第35話 『連携する7つの首』
赤い龍の首が炎を吐き
俺がシールドでその炎を防ぎ
青い龍の首が俺達を飲み込もうと突撃してくるのをユリアナの両刃剣が切断し横の黄色の首も同時に切り飛ばす。
俺は、炎を吐いた赤い龍の首に両刃剣を飛ばし切断
だが・・
緑と茶色と白の龍の首が同時に赤と青と黄色の龍を回復させ瞬時に赤と青と黄色の龍の首が復活
この巨大な龍の体に
7本の龍の首
膨大な魔力量と厄介な回復
どれか一本でも龍の首が残っていれば瞬時に復活してしまえる!!
何とかしなければ、俺達は体力と魔力量を徐々に剥られて負けてしまうだろう。
『何とかしなければ!!』
少しづつ7首の龍の攻撃パターンも変化してきている!!
この40階層目のボス部屋に入って戦闘を始めた頃は
1つの首が攻撃を終わるのを待って次の首が攻撃をしてきていた!!
それが・・
段々と7本の首同士が連携して、俺達を攻撃してくるようになった。
赤い龍の首が炎を吐くと同時に黒い竜の首が俺達を喰らおうと突っ込んでくる。
それと同時に時間差で白い龍の首が一瞬後から俺達を喰らおうと襲ってくる。
次から次へと、時間差で襲い来る龍の首
段々と俺達は全部の攻撃を防御出来なくなっている。
「ユリアナ俺は防御に回る、防御はすべて俺に任せろ。だからユリアナは全力で奴を攻撃してくれ良いな」
と言うと
「解った」
とだけ一言!!
ユリアナも既に余裕が無くなっているのかも!!
『俺自体も余裕なんて無いけどな!!』
兎に角やるっきゃ無いだろ!!
泣き言は、終わってからだ!!
怒涛のような攻撃を俺はシールドを多重展開
しかし怒涛のような龍による攻撃に多重展開したシールドも
「パキン」
「パキン」
「パキン」
と凄い勢いで破られてゆく。
でもあのダイヤモンドゴーレムのレインボーストーン弾のようなめちゃめちゃな攻撃じゃない!!
まだ何とか耐えられる。
それにあの宝石の花の階層を超えてきた俺達に避けれない攻撃じゃない!!
あの変態木なんて最悪だった
あの変態な行動をしながらユリアナのパンツを脱がそうと、スカートの中に枝を手の形に変えて突っ込んでくるのだ!!
そして切り飛ばそうとした瞬間に器用に避けるのだ!!
『めちゃめちゃ頭にくる奴だったぜ』
・・
変態木のあの回避にくらべればこんなもの楽勝だぜ!!
ユリアナなんて、防御を考えなんくて良くなった途端に、怒涛のように攻撃しだしたもんな!!
兎に角
斬る!!
斬る!!
斬る!!
斬る!!
斬る!!
斬る!!
斬る!!
おお~ユリアナの奴、7本首全部斬り落としやがったぜ!!
勝利~~~!!
と思った瞬間
「ガリ」
「ガリ」
「ガリ」
「ガリ」
「ガリ」
「ガリ」
「ガリ」
「ガリ」
「ガリ」
「ガリ」
「ガリ」
「ガリ」
「ガリ」
「ガリ」
「ガリ」
・・・
・・・
「ガリ」
怒涛のように多重展開したシールドが破壊されてゆく!!
「な・・・何なんだ~!!攻撃が全然見えねえ」
不可視の何かがシールドに当たって破壊している!!
「キリス!!一体何があったの?」
ユリアナがビックリして俺に聞いてくるが・・
「俺も何が何かわからねえ!!不可視の弾丸みたいなのが打ち込まれてるみたいだ!!」
そうユリアナに返した瞬間!!
一瞬で切り飛ばされていた龍の7つの首が完全復活!!
「振り出しじゃねえかよ!!」
俺の叫びがボス部屋に響いた。
つづく・・・
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