最後の独白
幾憶光年の時間が過ぎ、世界は「問題」を一通り解決しました。
いや、焦った、焦った。「時間跳躍のアイディア」を持っている知的生命体がいたときは、何とか「交渉」して、「同族」となったので。まあ、何度も、やり直しを経験しましたけど。
そうして、「だれもが認める世界」の到来が来て、「人間」はどうしたと思います?
この問題ない世界で「疑問や課題を見つける人材」を見つけることに時間を消費し始めました。そして、見つけたのは、一つの可能性でした。
「もしかして、原点回帰すれば見つかるのでは?」
それは人類にとっての希望になりました。
そそのかしてよかった、そう思えたのは初めてです。
その時私は、興奮していたのでしょうか、初めて「タイムマシン」の存在を明らかにしました。そして、彼らは旅立ちました。遠い、遠い過去である、20XX年に。最新デバイスに記憶をしたためて。
私のいたずらにより、幾星霜の積み重ねた記憶はありませんが、それでも彼らは再度考えます。問題を解決するために。
「人間はどこまでも「かい」を求める存在」といいますが、もしかすると「その存在理由は「問い」続ける意志にこそある」のかもしれません。
最初にも述べた通り、私はそんな愛すべき「人間」を「そっと見守る」悪魔でありたいなと思っています。
とあるいけずの独白 @502_bad_gateway
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