3ページ
23時頃だったと思う。
駅に向かう途中に通るアパートのある道に座り込んでいる女の子を見つけた。
雨が降っていたのに傘も持たず道路に座り込んでいた。
服は白いワンピースだけ。下着もつけていなかったように思う。
体中にアザや傷があった。
キレイな子だった。
学生時代、同じクラスにこの子がいたら初恋だったと思う。
なんとなく不思議なフンイキで、恥ずかしながら少し怖かった。
なんというか非日常感というか、自分と違うようなモノを感じた。キズのせいだけではないと思う。
大丈夫ですかと声をかけたけど、怖がらせてしまった。
せめて傘を貸してあげたかったけど、受け取らず帰ってしまった。
あの子が無事に家に帰れていることを願います。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます