第37話 『40階層目ボス部屋のショボ過ぎるドロップ品』
メモメモ
この小説を読んで頂いている方、何時も私の小説を読んで頂いてありがとうございます。
結愛みりか様のご指摘もあり
タイトルを変更することにしました
新は
『始まりはVRーMMORPGオンライン』
初→始に変更ですね。
最初=初・・
私の最初の異世界小説とこの物語の起こりがMMORPGが最初という事を掛け合わせて『初』という漢字をつかったのですね。
----------------------------------------------------------------
濛濛と上がる爆炎が少しづつ・・・
『薄れてゆく・・・』
だが・・
まだ8首の龍がどうなっているのか?
『殺ったのか?』
『それとも・・』
これで終わっていて欲しい!!
ユリアナなんて今だに放心状態だもんな!!
『ユリアナは30階層目のボスが出すレインボーストーンが欲しくてこの宝石のダンジョンに潜ってきただけだからな』
結局30階層を超えても、戻る方法が無い為に、結局この宝石のダンジョンを攻略するまでは外に出れなくて、仕方なく下の階層を攻略しているにすぎない。
今だ放心状態のユリアナの首には俺が作ったネックレスと、ユリアナの金色の髪には髪飾りが凄く眩しいくらいに光っていて、ユリアナに凄く似合っている。
多分・・ダンジョンを出てこの花の宝石のネックレスと髪飾りを見るものが居れば、きっと美しいユリアナに目を奪われて誰もが一瞬で見惚れてしまうだろう。
『ユリアナも30階層を超えて倒した『宝石の花を使ったネックレスと髪飾り』を凄く気に入っている』
30階層を超えた先に、こんなに綺麗な宝石の花が咲いているとは、俺もユリアナも思っても無かったから嬉しい誤算だ。
この宝石の花を手に入れただけでも来た甲斐があったのかもな。
やっと・・爆炎がはれてきた!!
流石『変態君』だ!!7つ同時に爆発させると流石、変態並みのしぶとさがあるな!!
もう8首の龍が見えてきても良い頃なんだが・・・
今の所、首は再度生えては来ていないよう・・
ゆっくりと・・
ゆっくりと・・・
見えてくる
40階層の部屋・・
そして・・・
8首の龍の首は・・・
『生えてきてない!!』
首の無くなった8首の龍の死体だけが地面に転げていた
首をなくして支える力をなくして足を広げたまま倒れた高さ15メートル程の龍の体
そして首を無くした長さ70メートル近くの龍の体・・・
「なんとか殺したな」
と一息ついて俺は龍の死体を確認して安堵
俺を放心状態で抱いていたユリアナは・・・
・・・・
「魔力頂戴~~~~~」
と俺のくちびるに自分のくちびるを重ねて魔力強奪
『喜ぶより、お前は魔力か~~~どんだけ魔力枯渇してたんだよ~~!!』
俺は心の中で叫ぶのだった。
でも!!
ユリアナ
魔力強奪するの楽しんでないか?
『舌入れてくるのヤメロ~~~!!』
お前みたいな、可愛い奴にこんな事されたら変になっちまう~~~~!!
『何で俺は赤ちゃんの体なんだ~~~今はこの体が恨めしいぞ!!』
あ・・
でも・・・
アリシアに操は立てれるから、これはこれでOKなのか?
アリシア~何処に居るんだ~!!
アリシアを探すにも、この体だし!!
結局ユリアナを頼るしか無いんだよな・・・
『でも俺の貞操が段々と危うく思えてくるのは、気のせいか?』
・・・・
・・・・
5分くらいした頃・
満足したのか
くちびるを放して
「うふぁぁ~~~満タン~満タン~~最高~~~」
とやっと解放された俺
今のユリアナをみて飲み屋で仕事帰りにジョッキー片手に生ビールをあおる中年オヤジを想像したのは俺だけだろうか?
ユリアナの奴肌まで艶艶しやがって・・・
俺から強奪する度に、綺麗に若くなって無いか?
俺から生気まで強奪してるとかじゃ無いよな?な?
『実はサキュバスでした~なんてオチ無いよな?』
ユリアナはやっと、やっつけた龍の体を見上げながら
「強敵だったわよね~」
と15メートルは有る首の無い龍のKらだを見上げて感無量といった感じ
・・・
だが・・
不思議そうにユリアナが龍の死体に視線を固定?
何か有るのか?
それとも見つけたのか?
それとも復活?
俺は恐る恐る・・・
「ユ・リ・ア・ナ?」
と聞くと
「キリス・・あの体から出てこようとしている光る物は何だと思う?」
と俺に聞いてくるユリアナ。
「何か光ってるな」
「そうでしょ!!何かな?赤・青・黄色・緑・茶色・白・黒・・・そして無色透明な光・・あれって・・」
「龍の首と同じ色に光ってるな・・・全部で8つ・・・だな」
そういう内に、龍の体から徐々に染み出てくるように光が各色毎にあつまって収束してゆく。
「眩しい!!」
「目を開けて居られない位ね」
そういいながら目の前に手を翳して少しでも光を遮ろうとしているユリアナ
目を覆いたくなるほどのその光は・・
丸く・・
玉のように・・・
形を変えてゆく・・
大きさは・・大人の『握り拳』程の大きさに光が収束してゆく。
そして完全に空中に出たまん丸の球体となった光の玉は赤・青・黄色・緑・茶色・白・黒・無色透明に眩しく光りながら俺達の周りを回り始めた。
鑑定:
『赤龍の魂』
『青龍の魂』
『黄龍の魂』
『緑龍の魂』
『茶龍の魂』
『白龍の魂』
『黒龍の魂』
『????』
倒した龍の魂らしいが・・・
一つだけ意味不明な物が・・
透明だった龍の首の奴だと思うんだが・・・
「鑑定してみたらあの龍達の魂らしい・・アイテムとして格納してみるぞ」
「やってみてキリス」
俺はそういって異空間収納
「収納できたな・・・」
「ですね・・何に使えるのかしら?ただの宝石の玉だとか・・」
俺はその他の龍の70メートルは有る倒した体も異空間収納
「宝箱でないね・・・あの玉だけ?ここの階層主めちゃめちゃ強敵だったのにドロップ品がこれだけってショボ過ぎない?」
「ダナ~ドロップ品ショボ過ぎだよな~ドロップ品の替わりに、この部屋の眩しく光ってる岩でもきりとってゆかないか?」
と俺が提案すると
「良いわね~あの宝石で今度はブレスレット作って~キリス~~」
と甘えてくるユリアナ
『こいつまるっころ夢見る女の子だな・・』
「とりあえず帰ってからな。今日は切り取るだけきりとって帰ろう」
「は~~い」
と元気に返事をして
「ちゅ」
っとくちにキスをしてくるユリアナ
「おいスキンシップ段々と過激になってないか?」
「少しづつ私好みに変えてあげてるのよ~ん。急にされると嫌でしょ?」
と平然と答えてくるユリアナ
『ユリアナさん・・俺が気づかない内に俺を少しづつ洗脳するつもり・・ですか~~?』
俺はそんな背筋の寒くなるような言葉を払拭するように、光り輝くボス部屋の岩壁をドロップ品の替わりに小山くらいの量を両刃剣を飛ばして切り取るのだった・・・
『有る意味それは正解・・後日王都のオークションで1カラットの大きさのこの宝石の欠片がトンデモナイ値段で落札される事を俺達はまだ知らない』
つづく・・・
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます