第5話 『お腹の中で筋トレ案は却下確定だな!!』
このまま母親のお腹の中で生まれるまでじっとしているのも退屈でしょうがないぞ・・
でも出来る事は無いし・・
それにしてもステータスはマズったな~
『確実にヤバイから上だよな~』
変に焦ってデータイニシャライズかけた為に、バクって何が何だか解らなくなっちゃってるもんな・・・
もしかして
『俺の人生って生まれる前から崩壊してるんじゃね?』
おいおい洒落になんねんぞ!!
体を鍛えるったってな・・
ステータス全然解らないし、もしも手足を動かしてる間に母親のお腹蹴破りました~なんて事になったら母親と俺は同時に死亡フラグ確定だもんな。
それにお腹の中で筋トレなんてして生まれた時には筋肉隆々の髭ズラのおじさんになってて、母親の股間からそんな髭ズラの赤ちゃんが
『これからよろしくな』
なんて生まれてきたらショックで卒倒されても困るよな!!
うをぉ~~想像したら凄く気色悪くなってきたぞ!!
『そんな髭ズラのおっさん顔が母親の股間から出てきたら速攻首こと切り落とされそうだもんな』
髭ツラのムキムキ筋肉な赤ちゃんが母親の股間から生まれるなんて絶対に考えたくも無い!!いや有ったら絶対怖いぜ!!
『やっぱり生まれるんなら赤ちゃんらしい姿で生まれてきたいよな』
そう考えると!!
『お腹の中で筋トレ案は却下確定だな!!』
じゃ~今母親の体の中でやれる事って言えば・・
『魔力操作?』
くらいなものか?
だよな~
でも魔力ってどんな物なんだ?
ステータスでは魔力量って認識してただけなんだが、いざ魔力を意識すると魔力がいったい何なのか解らない・・・
だって現実世界じゃ
『魔法なんて架空の産物。アニメの世界の中だけの物』
ゲームなんかじゃ、
『魔素』
なんて言葉使って表してたな。
もしも、此処がゲームの中の世界であるならば
『魔力の元となる魔素は存在するはず!!』
この世界に魔石が存在する訳だから、魔獣は自分の体内に作成された魔石に魔素を蓄積して、それを魔力に変換して魔法を使う。
という事は、まずはこの世界にある魔素を感じる所から初めてみるか!!
やる事は目一杯ありそうだな!!
まずは体の中に魔力の元になる『魔素』を感じる
気功でいう
『気?の流れ』
みたいな物なのかな・・
集中・・
集中・・
集中・・
集中・・
集中・・
集中・・
・・・
う・・・
出来ねえ~~
『結構難しいもんだな』
まあ~直ぐに出来るはずは無いよな
実際魔法が使えるかも解らない世界なんだからな
まあ・・ステータスが曲がりなりにも、バグってても表示出来てるって事は魔法も使
えそうって思うえるんだが・・・
地道にやってくしか無いよな・・
『魔素』の流れを・・
体の中に
感じるように・・・
集中・・・
集中・・・
あれから結構たったけれど無理だ・・・
それに時間の感覚は全く掴めない・・・
いったいあれから何日が経ったんだ?
この位で諦められねえよな!!
兎に角、集中あるのみ!!
・・・・
・・・・
う・・
何時の間にか疲れて眠ってた・・・
あれ?
明るい?
何だ?何だ?
手が光ってるぞ?
手に意識を集中すると・・・
『おお~光が倍増って感じで眩しく輝きだしたぞ!!』
体の中の魔力の流れは?
うんうん血液が流れるように感覚で解る!!
『何か魔素の流れが暖かく感じる・・・』
じゃ~この感じている魔素を体の中に貯めてみようか?
俺はそう思い
『心臓の辺りに魔力が集中するように意識』
どんどんと心臓の辺りに魔力が集中してゆく感じだ
『良いぞ!!良いぞ!!』
つづく・・・
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます