第5話 作戦1情報を元に接触(後編)

 どどどどどどどうしたらいいの!?予想外な返答に頭が追い付かないんですけど! 


 私は今、初恋の人から無意識による幸せを感じていた。


 振り向かせるための作戦だったにもかかわらずまさか逆があり得るとは……優也君恐るべき面倒くさがり。


 でもどうしよう、一緒にご飯なんて……て今よく考えたら弁当持ってる時点で教室で食べてしまう事確定じゃない!?あ~も~!。


「お~い、どうした~」


「え? な、何でもないです」


「早く食べないと昼休み無くなるぞ」


 こっちの気も知らないでと思いながらも、私は弁当を一緒に食べる。


「ていうか、食べるのとか学校に来るのとかは面倒いなんて言わないんだね」


「え?」


「私の時は面倒いって言ってたのにどうして?」


「親に迷惑かけるほうが後々めんどいし、お腹の音がなるのもなんかめんどい」


 そこら編はいいのかよ! 全くもう〜変な面倒くさがりを好きになってしまったな〜。


 こうして昼食を一緒に食べることだけは成功したという結果に落ち着いてしまったのであった。


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