第61話 『国王と一緒に食事』
俺とユリアナはエンジェルと執事のネルソンさんを送り出した後、食事をする為にホテル、ナテラスの一階のレストランに行くとチャーリー国王とエリザベス王妃が仲良く食事をしている所に丁度でくわした。
そして執事のノーマンさんが給仕をしているみたいだ。
エリザベス王妃は既に渡したティアラとネックレスを付けていた。
「エリザベス王妃様その宝石良くお似合いですよ」
とユリアナが声を掛けると
「このような素晴らしい宝石は今まで見た事もありませんわ。本当に素敵な宝石ですこと。付けているだけでうっとりしますわ」
と超~ゴキゲンなエリザベス王妃
チャーリー国王も
「ユリアナ姫久しぶりだし一緒に食事でもしないか」
と提案してくれる。
「貴方そうですね。久しぶりにお会い出来た事ですし、宝石のお話をもっとお聞きしたいですわ」
とエリザベス王妃からもお誘いがかかり、執事のノーマンさんが椅子を一つ用意しユリアナを座らせてくれる。
メニューを聞かれたので俺は
「お構いなく」
と言って2人分の2首龍のアツアツ出来立てステーキ肉とアツアツスープを取り出してユリアナと食事を始めた。
突然何も無い所から出てきた食事に3人はビックリ
しかも見た事のない焼き立てのステーキ肉
早速チャーリー国王が
「それはなんという肉じゃ?」
と食いついてきた。
空かさずユリアナが
「キリスが仕留めてきたS級魔獣の最高級のステーキ肉ですよ?」
と言ったので
俺も
「お食べになりますか?」
と聞いてみると
「有るのならば儂にもくれないか」
とチャーリー国王が言ってきたので、2人分の2首龍のステーキ肉を取り出して2人の前に並べると即効で切り分けて口に入れている
「お~何という柔らかくて美味しい肉じゃ。今までこんな肉は食べた事無いぞ」
と涙を流しそうなくらい感動しているチャーリー国王
「そうですね。凄く美味しいでわ貴方」
とエリザベス王妃も絶賛されたので2首龍の1首5メートル近くの首を2メートルほど切り分けて執事のノーマンさんに渡しておいた。
ユリアナと国王夫妻、そして執事のノーマンさんは10年前の惨事の事を思い出し互いにその時の思い出を懐かしそうに話し合っていた。
こう見るとユリアナと国王夫妻は相当仲が良さそうな感じがする。
そして俺達は13時前、午後の部のオークションの為、オークション会場に移動した。
つづく・・・
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