第39話

 さて、突然あらわれた図書室の司書さんだが、実際あるとき司書の募集をしたところ、やってきた人で、一応司書さんの資格を持っているのと、1匹のクロネコを連れていること以外不明な司書さんなのだった。

 ウワサでは、学校の偉いさんや夏緒の両親と知り合いだとか、そのむかし学園都市を怪獣が襲ってきたとき、たった1人で倒したとかいろいろ言われてる。が、当人は

「ふふふ、機密事項みつです」

と、くちびるに人差し指を当てて、ささやくのみだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る