第一章――天翔ける

第2話温泉

(13年前)


「あいつも、一緒にふろに入ればいいのにな」


そう、男の子は口をとがらせる

「仕方ないだろう、「八葉骨」という能力のせいで、入れないんだから」


ーー八葉骨とは、「呪われた能力」らしい

「俺らは、そういうの気にしないんだけどな」


ボランティア部にいる緑雲良みどりぐもりょうは、水をすくって

顔にかける

「緑雲、お前ボランティア部の先輩はどうなんだよ」


「ノーコメント」


あの人とメアリーさんのせいで、ひどい目にあうことが多いのだ

メアリーさんとは、「心」を奪う種族

ーー奪われた心は、楽しみも悲しみも感じなくなるわけだ


それはいいのだが、(良くない)先輩(ドs)とたまにヤンキー


みたいになる、「メアリー」さん(白と黒の性格を持つ)に

しごかれている


ーー本当は、先輩は、「緑雲」が好きだったりするのだが、それが伝えられないのだ

恥ずかしくて

~ボランティア部(修学旅行前)~


相変わらず、人形みたいな白い肌ーーに、白と黒の顔、、、全身(漫画かよ)

を、全身を投げ出してーーポテチを食べている


「うめぇ、尾下おしたこれ、食べろよ」


「ふん、別にいいわよーーなかなかね」

いったい、どうしてアふんわりしたその外見の下にそのどsを隠しきれるのだろうか


「、、、、、、、」「何、ぼさっとしてんのよ、緑雲良」

「、、、はい」蹴られる「あなたね、わかってる」

「お土産買って来いよ」、、、ここで白の性格になるメアリーさん

「すいません、もうしわけありません、お土産はかってこなくて結構です」


「また白は、ちゃっかり(ポイントを)稼ぐぅうーー」


~修学旅行、風呂~

ため息をつきながら、顔を洗うーー


一方、紅島計べにしまはかりは、ゆでだこになってる


「「いただきます」」


ーー「あれ、まだお風呂入ってなかったのか?」

自室の風呂で、ぽかぽかになってる、「裕」に忌部三言いんべみこと

からかう

「そんなんじゃないって、三言ーーちゃんとお風呂入りましたー」


ーーカレーをすくい、食べる「なぁ、裕ってホモって噂本当」


ぶふっ、カレーを吹き出しそうになる

紅島は呆れた顔をして「あーー」言う


~紅島家~

和風のお屋敷で、三言は二人にとっておきを見せようとするーーとっておきの「エロビデオ」


紅島のほうは、「姉」がもうすぐ帰ってくるから逃げ出して、特に興味のない「裕」を捕まえてー―見せる


ーーうわぁ、とかエロいとか言っている三言の横で、無感動な「裕」


そして、逃げだした紅島が、姉につかまりー―3人そろって、土下座する

「「「すいませんでした」」」


ーーそして、しょうもこりなく「お姉さんキレイ素敵エロい体」といった三言に対し、悪乗りして、へそちらをする姉ーー紅島は「弟」だからわかるとして、「裕」の反応は失礼なんじゃないのかというのが理由だ


~修学旅行、食事~

(、、、姉貴、「鬼」のかくらんだぜ、、あんなに落ち込むとはちょっと面白かった)

どーせ、スタイル良くないですよーふんだとかすねてた「姉」に爆笑をこらえるのが大変だったといっておく

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沈丁花の花言葉ーー「永遠」 暇の三 @13222uygu

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