特別編おわり ウメハラがミルダム前後に遊んだゲームと人まとめ

●東方鬼形獣

 外部リンクの紹介になって読者の皆さんには手間をかけますが、当方に関しては既に自分がまとめているものがあるので、こちらを読むのが手っ取り早い。


ウメハラ初東方プレイから約一週間、神主こと東方開発者ZUNに実況配信されながらEXクリア『背水の逆転劇2020』までの軌跡

https://togetter.com/li/1528032


 ウメハラの東方、始まり方から終わりまで全部面白い。我ながらオススメまとめ。

 最初の方のツイートで反応を示している方は、『ゲーミングお嬢様』の原作者さんですね。


●Minecraft

 日々の配信で関係を深めたおこぼれ四天王が、「ウメハラを囲んでリアルに会いたいな」「ご時世的にだいぶ顔合わせてないしなー」と言っていたその矢先、こくじんが新型コロナウイルスに感染。入院措置となる。

 退院時に少しでも何か祝えることはないかと雑談配信で取り上げた際、どぐらから「マインクラフトでみんなで協力して何か作ったらええんちゃいます?」と提案され、同じ雑談配信に参加していたKSKがマイクラに詳しかったことから、「次のゲーム探してたところだし良いんじゃないか? 俺教えるよ」と先生役を買って出た。

 こうして、これまでにウメハラ配信に登場していたプロゲーマーたちが入れ代わり立ち代わりする専用サーバーにて、各自思い思いの建築や農耕や冒険を行いつつ、KSK店長こくじん店員であったゲームセンターVISION(後に潰れて駐車場になり、今は知らない人の家が建っている)をマイクラで再現するプロジェクトが始まった。

 とはいえこの計画は早々に頓挫した。主な理由は「こくじんが退院するのが思ってたより早い」だったので、良い理由ではあったのだが、とりあえずこくじんの顔パネルだけ皆で作って事なきを得た。


 どんな難ゲーでも諦めずにリトライして攻略するというこれまでのウメハラ配信の取り組み方が、マイクラでは通じず、何の気無しに作り始めたスライムオブジェの難しさにウメハラが心折れて壊れるという貴重なシーンも配信された。それでも最終的にはなんとか自分で作りきった。すごい。

 また、CPTアジア東予選をウメハラが優勝しCCの切符を取ったことを祝うため、同サーバー内にて最大サイズのウメハラ写真再現&花火連発といった再活用もその後行われた。

 マイクラきっかけにウメハラ配信に登場することとなった、なないや大須晶や石井プロと言った人物が、後にラジオゲストに呼ばれたり人狼で活躍したりと、これ以降の配信の発展にも一役買っている。


《なない》

 格闘ゲームの実況配信者。スト5のグラマスベガ使いとしても知られる。

 落ち着いていて卒がなく、それでいて的確にツッコミと毒気を織り交ぜる実況は、おじさんたちの格ゲーの祭典・おじリーグで特に発揮されている。

 最近バ美肉して七井ナナミちゃんになった。ななはろ~。

 マイクラにおいては「ウメハラにマイクラをインストールさせログインさせる」という、最初期の一番大事で一番難しいミッションをDiscordを通じて行った功労者。

 クレカが登録できずプリペイドカードを使用するべきかどうか、なないがコンビニに駆け込んでプリペを買ってくるかどうかを悩んでいたところ、マイクラ導入に四苦八苦するその配信を偶然コンビニで見ていたナウマンが、「俺が今買ってコード贈ります!」と連絡してくるという無駄にアツい展開もあった。


《大須晶》

 通称・豪傑。バーチャファイターシリーズの強豪アキラ使いだったが、今ではeスポーツフォトグラファーとして大会や選手の写真を撮影する、裏方として活躍。

 おじさんたちの格ゲーの祭典・おじリーグの参加者の一人でもある。

 マイクラにおいては『八極ダム』と呼ばれる巨大ダムを突然独自に建設。マイクラ初めて組とは思えない完成度の高さと、「なぜダム……?」「こくじんともウメハラとも何も関係ないしなぜダム……?」の困惑で話題となった。

 特筆すべきは独特の語彙力で、同じバーチャ勢の板橋ザンギエフにも共通するところがある。バーチャ勢にこのおもしろ語彙の源流たる人物がいるらしい。

 議論中の「もっと俺を踊らせてくれよ」「ゴキゲンなナンバーかけてくれんじゃねえか」「フロアが冷えちまったよ……」といったセリフや、煽りにも苦境にも騙しにも全力で乗っかり踊りに行く姿勢は、格ゲーマー人狼で強力な武器となった。


