情景描写の方が苦手です。

 ギリギリ、月一更新に間に合いました。少しずつ寒くなってきましたが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

 カクヨムコンも少しずつ近づいてきましたね。今年はどんでん返し部門という変わった部門もあって、一体どんな作品が応募されるのか個人的に少し興味があります。

 今年は基本としてコンテストの参加できませんが、これを読んでいる方で参加される方は、ぜひ頑張ってくださいね。


 さて、小説を書く気がなくなってからしばらくたち、執筆への気持ちは戻りつつあります。ということで、小説を書く時間は相変わらずとれないのですが、今後に向けて自分の苦手な点を考えたりしています。


 心理描写と情景描写だと、私はどちらかというと情景描写のほうが苦手です。

 なんというか、風景を書く時に「のような」「のように」と比喩を使ってしまいがちになる癖があります。過去作から出すとこんな感じ。



「日が落ちかけた空は、青からオレンジへと塗り変わりつつある。まるで、絵の具を水で伸ばしたか、青色は夕日に近くなるにつれ薄くなり、夕日の色に染まっていく」


「月明かりのない夜空暗く見え、上から見ていると吸い込まれていく錯覚を覚える」



 情景描写の一部分でこの表現を使うのは良いと思うのですが、後者の例のように「のような」が続いたらどうでしょうか。少ししつこい気がします。

 つい使ってしまうのが自分の悪い点だと思っているので、最近の作品では情景描写する時には使いすぎないように気をつけてます。

 表現としても、幅があった方が良いとは思うので、擬人法っぽく情景描写してみたりもしましたが……。



「先ほどまで地面に叩きつけるように強く降っていた雪は、疲れてきたのかすっかり弱くなっている」



 この例は上手くいったかどうか、結果としてよくわからないんですよね……。普通に書く方が良さそうです。結局「ように」を文中で使ってますし。


 以前、魔法を用いた儀式のシーンというのを書く時に、プロットでは後から書く時に考えようと思って(その時考えるのが面倒だった)、儀式のシーンを端折って書いたんですね。後の自分に、情景描写を丸投げしたわけです。

 結果として、実際にそのシーンを書く時に非常に困りました。プロットを書いた時の自分を恨んだ覚えがあります。

 現実にある風景なら、自分が見たことのある景色を思い返したり、似た場所の写真を見たりして、描写できるのですが、ファンタジー世界の描写って、見たことのない景色を書かないといけないことがあるので、本当に苦労します。

 で、個人的にファンタジー世界の描写をする時に比喩表現を使いがちになります。現実の何かに似た景色です、と書いたら異世界の光景でも伝わりやすいからですね。でも「のような」を使いすぎると良くないわけで。


 ということで、情景描写はやっぱり苦手です。上手い方は本当に情景描写がお上手なので、すばらしいなと読むたびに感心します。

 しばらく小説書いてないので、情景描写が更に下手になってないか不安ですね……。頭の中でいいから、練習してみようかな。結局練習あるのみ、のようです。



 今回は情景描写の話だったので、次は心理描写の話をしたいですが、そこはエッセイ書く時の気分によるので違う話題について書くかもしれません。

 ということで、ここまでありがとうございました。

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