特別編ファイナル ウメハラがミルダム前後に遊んだゲームと人まとめ
前回までの特別編は、趣味で書いているくせに資料あさって正式名称やら時期やら調べて、本当の記事みたいで堅苦しかったので、今回は賑々しく行きましょう!
ここで言う「賑々しく行きましょう」というのは、俺の記憶だよりで書いて詳しい時系列とか調べないから間違ってる所あると思うよ、の意味です。
間違ってる部分は応援コメントで適宜ツッコミを入れてください。直すから。
というわけで、ウメハラがTwitchからミルダム移行期あたりで遊んだ、スト5以外のゲームとその周辺人物の紹介をする。
だいたいどの配信も面白いので、気になった方はアーカイブを見てほしい。
古い順からほぼ時系列に沿っているので、この紹介順で4月ごろから探っていけば該当動画が見つかるはず。
また、今からウメハラ配信を見る人が「過去にこういうゲームを遊んだのか」「この人物とはこういう関係なんだ」と、現在の配信でネタになるワードを理解するのにも一定の役には立つかと思われる。これからの視聴のきっかけづくりにどうぞ。
●ミルダム移行前、Twitchでのスト5以外のゲーム
毎日スト5を配信でずっとやって(これにはあの1時間の謎トレモも含まれる)、それ以外のゲームもウメハラは配信でちょっとずつやっていた。
他のゲームを遊ぶだけでなく、大食い王のMAX鈴木と「寿司50貫とソニック50発どっちが早い?」などの変な企画もやっていた。
さておき、スト5以外の他のゲームにも手を出していたのは、一日中スト5をやっていても疲れるだけで身にならないことや、一時期は特にマッチングが悪く、思ったように対戦が出来ないことも理由であったように思う。
ファイアーエムブレムやゼルダなどもやっていたようだが、俺が見始めたときに手を付けだしたのは、『Detroit Become Human』だった。
●Detroit Become Human
アンドロイドが一般化した社会で、全く別の場所にいる三者のアンドロイドの視点から、映画のようなドラマが展開していくゲーム。
この頃毎日ツイッターで、「スト5します」のつぶやきと同時にスト5を配信し続けていたウメハラ(ちなみにURLも貼ってくれないからどこで配信やってるのかもわからない人には全くわからない)が、「デトロイト」とつぶやく日が混ざってきて驚愕した。別のゲームを楽しく配信している……!
ホラー要素は全然ないゲームなのに、暗い物陰からアンドロイドが走って逃げたところで驚きすぎてしまい、深夜にマジの絶叫をして、「やべー……家の窓あけっぱなしだった……」と反省するウメハラがとても良かった。
このゲーム自体は人気作品として、様々な配信者が実況プレイなどを既にやっており、その流れに後追いで「なんかスト5以外のゲームもやってみよっか」という感じで始めたもの。
とあるシーンでの選択肢について、「逆にあそこで引き金を引けるやついるの? 初プレイであの引き金は引けないでしょ?」と視聴者に訪ねたところ、「アール」とコメントから続々と返答が届く。
ウメハラは「ああ……。あの人は根っからのサイコパスだからね……。皆さんもようやく気づいていただけましたか……」と受け答え、この時点でアールのサイコパスキャラが確定、「あいつはUFOキャッチャーだけはうまい」とのウメの弁から、「サイコアーム」という新たな名称がつくなどする。
《アール》
格闘ゲーム大会で引っ張りだこの実況者。試合開始前の「いってみましょーーー」の掛け声で有名。
ウメハラとは旧知の仲で、ゲーセン閉店後の夜の街をウメ提案で歩けるだけ歩いてみたり、まんだらけで「同人誌買ったら店の中でカラオケできるって。アールやれるかあれ?」「やる」と熱唱したり、無茶振りに応え続けてきた経緯があるようだ。
カプエス全国大会にて、カラーエディットして全身肌色にした裸キャミィでウメハラと決勝で戦い惨敗し、「裸キャミィの人」とも言われる。スライディングをぶっ放しがちの人生。なんと最近、自分自身のPVも作成した。アールさんは本物だった。やばい。
他にも本名で「野田」「龍ちゃん」、本名とかすりもしていない「多目的騎士」など、おかしな二つ名がいつも増えている。
●ダックソウル
『Detroit Become Human』が終わった後に次に遊ぶゲームを探していて、ストアでたまたま見つけたゲーム。
