設定しこしこまとめ〜現世世界の主要8カ国〜



 2004年時点の設定



 国際連盟安全保障理事会常任理事国は2004年現在


 大日本国 アメリカ合衆国 フランス共和国 ロシア連邦共和国 イギリス連合王国の五ヶ国である。

 それでは、これらの国々と、ドイツ、イタリア、満洲国を含めたこの世界の主要8カ国の状況を記していく。



 ロシア連邦共和国



 なぜ、この世界のロシアが共和政へ移行したのかと言うと、単純に統治形態の問題からである。第二次大戦前から立憲君主制ではあったが、二度の大戦やその後の地域紛争等を経て、皇帝が退位を表明するのに前後して、最後に残った帝国構成国を完全分離独立する案もあったが、長年、皇帝や帝国中央政府のもとにあった各政府も、急な完全独立は国内が混乱するとして状況は全く違うが、前世ソ連崩壊後と同じ連邦共和国となった。



 ドイツ連邦共和国



 前世の戦後西ドイツ、再統一ドイツと国名は同じだが、東西分裂もせず、その領土は第一次大戦後の共和国の領域よりやや小さい程である(沙羅は統一国家ドイツの元であるオーデル・ナイセ線以東の旧プロイセン王国領土全部を戻そうとしたが、ポーランドの反発が根強く結局、西プロイセンやクナイデルは諦め、日米で東プロイセンやポンメルンを抑え、その後返還する形を取った)。

 沙羅が大戦中、提案し組織した自由ドイツ軍をもとに自由ドイツ政府が作られ、この共和国政府のもとになった。英軍、仏軍、露軍は完全撤退したものの、日米連合軍が今も国内の一部に駐屯している。



 フランス共和国


 シャルル・ド・ゴールの自由フランスが元となって作られた国家。

 前世同様、かなり痛手を負いながらも最終的に戦勝国となり、今は立ち直っている。



 イタリア共和国


 こちらも戦後に共和政へ移行し、前世と似たような状況。日本や沙羅の働きかけで戦勝国同様の扱いを受けた事で、日本やアメリカの最友好国の一つとなっている。



 イギリス連合王国



 フランスと違い、前世よりは大戦の傷もそれほど深くなく、早くに立ち直ったが、沙羅の策略で前世同様オランダ、フランスと共にアジアの大きな植民地を手放していき、力を削がれていった。しかし、この頃はアメリカ、日本との貿易拡大で経済大国としての復活の兆しを見せている。




 アメリカ合衆国



 この世界でもやはりUSAである。経済的にも軍事的にも世界トップは揺るぎない。更にこの世界では沙羅のメタ情報から9.11テロ事件も起こらず、その繁栄っぷりを存分に示しているが・・・・・・



 満洲国



 元は戦間期に日英の策謀で作られた列強の傀儡国家であったが、戦後すぐに完全に独立。直接国境を接する中華人民共和国(中華民国は前世とは違い、第二次大戦に直接参戦せず、内戦に負けた後は、国民党の残存勢力は日本領台湾に逃がれ、その後は台湾島の一部にある程度の自治権を認められ活動を続けている)とは対立関係にあるが、この世界にはソ連もなく、満洲国の裏には同盟国である日本やアメリカの絶対的な軍事力があるため全面戦争までは発展していない。



 大日本国



 日露戦争がギリギリ敗戦で終わった後、米英の支援を受けつつ立ち直り、二度の大戦に勝利して名実ともに大国となった。因みにこの日露戦争とその後の米英からの借金については、前世の日露戦争の借金よりも早く返し終えた。アメリカ、満洲同様多民族国家。

 樺太島全域(昭和二十九年北方領土問題最終解決条約により、ロシアの利権は存置)、千島列島、北海道、本州、四国、九州、朝鮮南部沿岸、琉球、台湾、新南群島、トラック諸島、マリアナ諸島の一部等を領土(内地(本土)扱いは樺太から台湾に至る日本列島と朝鮮半島沿岸地域)とする広大な島国である。

 軍事力は全盛期に比べ縮小したが、海軍力は相変わらず合衆国に次ぐ世界2位を誇る。海洋貿易立国として、アメリカ合衆国に次ぐ超大国となっている。




















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