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「それじゃあ大食い勝負でどうじゃ!」
大食いには少しばかりの自信のあったおじいさんはオニババに大食い勝負を挑みます。オニババもその勝負をふたつ返事で受け入れました。
「ワシに大食い勝負を挑むとは命知らずのジジジじゃわい」
「ふん、そっちこそワシの食べっぷりにに腰を抜かすなよ」
お互いににらみ合いながら、大食い勝負は始まります。最初はわんこそば勝負。おじいさんも善戦しますが、77杯対366杯でオニババの圧倒的勝利。次のラーメン勝負でも、最後の丼もの勝負でもおじいさんはオニババに全く歯が立ちませんでした。
「ヘッヘッヘ。ワシの強さが分かったかジジイ」
「ぐぬぬ……。悔しいがワシの負けじゃ」
「負けを認めたな……では遠慮なく……」
オニババはおじいさんをひょいと掴むと、そのまま自分の口の中にポイッと放り込みます。哀れおじいさんはオニババに食べられてしまいましたとさ。
(おしまい)
オニババに食べられたエンド ED8
https://kakuyomu.jp/works/1177354054894124932/episodes/1177354054894396928
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