている。手袋の中に血が溜まり始めているのか、生ぬるさを右手に感じていた」
「隙をつかれて刺された男は、苦痛に顔を歪めながら地面に倒れていく。軋むような音をたてて、雪がその体を受け止めた。じわりじわりと、男の服が赤色に染まる」
という感じで、描写を抑えつつも暴力的な表現を書いています。このくらいの塩梅が丁度いいのではないかと。
読む時と書く時では、苦手な描写に対する姿勢がちょっと違うということになりますね。
これと関連してもう一つ。
書き手としては、色んな作品に触れていた方が良いとも思うのです。なので、苦手な描写があるとわかっていて、その作品に触れることもあります。
そんな中で最近思い出すのは、今年完結した『進撃の巨人』ですね。巨人を倒す漫画ですので、それなりにグロテスクな表現があります。
そのため読んだことがなかったのですが、今年に入り、この作品のファンである知人から読んでくれと強く押され、読むことに。
読んでみてグロいなと思うシーンが何度もありましたが、読了してなぜ人気の作品なのかわかりましたし、伏線の張り方や回収など個人的には学びになることもありました。結果として、読んで良かったのではないかと。
ゲー厶の方でも、苦手な表現がある作品をプレイして、良い作品に出会えたと思えたことが何度かあります。
こういったこともあるので、これからも無理のない範囲で苦手な描写のある作品にも、触れていけたらなと思ってます。
それでは。来月はついに12月。どんどん寒くなっていくと思いますが、皆さんも体調にはお気をつけを。今回もありがとうございました!
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