第11話 二人分の悲しみと怒り
私は学校の放課後、
「で、次は何の用ですか?」
「
「……何言って、」
「告白されたけど断ったんでしょ」
「ああ、面倒くさいからな」
「そう、面倒くさいんだよね。それは倒堂君の勝手かもしれないけど、人の気持ちをただ面倒くさいっていう言葉一つで今までの気持ちを踏みにじらないでよ!」
「これに関しては、お前には……」
「関係あるよ!
私もあなたのことが好きなんだもん!」
「なっ……」
「だからよけいに悲しいし怒ってるんだよ!その一言だけで勇気をだして気持ちを伝えた人を蔑ろにして自分の事だけしか考えてない事に!」
「俺は別にそんな、自分の事だけなんか…」
「ねぇ、
「俺は怖がってなんか……」
「もう一度、
面倒くさがらずきちんと考えてみて……」
私は言いたいことを言った、
後は倒堂君次第……。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます