「書く」と「描く」

 気づけば七月も半ばを過ぎました。時間の流れが早くてびっくりしてます。

 さて、最近の私はどうも書く気が起こりません。

 今忙しいので、時間があまりとれないというのもあるのですが、なんというか、そもそもプロットとか設定とか、そういうものも書く気になりません。書くことに対して気分がのらないんですね。


 こんな調子のせいか、最近は「描く」、つまり絵を描くことが以前より多くなり、書く時間がそちらに当てられつつあります。小説も書きますが、絵を描くのも一応趣味だったりします。

 私の場合、絵を描くのは完全にアナログ。下絵から色塗りまで手作業です。

 絵はキャラ絵が多いです、オリジナルキャラとか版権絵とか。背景や風景は全然描けません。

 絵を見ることも最近は多くなっています。今は検索したら、すぐに色んな方の絵が見れますから。小説もそうですけれど、絵も上手い方が世の中にはいっぱいいますね。見てるだけで楽しいです。

 私は色を塗るのが好きなのですが、以前私の短編に「色鮮やかに感じる」といった感じのコメントをいただいたことがあって。

 もしかして、色を塗ることが好きなのが文章に出ているのかなと驚きました。言われてみれば、色の表現を情景描写に入れることが多い気がします。

 でも、「書く」ことに、色ばかり取り入れるのも表現としては良くないのではとも思いまして。色って、全員が同じように見えるとは限らないものですから。

 なので、最近書いた作品では、色彩の描写をできる限り省いたつもりです。上手くいったかは置いておいて、良い経験ができたかなと思っています。


 文章を書くことも絵を描くことも、自分の頭の中にあるイメージを「かく」ということに変わりはありませんが、絵を見たときと文章を見たときの印象は全然違うわけで。

 絵だと自分の伝えたいものを具体的に表せますが、文章だと見る人によって浮かぶイメージが違う。

 文章の難しさってここにあると思うんですよね。いかにわかりやすく、いかに伝えたいイメージを文に起こすか。毎回毎回頭を捻ります。

 ただ、個人的には、むしろ、読む人によって思い浮かべるイメージが異なるからこそ、小説っておもしろいかなとも感じます。

 どちらの「かく」も難しくまだまだ拙いですが、気ままに続けていきたいですね。


 さて、ここまで二つの「かく」について話しましたが、現在、エッセイの文を書くのも少し辛い状況です。

 そのためこの状態が続くようなら、もしかしたら来月は一回だけの更新になるかもしれません……。申し訳ないです。

 今回も読んで下さりありがとうございました!


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