第30話 『ネックレスと髪飾り』

もう少し遅れたら次の階への安全地帯にある断崖絶壁に亜音速で衝突しぺっしゃんこになってしまう所だったぜ!!

『ナイスアシストだぜユリアナ~』


急上昇して俺達はかなり高い所まで上がってきてしまっていた。

ユリアナが宝石の花々が延々と咲き乱れている景色に魅了され景色に見入っている為に、安全地帯の地上にゆっくりと降りてゆく。


下の安全地帯に降りてすこし休憩

休んでいる間に、この階層でゲットしたお宝の確認をする。


『ゲットというか切り飛ばした花を次から次に異空間収納しただけなんだなこれが・・』


怒涛のような宝石の花々による息もできないくらいな攻撃

それにめちゃくちゃ硬い!!硬いってもんじゃない!!

オリハルコンの剣で切れない硬さってどんだけ硬いんだよって感じだ。

それに此処の宝石の花々ってどんな宝石で出来てるんだ?

鑑定してもぜんぜん知らない宝石の名前なんだよな・・・


『もしかして・・ここの宝石って新種の宝石だったりしてな?』


あのダイヤモンドゴーレムを早期に倒していたら、絶対に手に入らなかったレインボーストーンが無かったら、俺達は此処まで絶対にこれなかった!!


でもあのダイヤモンドゴーレムのレインボーストーンの激怒の銃撃?

あれはヤバかった!!

一秒間に100発はレインボーストーン弾を撃ってきてたもんな~

あれを防げたなんて奇跡だぜ!!


『後半俺も流石にあの多さに半泣きだったのは秘密だ』


あの自殺用自爆魔道具を思いつかなかったら俺達は完全に詰んでたな・・・


そんな事を考えていたからだろう・・

「キリス大丈夫?」


ユリアナがそんな事を考えていた俺を心配して声をかけてくれる。

俺はそんなユリアナに

「あ~ここの宝石について考えていただけだからだいじょうぶだ!!」

と元気な声で答えておいた。


「ここの宝石って最低~~私のスカートの中を集中して狙うのよ??どう思う?」

「突っ込む所そこかよ!!」

「だって~渡し宝石に襲われかけたのよ?」

「それだけユリアナが魅力的だったって事だろう」

「にゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにいってるんでしゅか~」


『おお~ユリアナの反応可愛いな』


俺は顔を真っ赤に染めアタフタとしているユリアナをほって、シートを地面に広げてから、そこに襲ってきた宝石の花々を切り飛ばしい空間収納に格納した宝石の花々の一部を出し


「どうだ今さっきの戦利品だぞ」


と言った瞬間ユリアナの顔が一瞬でキラキラした表情に代わって、取り出した宝石の花を何個か手に取って


「綺麗~~なにこれ~~信じられない美しさね」


と1個それを頭の上に掲げて日の光に照らしているユリアナ

『本当に女の子は宝石とか綺麗いな物が好きだよな~』


俺はその中から一番綺麗そうな花を摘みだして、レインボーストーンを魔力変形させチェーンとその花を固定する台座を作ってネックレスに仕上げる。


そしてもう一つ、ユリアナ用に宝石の花々を何個か合わせ髪飾りを作りこれもレインボーストーンを変形させて台座を作り固定させる。


そして未だ、上を見上げて宝石の花を光に翳してキラキラ光る宝石の花の美しさに魅了されていたユリアナに


「ユリアナここの宝石の花でこんなの作ったんだがいるか?」


と何気ない風に声をかけた。

ユリアナは

「何くれるの?」

と宝石の花から視線を外して俺の差し出したネックレスと見て・・


「え?」


っと言って・・・固まった・・・


そして一瞬して再起動すると

俺の手から奪い取るようにそれを取り、一瞬それを自分の手の中で見て


俺を抱きしめた瞬間


「キリス~だ~~~いすき~~~♡」


と俺のほっぺたにキスをしてくるユリアナ


『ええええええええええええええええええ~~』


だいすき~って・・・


うをぉ~~~~

やっちまった~~~


『俺ユリアナのフラグ完全に立てちまったかも~~』



俺どうしたらいいんだ~~~~!!


つづく・・・

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