ダークソウルのパチモノではなく、ダックがソウルを得てダッシュ能力を得たのでその力で一画面固定ステージをクリアしていくという、古き良きアクションゲームのような最新ゲーム。すごく安かった。
『Detroit Become Human』で「これもう映画だね……」と感動したあとで画面がスーファミ時代まで戻ったために、タイトル画面だけでしばらくウメハラは笑っていた。
だが、初見でハードモードを選んだおかげで絶妙に難しく、様々な死に顔芸をウメハラが見せてくれたことや、キャラが死んだときの「かも……しす……」といったメッセージの独特感が実によく、かなり盛り上がる配信になった。
深夜に高難度ステージに挑み、死ぬたびに「クキャッカニョー!!」と叫びを上げていたら、スマホを見たあとで急に真顔になって「静かにやるね……」と小声で喋り始めるウメハラが見れて貴重。
さすがに今回は窓を締めて安心して深夜に叫んでいたはずなのに、どこかからクレームが入ったのかな。ねこがびっくりして怒ったのかもしれない。なんだねこか。
●Undertale
MOTHERリスペクトの海外産RPG。一元的ではないひねった視点や、マルチエンディング、凝ったアクション要素の戦闘など、全体を通して完成度が非常に高い。
スト5以外に遊びたいゲームを視聴者と探し、それを配信するという流れが楽しくなってきたウメハラ。「なんかアンダーテールってのがよく勧められてるけど」とコメントを拾い、実際にプレイ。
最初こそ面白いのか面白くないのか不安な様子でプレイしていたが、1ルート終える頃には「これ普通に続きやるわ。え、他のルートどうやってやるの?」とコメントに訪ねて周回し始める。
そしてボス戦にハマり、BGMにハマり、ストーリーにハマり、キャラにハマり、「アンダーテールやりたいから仕事のスト5は早めに終わらせたい」と言い始めるようになる。
●20連勝しないと洞窟に戻れない
アンテの合間に地味なイベントも発生していた。
「じゃあ今日もカゲとガイルで20連勝したらアンダーテールやるね」とウメハラが何気なく言ったおかげで、2キャラ両方で20連勝・合計40連勝しないといけない日々がスタート。
ランクマッチなので誰に当たるかは運次第なのだが、15連勝ぐらいで偶然ときどに当たって負けたり、餅ダルシムに当たって「これはノーカンでよくない? ラグがある人と餅さんはノーカンでしょ」と負けたり、なかなか達成出来ない。
目標にする前までは、気づいたら20連勝していたので簡単な目標に見えていたのに皮肉……。
ある日は何時間やっても20連勝が達成せず、「早く洞窟に戻りたいんだ俺は!」とアンダーテールやりたい思いを叫びながら、しかし諦めずにスト5。
ようやく20連勝達成行けるかどうかの17戦目あたりで野良のナッシュに当たり、「しょうへいとかやめてくれよ……!」とウメハラが願うも、残念ながらカラー通りにしょうへいナッシュで結構な接戦、危うく負けそうになって「あっぶねー!」と胸をなでおろした。
結局この日は20連勝達成したのが24時近くで、そこからアンダーテールをちょっとやって寝た。「今からやるの!?」騒然とするコメント欄。
《しょうへい》
プロゲーマー専門学校卒業の無名の若手。ウメハラとの接点はほぼない。
他のプロゲーマーがグラブルVSなどのスト5以外のゲーム配信に移行し、スト5のマッチングが減った時でも、ウメハラは毎日スト5をやっていた。そんなウメハラと一日一度は当たる上に、微妙なキャラのナッシュを使っているため記憶に残り、「俺としょうへいしかこのゲームやってねえんじゃねえか」と言わしめる事態に。
その後、「この子は環境を良くすればもう少し伸びるんじゃないかと思う」とウメハラが発言したことから、「こいつずっとスト5配信してるけど5人ぐらいしか見てない」「30人しかいない村に住んでる」「母親が居酒屋やってる」など、どうでもいいしょうへい情報を視聴者が持ち込み。
変に人気が出てレイド先を決めるときにも「今日はしょうへいに」の声が出始め、ためしにレイドしてみた。なおレイドとは、配信が終わる際に今の視聴者を別の配信に送ってあげるシステム。どうせ配信終わるなら他人に視聴者をあげようの姿勢。
すると普段5人しか見ていない配信に2000人の視聴者が突入し、「今までやっててこんなに嬉しかったことはないです」としょうへいは号泣してしまった。
誰とも特に接点のないこの若手が、後に頻繁に話題にのぼる。なぜならウメハラがいじりやすいから。
