誕生
第6話 『キリス・ストレイア誕生』
『心臓の辺りに魔力が集中するように意識』
そして只管に魔力を体の中に溜め込んでゆく?
本当に魔力溜め込む事が出来てるのか~~?
だってステータスは・・・
数値が軒並み
筋力 :???????
体力 :???????
防御力 :???????
秒速俊敏性:???????
魔力量 :???????
対魔力 :???????
ってどうよ?
何処をどう見たら溜まってる?って思う事が出来るんだ~?
俺の体の中で魔力が血液のように動いて心臓の辺りに溜まってるぽい感覚は有るには有るんだ!!
でも相変わらずまるっきし空っぽのような感覚しか無い。
相変わらず魔力量の表示は???????だし!!
俺ってもしかしてアビリティ S級剣技 rv4ってあるけど、剣技だけの剣士系の能力しか無いって事なのか~~?
剣技が有るだけある意味ついてたって思えば思えなくもないけどさ~・・
それだとすんごく悲しいんだけど~!!
形とかに見えればまだ魔力操作出来てるって安心出来るんだけどな・・
そういや、魔素って言うのは長い年月をかけてすこしづつ結晶化するって聞いたこと有るな俺。
ダメ元で魔素を結晶化してみれば魔力操作がうまくいっているか解るんじゃね?
『俺って天才じゃん!!』
誰も言ってくれないから自分で言うしかないのが・・・悲しい・・・
『魔素の結晶化いってみよぉ~~!!(ノ゚ο゚)ノ オオォォォ-』
集中~
集中~
集中~
集中~
集中~
集中~
集中~
兎に角集中~~!!
俺の手の中で魔素が結晶化して宝石のように綺麗な光を放つようになる!!
そう願って両手を胸の前掲げてその手の中に魔力を集中!!集中!!集中!!兎に角集中~~~~!!
魔力よ集まれ!!
集まって綺麗な宝石のような結晶になれ!!
少しづつ・・・
少しづつ・・・
少しづつ・・・
光は徐々に俺の手の中に集まってきて俺の手の中で小さな結晶に変化してゆく
少しづつ・・・
少しづつ・・・
少しづつ・・・
10分もすると小さなドングリ大の大きさの宝石のようにキラキラと輝く結晶が姿を現した。
『普通は魔素の結晶化って何千年をかけてゆっくりと結晶化してくるって言ってたけどこんなに早く出来ちゃって良いのか?』
とは思ったけれど、ドングリ大に成長した魔素の結晶を出来る毎に異空間収納してゆく。
異空間収納の機能は残っているみたいだ!!
ゲームの時取得していた魔石が残っていたもんな・・
『ラッキー!!』
俺は両手の中で出来てゆくキラキラと幻想的に輝く魔素結晶石嬉しくって夢中になって魔素結晶を作っては異空間収納していたのだった。
そして何時の間にか俺は疲れて眠ってしまっていた俺。
だが!!
急に苦しくなって目が覚めた俺。
『く・・・苦しい・・・息が出来ない!!』
な・・何なんだ??
俺は一瞬でパニック!!
「息が出来ない!!」
あわてて俺はもがいてしまっていた。
もがいて
もがいて
もがいて
もがいて
やっと光が見えた瞬間
「おぎゃ~~~」
っと俺は第一声を上げた。
『いつの間に生まれる頃になっていたんだ?魔力操作に集中してたから気がつかなかった』
でもそこからがなかなか出れない!!
母親を見ると
名前 ユリアナ・ストレイア
ダリウス・ストレイアの妻 年齢 21歳
筋力 :300
体力 :300
防御力 :600
秒速俊敏性:20
魔力量 :15000
対魔力 :15000
魔法 火属性 風属性
と表示
この世界の人間のステータスってそんなものなのか?
俺がこの世界に生を受けて初めての感想がそれだった。
それにしても・・・
意識が有るって事はすごく・・・すご~~く恥ずかしい・・・デス
15歳精神年齢の俺としては女の人のピーから今まさに出ようとしている現場に居るのですから・・・
『何とかしてくれ~~』
俺の体が一気に出た瞬間
「な・・・何なんだ~~此れは~~~~!!」
その場にいた全員が大声を出して驚いた!!
生まれたての俺の両手には何千年かかってやっと出来ると言われる拳大の魔素結晶石がキラキラと光っていたのだから。
俺がなかなか生まれれなかった理由はコレだった・・・
うっかりと寝ちまった俺が原因だった・・
異空間収納しとけばこんな事にはならなかったのに・・・
普通赤ちゃんはそんな物を抱えては生まれてこない・・ハズ!!
誰もが燦然と輝く魔素結晶石に目を奪われて誰も俺に注目してはいなかった。
鑑定
魔素結晶石:白金貨20億9000枚
あ~この金額にみんな目が眩んでしまったか・・・
『おい!!皆俺が生まれた事を喜んでくれよな?』
おれはそんな皆に思わず心の中で突っ込んでしまっていた。
つづく・・・
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