第17話
さて、いまさら言うことでもないかもしれないけど、このお話は『ボク』が語り手である。
実は今までのすべての話に、ボクがいたりする。
なんでだれもボクに言及しないかというと、当たり前すぎてだれも話すまでもないと思ってるほど、
で、ボクが何者かというと、夏緒の護衛みたいなもんだ。
「やあ、キミちょっと頼まれてくれないかい?」
夏緒がニコニコしながら、ボクに言う。
「選択の余地はなさそうなんですが」
なにせ、ボクは片足をロープに縛られて逆さにされているからね。
「うん、そうだね、わたしを
と、彼女はクスクスわらいながら、こう問いかけた。
「それと逆のこと、つまりは護衛を頼みたいんだ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます