第7話「意識すると現実が変わり、意識を伝えることが大切。」
「ぼくは片づけ心理小説を書いて、芥川賞をとる。」
自分がどんな自分であるかを自分で決めて、それを毎日毎日確認することはとても重要である。結局のところ、自分が決めた通りの人間に、自分はなっていくものだ。
今日は大阪心斎橋にある「Saturdays NYC Osaka」で、執筆をしよう。実は、ここに来る前のタイミングでNew York在住のメルマガ読者の方より、感想メッセージが届いたからだ。
同じNew Yorkにいる気分になれるカフェで、思いを馳せて文章を書く。今日はニューヨーカー伊藤勇司だ。
こうして日々、執筆においても目的意識を持って書いていると、毎日の中で自分の成長を感じていける。毎日、1ミリでも昨日より成長している自分を実感する。それが生きる上での単純な充実感にもなっていく。
小説を通して、自分の過去を振り返っていくと、それだけで膨大な物語になってしまうだろう。前回までで、過去の自分の回想は終わりにしておこう。そして今日は。改めて「片づけ心理小説を書いて、芥川賞をとる。」と、心に決めた理由を書いていきたい。
片づけ業界で仕事をして11年が過ぎていったが、心理的な角度から片づけを考察してきて思うことは、部屋が綺麗だからよくて、汚いから悪いという端的な話で人生が決まることはないということである。
部屋が綺麗ではあるが、生き方に迷っている人は沢山いるし、部屋が汚いままで人生を好転させた人も沢山見てきた。だからこそ、そういった人々の物語を届けていくことによって、綺麗汚いで語る片づけに終止符を打って、それぞれの個性を尊重できる片づけの発想を、世に届けたいと考えている。
濃いめのドリップコーヒーを味わうと、苦味が舌を刺激する。さながらニューヨーカー気分でパソコンを打っていくと、想いが世界中に届いている気分になっていく。
今日は仕事の合間の10分を活用して、New Yorkに意識を飛ばしながら執筆した。タイムズスクエアのスタバを後にしたイメージをしながら、ぼくは次の場所へと軽快に歩き出していった。
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