《石井プロ》

 世にプロゲーマーというものが広まる前にリングネームとしてつけた名前がそのまま残り、プロと呼ばれてはいるものの、何のプロでもないという不思議な人物。

 「いつか何かのプロになることが石井プロの目指すところなのかもしれない」とは当人の弁。かっこいい。

 おじさんたちの格ゲーの祭典・おじリーグの参加者の一人でもある。

 マイクラにおいては『ミルダムコロシアム』と命名した闘技場を作成、落ちたらマグマで即死亡の闘技場でウメハラからのレイドを求める配信者たちを戦わせ、王の座にてウメハラには死闘を見守ってもらうという実用的な建築物を作成した。

 ちなみにこのレイドコロシアムが実際に使われたことはなく、「え? 何これ? わー! すげー!」と様子を見に来た三太郎が勝手に滑って落ちて全財産を失うトラブルが起きたのみだった。

 大須晶に同じく、マイクラよりは格ゲーマー人狼にて頭角を現した人物であり、「ビール・枝豆・石井プロ」と呼ばれるほどの、とりあえずの初吊りによって遺言のうまさが磨かれ、一歩引いての盤面整理が得意になり、吊られないための説得力も増し、それでいて未だに気軽に一票入れて吊られることもある愛すべき実力者。


●格ゲーマー人狼

 退院後のこくじんが仕切ってスタートし、今やウメハラ配信を離れての一大コンテンツになりつつある、格ゲーマー人狼。

 こくじんやヌキが人狼ゲーム界隈でそこそこ名前が知れていたということもあり、雪山人狼きっかけに「普通の人狼もやってみない?」とウメハラに打診していたのが、実際やってみたら大成功だったという形。

 人狼のセオリーも用語も知らない有名格闘ゲーマーを集め、プレイしながら攻略をさせて強くなっていく過程を楽しみ、通常の人狼では起こり得ないようなトラブルやメタ推理や煽りやパワハラの盤外戦術やりたい放題を満喫できる。

 今では人狼用語が参加者の格闘ゲーマーに侵食しつつあり、「黒目に見てます」「吊って良いんじゃねえか?」「ローラー」「村利がある」「役職CO」などなどがスト5配信などでもよく聞かれるようになった。

 格ゲーマー人狼をきっかけに初めて格ゲージャンルに触れる人も出てくるほどで、すました顔のカリスマのような印象だったウメハラが実は超変顔おじさんだったり、あまりにもキメとる発言をかます癒やし枠のガチくんが実は世界有数の格ゲーマーであったり、あらゆる嘘を見抜く総師範KSKが格ゲー界隈では別に何の総師範でもなかったりと、格ゲー勢には周知の事実をこの企画で知る人も増えているようだ。


●2D格ゲー初心者講座

 かつては「格ゲー初心者に教える役割は自分のやることではなさそうだ」と考えていたウメハラだったが、より強い相手と戦うためには初心者を更に増やして格闘ゲーム自体を活性化させたほうが良いと気づき、自分なりの初心者講座を配信で行うことになった。

 そもそも2D格闘ゲームとはどういうゲームなのか、何を楽しんだら良いのかという根源的な部分を、格ゲー史の振り返りとともに教えていく。

 講座内容は「第一回・投げの歴史と役割」「第二回・対空の仕組みと習得方法」「第三回・地上戦とは何か」「番外編・トレーニングモード解説」いずれも後世に残せる見事な解説だ。

 それでいて合間に挟まる格ゲー史の部分、「スト2からずっとやってて解説できる人が俺ぐらいしかプロにいないから」とウメハラが語る、歴史のパートが格ゲーおもしろ昔話すぎて、ゲーセン漫談みたいになっている。

 「ダッシュ、ターボ、スーパーの投げシステムまさかの据え置き(爆笑)」「空気を読んだ」「ザンギエフ」といったテキストもアツい。


●よりもい聖地巡礼

 カタン配信にてウメハラが、「この一戦に勝ったら今ハマってるアニメの聖地巡礼に付き合ってほしい」と言い出し、その回だけ異常な引きの強さで圧勝してしまい、結果としておこぼれおもてなし旅行が決まった。

