第48話 『お約束は守られる!!やっぱりでました宝石泥棒』

侍女40人に俺は次々に抱かれその度に2つの豊満な双丘に顔を埋められ窒息死寸前になっていた俺

40人!!

40人の胸に俺はあやうく殺される寸前だったんだ!!

あのダルーク森林でエルドザランを狩った時たまたま見つけたフルーツを目いっぱい異空間収納にぶち込んで帰ってきた俺は不注意にも休憩をしていた侍女にカットして振る舞っちゃったもんな~

『食べれる事は解っていたんだ!!』

群がる蟻のようにカットした果物に侍女達が群がっていっちゃった後、侍女達がとろ~んとした目で俺を見ているのに気が付いた時には遅かった。

先に鑑定しとくべきだったんだ!!

まさか・・『Virtual reality world』のゲームの中の設定がそのまま引き継がれてたなんて思いもしなかったぜ!!

『恋愛成就の果実』


別名


『LOVE FRUITS』


効果:食べさせた相手を恋に落とす

『Virtual reality world』のゲームの中の設定では

女の子はこの果物を食べると夢見る少女のように食べさせてくれた相手に一生焼けるような恋心を抱かせる・・・


そういやユリアナも食べたよな~

『俺の母親だから大丈夫だよな?』


今は・・・

俺を真ん中に

俺の左側にくじ引きで40人の侍女の内で1人当たりを引いた侍女のリナ・ロンド14歳

俺の現世じゃまだ中学生なんだよな~

ストレイア公爵家の侍女は美人じゃないと雇わないのか?

全員超美人ばかりなんだが・・


右側にユリアナが眠っている

ユリアナは・・


『もう爆睡中だなこりゃ~』

昨日俺を産んでから、すっと俺の傍で一晩中『宝石のダンジョン』に潜って攻略してたんだもんな。

ダンジョンを攻略して出てきてからも攻略祭の準備と実行手伝って今やっと2日ぶりに眠れるようになったんだから・・仕方ないだろうな!!


それにしても

リナ!!

お前俺を抱き枕と間違えてないか?

俺を抱き締めて・・・


段々と俺!!


下に・・・


おい!!

リナ!!

俺を股の間に挟むんじゃねえ~~!!

おい!!


俺の顔をあそこに擦りるけて自慰するんじゃね~~!!


・・・


・・・


「あ・・」


「ああ・」


「ああああ・・」


・・・・


「死ぬ!!死ぬ!死ぬ!~~~!!」


ああ~逝っちまいやがった・・

俺を自慰の道具にすんじゃね~~


『おまけに自分一人で気持ち良く逝きやがって』

俺は初めて女の子が逝く瞬間見たんだぞ!!

お蔭で俺はリナと違って天国へ逝く所だったんだぞ


お前のお股で絞め殺されるかと思ったぜ!!


「ゴトッ」


っと天井裏のほうから音がしたぞ!!

俺はリナの股の間から抜け出してリナの口を手で塞ぐ


「むぐっ」


「静かにしてくれリナ」

と俺は釘を刺す!!

恐怖に今にもリナが悲鳴を上げそうだったからだ!!

天井の板が外されて泥棒が今天井から縄を伝って降りてきている最中なのだ。


『何故この部屋に?』

そうしごく当然の疑問だ!!


俺は餌を撒いていたのだ!!


『超特大の餌』


部屋の中央には高さ5メートル天井ぎりぎりに着く高さ

長さ10メートルのダイヤモンドの龍


『宝石のダンジョン』20階層に出てくる小型の宝石ドラゴンだ

40階層を超えた所で出てくる高さ50メートル長さ300メートル級の大型ドラゴンほどじゃない!!

そんな者この部屋には入りきらないからな!!


20階層で出る小型のダイヤモンドドラゴンでも売れば白金貨1000万枚はするだろう。

そんなヨダレも出るようなお宝がこの部屋に鎮座してるんだ!!

今日の攻略祭で俺達が『宝石のダンジョン』を攻略してお宝をたんまりと持ってる事はわかってるんだろう。


でもどうやってこんなデカい物持って帰るんだろうな?

普通のアイテムバックじゃ入らないぜ?

こんなデカイ物入るアイテムバックなんて超~高価だからな。

こんな大きなものが入るアイテムバックなら金貨100万枚以上はするだろうな。


天井裏から縄を伝って降りてきた男は40近くのやせ型の男

ダンジョンとかに潜っている冒険者?それとも泥棒を専門にしている奴?


奴はアイテムバックを起動して一気に入れようとしているが・・・


「くそデカ過ぎる。アイテムバックに入らねえほどとは驚いたぜ!!しっかしこんなお宝を目の前にして指を加えていなきゃならねえなんて悔しいぜ、少しだけでも割って取って帰るか」


そんな独り言を言っている。


俺に口を塞がれたリナは俺のお腹を見て目を見開いて驚いている。

そう俺の体の中から球ちゃんがでてこようとしてるんだから


『それは驚くよな!!俺の体よりも大きい球が俺の体から出てきてるんだ!!』


だが・・当然宝石泥棒も気づくさ


真っ暗だった部屋が一瞬で目の眩むような光に部屋が覆われる

あの50階層目のボス部屋でみた輝きそのままだもんな


直径1メートルの球ちゃん

それが猛烈な光を発して輝いてるんだ。

目を開けていられない眩しさ


「バリバリバリバリーーー」


雷撃が一瞬で宝石泥棒を直撃


「プスッ・プスッ・プスッ」


球ちゃんの電撃で少し体が焦げたみたいだが死んではいないみたいだ。

一応縛っておくか!!

と異空間収納から捕縛用魔道具を取り出して男に投げつける。


「しゅるしゅるしゅる~~」


っと一瞬で男を漁網状に巻きついてミノムシ状態の泥棒の簀巻きが出来上がる。

宝石泥棒の簀巻きが出来上がると球ちゃんはまた俺の体の中に溶け込んでいった。


ショックから立ち直ったリナが早速

「今のはな・・・何なんですか~」

と驚きの声を上げてくる。


「あ~あれは球ちゃんだぞ」

「球は解ってますって、普通の球じゃ無いですよね?」

「あれは宝石のダンジョンのボス部屋で懐かれてな俺に着いてきたんだ」


「う・・うそおぉお~」


とリナは呆れてものも言えない感じになっていた。

しかし

2人目・・


3人目・・


ともなると

「今度の泥棒さんはあの宝石ドラゴンアイテムバックに入れる事できますかね~?」

などとのたまうようになり・・


5人目ともなると

「球ちゃんえら~~い」

と言って出てきた球ちゃんを撫でるまでになってしまった・・


『人間慣れとは怖いものである』


最終的に朝までに6人の宝石泥棒が入って、全員球ちゃんに電撃によりこんがりと焼かれたのであった。


ユリアナは最後まで起きることは無く

朝めざた一番!!


「えええええええええええええええええ~~コレなに~~~」


と6人の簀巻きにされた宝石泥棒をみて絶叫したのは・・・

愛嬌と言っておこう

『ユリアナ結構可愛いぞそのビックリした顔』


つづく・・・

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