第10話 『名前呼びは難易度高すぎです!!』
そしてユリアナさんは・・・
トイレだろう場所に入るとさっきと同じように扉に触れるとまっしとな壁に戻った。
そして部屋の南ア蟹設置されたトイレに座ると抱えていた俺をみて
「ここ誰も来なくて良い所でしょ?」
とにこっとわらって俺に告げてくれる。
確かに!!
何処かに行こうとしてたのは解ったけれど・・・
『まさかのトイレとはおもってもみなかったぜ!!』
俺はそんなユリアナさんを見つめている事しか出来ないでいた。
ユリアナさんは俺を見ると
「まだ生まれてきたばかりの赤ちゃんにこんな事を言っても喋れないわよね?ちょっと待っててね~今喋れるようにしてあげまちゅからね~」
と笑顔で話しかけてくるが・・・
『何故にあかちゃん言葉?』
まあ俺赤ちゃんだから良いけど・・・
それにユリアナさん・・
『ちょっと待っててね~今喋れるようにしてあげまちゅからね~』
って言ったよな?
何するつもりなんだ?
お・・・お・・・おおおおおおおおおおおおお~
な・・・何だなんだなんだ~~~???
体が熱くなってきたぞ???????
何か抱き締められてるユリアナさんの手から俺の体の中に何かか流れ込んでくるような感じが・・・
それが一気に体中に熱い血液みたいな感じで俺の体中を駆け巡ってゆくような?
そんあ風に思っていると急にユリアナさんは
「もう喋れるはずよ?喋ってみてキ・リス・?」
その言葉におれはパニックになり思わず
「な・・なんて言えば良いんだ?」
そう思っただけなのに・・・
言葉に出してしまっていたみたいだ。
「やっぱり普通じゃないっておもっていたけど、キリスは何処から来たのかな?」
とクスッと笑いながら訪ねてくれる。
「驚かないんですね?」
「驚きなら、大人の拳大の魔素結晶石を抱えて生まれてきた時に十分に驚きましたよ?」
「さいですか」
そんな俺の反応に
「くすっ」
っと可愛く笑うユリアナさん。
俺は思わず顔を真っ赤に染めながら
「いきなりそんなに可愛く笑わないでもらえますか!!そんな可愛い仕草されるとドキッとするんですよ」
とブーイング
「うふふっやっぱり普通じゃありませんねキリスは」
「そりゃ~此処に生まれる前は15歳の健全な男の子でしたからね。かあさま?とは6歳も変わらなかったんですよ?そんな女の子にそんな表情されると恋しちゃいそうになっちゃうじゃないですか」
「その喋り方で、かあさまって呼ばれるのは悲しいな~せめてユリアナって呼んでむださい。かあさまは却下です。はいもう一度ユ・リ・ア・ナと呼んでちょうだいキ・リ。ス?」
「そ・・・それは・・いきなり難易度高すぎですって!!かあさま」
「ユ・リ・ア・ナですよキリス?」
「かあさま・・それはいくら何でも・・」
「ユ・リ・ア・ナですよ?」
はぁ~どうあがいても、ユリアナと呼ばせたいみたいだな・・
「困った!!こんな前世で6歳も違わない女の子、どうみても前世の俺と同い年にしか見えない女の子に名前呼び!!好きになってしまいそうじゃん!!」
「嬉しい事いってくれますねキリス。好きになっても良いですよ?」
「え・・今俺喋っちゃってましたか?」
「はい!!しっかりと喋っちゃってましたね」
「うをぉ~思ってる事を無意識に喋ってたなんて恥ずかしいぞ」
「前世ではちゃんと喋れたのでしょう?私はそう感じたので私の魔力操作で感覚を繋げただけですよ?じゃ~ユ・リ・ア・ナと呼んで下さいね?恋人とおもって下さってもいいですよ?」
「ユ・」
「はいもう一声です」
「ユリ・・」
「はいもう少しです」
「ユ・リ・ア・ナ・・・」
「はい良くできました。うふふふふっ」
「うをぉ萌死にそう~俺~~」
つづく・・・
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