●Undertaleの終わり
連勝縛りの呪縛を解き放ってGルートに突入したウメハラ。
ほぼ丸一日Gルートをやり続け、ラスボス戦だけで5時間かかったことはクリア後にゲームメディアで記事になった。リアルタイムで5000人が見ていた。
連続する初見殺しに全てきれいに引っかかり、格闘ゲームではまず見せることのない「ぐぎっ」「んっくかぁっ」「まだあんのかよー!」「あっ……無理だこれ」の声と表情で、5時間の撮れ高はめちゃくちゃ高かった。
それでいて何を食らっても折れずに即座にコンティニューをする姿勢が、「この人マジでどういう精神力なんだ」と恐れられもした。時間を置いて反省とか、コメントと相談して攻略とかほとんどしないので、常にノータイムコンティニューで同じミスで死に、アドバイスも無視してずっとプレイ。
この頃からウメハラ配信でよく見られるコメントとして、「数時間ぶりに見に来たらまだ同じ画面なんだけど」が恒例になる。
●Discordの導入
自粛期間で配信ばかりしていて他人との接点がかなり減ったウメハラ、Discordを教わって通話をしてみることにする。
この時に、「適当に誰か捕まえてしゃべるのに都合いいやつ誰かな。アールか」と白羽の矢が当たり、アールとDiscordでデトロイトの話などをする。
この何気ない通話配信がそこそこ評判がよく、「人と話せるの良いな」とウメハラは認識。のちのち重要な第一歩がここで刻まれる。
●ミルダム移行
ミルダムに移行してすぐの頃にFF7リメイクをやっていましたが俺は見ていないので紹介できません。
スポンサー移行の関係で、Cygames Beast所属からTeam Mildom Beastとしてウメハラは再スタート。
Discordで通話するのが受けていたので、急にアールを呼んで「なんかゲームやらない?」と誘う。
格ゲー大会が続々と潰れて実況者として暇なアールも、「まあ、いいけど……」と二人でストアでゲーム探し。
どちらもホラーが割と苦手らしく、しかしウメハラはアールに対しては態度が高圧的なので、「このホラーとかいいんじゃない?」「えー? お前無理だろ怖いやつ」「大丈夫だって怖くないじゃんこんなの。お前は無理なの?」「いやこれぐらいなら平気だけどさ……」と昔なじみのおっさんがイチャイチャしながらマウントを取る配信になっていた。
「でもこのゲーム3人で遊んだほうがいいっぽいな」
「誰か呼ぶ?」
「こくじんにする? あいつも暇でしょ」
《こくじん》
プロではないが有名格闘ゲーマー。スト3の元全1ダッドリー使い。現在でも全1と言って遜色ないレベルでダッドリーを使いこなす。
その昔ウメハラとの対戦動画で「誰だよこいつを神って言ったやつ! 逃げてるだけじゃねえか! そういうゲームじゃねえからこれ!!」と罵倒したことで一躍知られ、その後も時折ウメハラと絡んでいた。
直近のイベントでは、MAX鈴木とウメハラの両者と知り合いだったために、間に立って関係をつないだのが、こくじんだった。
何のゲームでもそこそこうまく、ワイワイ盛り上げる能力が異常に高いため、とりあえずこくじんを呼んでおけば一定の配信クオリティは保てるという信頼感がある。
●Pacify
こくじんをDiscordで呼び出して、ウメハラ&アールとともに協力型ホラーゲーム『Pacify』をプレイ。
館の中で少女から逃げながらプレイヤー3名で人形を拾い集めるだけのゲームなのだが、館に入る前の段階で「これもう入るのが怖くね?」「どっから入るんだ?」「やばいやばい待って一緒に入ろ!」とゴネ続けるだけでおっさんたち大騒ぎ。
あまり怖いゲームでもないのに大騒ぎするアールとウメハラ、何も出来ずに完全に姫プレイで助けてもらってヒメハラカイゴと呼ばれるウメハラ、恐れず前に進むこくじんの姿勢に「俺ちょっとこくじんのこと好きになっちゃったもん。吊り橋効果ってやつ」とウメ告白が飛び出すなど、めちゃくちゃに面白い配信になる。
この成功をきっかけに、以後ミルダムでのウメハラ+他数名によるDiscord通話マルチプレイが定番化し、コンテンツになっていく。
そしてあの、格ゲー界隈を騒然とさせた歴史的和解に突入することになるわけだ。
《追記》
以上、特別編ファイナルでした。ファイナルなのでこれで終わりです。
次回ファイナルラスティでお会いしましょう。
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