 決まったのだが、そこから新型コロナの蔓延で旅行どころではなくなり、ようやく落ち着いてきた頃に思い出したようにある日、おっさん5人で群馬に日帰り旅行へと出かける配信が始まった。それが、よりもい聖地巡礼配信である。

 約半日の旅行中、常に誰かが何かを喋っていてローテンションの面白さが持続するという、BGMに最適の配信となった。

 もちろん画面に目を移せば、聖地できゃっきゃするウメハラ、同じく聖地に感動しながら配信を行うKSK、2人に感化されてアニメを見たくなるアール、浅いよりもい知識で先導するこくじん、ジャンプ失敗して肘を破壊する三太郎など、おっさんのはしゃぎっぷりが堪能できるコンテンツ。特に昼飯のシーンは相当面白い。

 ウメハラとKSKの注文心理戦及び、爆速で食べ終えるウメハラと超スローに楽しむKSKの対比、マイペースに3人前食ってるこくじんなど、別に狙ったことをやってるわけじゃなく普通の食事なのになんか見てしまう、孤独のグルメ感。


●スト5初心者大会BeastCup

 格ゲー初心者講座から連なるようにして、今まで人生に目標がなかったウメハラに、ひとつの目標が生まれた2020年。

 その目標とは、1万人規模の大会をスト5で行うこと。スト5の参加者だけで、両国国技館を埋めること。かつて自らがスト2にのめり込み、全国大会に参加したあの頃の国民的ブームをもう一度。ブームに乗っかる側ではなく、自分からブームを起こすことは出来ないのだろうか。

 そう願い、準備を始めつつあるウメハラが最初に手を付けたのが、スト5の初心者大会オンライン開催だった。

 成績ごとに選手を振り分けて5人チームとし、スト5に不慣れな先鋒同士の戦いや、このレベル帯では猛者に値する大将同士によるチームを背負っての決戦など、格ゲー大会の醍醐味を味わえるイベントとなった。

 大会中、女子高生アイドルとウメハラが2人きりで会話して場をつなぐという謎の空間が発生し、「今年一番ウメハラを追い詰めたのはこの子」「でも会話中に対策を練って対応していくウメハラもすごい」と、大会と関係ない盛り上がりも起きた。

 きゅんです。アールはぴえんです。


●そして「スト5します」

 2020年を通じて様々なゲームを、様々な人と遊んできたウメハラ。

 だが最近はこうした配信を経た上で、「本業は格闘ゲーマーなのだから格闘ゲームをやらなければならない」と、Twitchでスト5配信ばかりやる状態に戻り始めた。

 若手を煽ったり、本田やファンと言ったサブキャラを使ったりと、真面目に仕事としてやっているスト5ではない、別の遊び方も取り入れてはいるものの、「ふざけて遊ぶときもなるべくスト5をやって面白さを広めたい」という姿勢にシフトチェンジしたようだ。

 他ゲーを他人と遊びまくる、ごちそうのようなウメハラゲーム配信が連日お届けされた、2020年だったように思う。しかし彼が本気でやり込んでいるのは、スト5だ。

 年の締めくくり、大晦日のTOPANGAコンセプトマッチにて。同じくCPTアジア東を優勝し勝ち抜いた、日本人中たった二人のカプコンカップ出場者であるガチくんとの、10本先取勝負が行われた。結果は10-6でウメハラの勝利。

 そして2021年2月にはとうとう、ドミニカにてカプコンカップが開催される運びとなっている。ガチくんを含む世界中の猛者がスト5の頂点を競う。そこには、人狼や雪山やマイクラや東方や洞窟物語やアンダーテールや初心者講座やチャリティーやで2020年の配信をわかせた、梅原大吾が参加する。

 2ヶ月後のウメハラの活躍を楽しみに待ちたいところです。




《追記》

 以上、始めてみたらいつまで経っても終わる気配がなく全4回に渡ってしまった、『ウメハラがミルダム前後に遊んだゲームと人まとめ』もこれで終わりです。

 他にもウメハラジオやおじ雑やオーバークックやネクロダンサーやFF3やCPT応援配信やリモーネ先生とのケーキ対決など拾いきれていないものもありますが、それらはご自分の目で確かめてみてください。

 アーカイブは全て残っていますし、会員登録も不要で見れます。


https://www.mildom.com/profile/10467370/playback


 次回からはウメハラ雑記も終わりを告げ、自分の話が多くなると思いますが、気が向いたらウメハラの話もします。皆さんも気が向いたらお読みください。

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