第15話 『俺はアリシアと結ばれたいんだ!!』

普通は向こう側にあるような大きな扉の付いた宝物庫だけだよな~

ユリアナの両親って何の為にこのヘソクリ用宝物庫なんて作ったんだろうな?


地下宝物庫のヘソクリ用宝物庫・・・

ユリアナの両親が、もしもサドレイン公爵家の反乱を予想して作ったとしたら・・

『それはそれで怖いぞ!!』


ユリアナは、俺が鑑定した使えそうな魔道具を異空間収納に何個か収納した後ヘソクリ用の隠し宝物庫を前のように偽装し閉じた後、ループ状の石段を上に向かって歩いてゆく。


男性のある一部分だけが巨大化する魔道具をユリアナが速攻俺に使おうとしていたが全力で拒否させてもらった!!

一部分が巨大化したまま戻らなかった場合、悲惨な未来しか見えなかったからというのもあるが・・


一番には、ユリアナがその場でお楽しみモードになってしまいそうだった??

俺としても、出来れば多分この世界に一緒に来ているだろうアリシアと結ばれたい!!

だから、何としてもユリアナの誘惑を回避しなければいけないのだ!!

『俺のさかやかな抵抗?』

でも操は通したい!!


でも・・・・

俺、あのスタイル抜群ポヨン~ポヨン~おっぱいの超~美人の?美少女と言ってもいいユリアナの攻撃に耐えられるのか・・・

一抹の不安である・・


『頑張れ俺~~~!!』


ユリアナは階下の地下から上がって、塞がれてしまった壁の前に立つと、気配感知で人が居ないか確認した後、塞がれた壁に手を翳して壁を無くした後廊下に歩み出る。


再度開いた空間に手を翳すと無くなっていた壁が復元

何時もの風景へと変貌する。


一体何人の人間がこの宝物庫の事を知ってるのだろうか?

まあ解った所で、ここの宝物庫はすっからかんだから盗まれる物は無いけどな。

泥棒がもしもこの宝物庫に入ったら


『開けてビックリ宝物庫!!』


苦労して宝物庫を開けてみたらすっからかんだった・・

なんて事になって心臓麻痺起こすんじゃねえかな。


つづく・・・

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