世には、パンジャンを愛する者たちによる数多くのパンジャンドラム作品が存在する、そのうちの一つ。我々が夢に見た、パンジャンドラムの栄光の姿を描いた名作……もとい迷作ともいえるだろう。なにせ、元が迷作である以上、二次創作がどう頑張っても迷作にしかなれないのである。
だがしかし、6話と短くまとめられた本編の中には、英国面やパンジャンドラムらしい活躍がぎっしりと高密度にまとめられている。それに気づき「なるほど」と思えるのも楽しみの一つと言えよう。
もしこのレビューを読んだ諸兄諸姉がパンジャンドラムを愛しているならば、一読してみてほしい。きっと、気に入るはずだ。