序章 『新たな任務』 その2


「―――率直に言うと、この国の現状は大変に厳しいです」


 ルード王国の女王であられる、クラリス・エルズ・ルード女王陛下は謁見の間の玉座に座ったまま、深刻な顔でそう告げた。


 彼女の前に並んでかしづいていたオレとロロカは、不安な想像が的中したおかげで、顔色を曇らせていた。陛下には隠して?……いいや、聡明な陛下には隠せやしない。


「お二人とも、顔をお上げくださいな。ただの現状確認を申したまでのことです。落ち込んだり、私への気遣いで表情を作ろうとする必要はありません」


「……そう、ですな」


 オレとロロカは頭を上げる。クラリス陛下はニコニコしてた。ああ、一体どういう表情になればいいのかな、苦笑い。女王の前に出た竜騎士としては、最適解とは言えない顔になっちまってるなあ。


 ロロカは、さっきのガキんちょたちのことが心配なのだろう、クラリス陛下に訊いた。


「―――陛下。そんなに、状況は悪いのですか?」


 なんともマヌケな質問だと思う。でも、彼女らしくはあるのか?……彼女は学者。事実の確認を優先するのが性分なのだろう。


「あら?私よりも、長く帝国と戦って来られた『パンジャール猟兵団』の皆様の方が、お詳しいでしょう?」


「そ、それは……そうですけども。具体的なことまでは、想像がつきませんですし?」


「ええ。そうですわね。現状は、様子見といったところ。ストラウス殿の協力を得て、アサシン対策に、各守備隊に猟兵団の皆様が派遣されていることはご存じですね?」


 そうだ。現状、最も警戒しなくてはならないのは、アサシン/暗殺騎士どもだ。数は少ないが、精強だぞ。ルードに侵入して、破壊工作をしようとしてくるだろう。


 崩壊した第七師団を再建するのは、さすがに時間がかかるだろうが……アサシンを手配するのは、簡単なことだからな。


「はい。私も、しばらく第七歩兵隊と合流して、国境警備を担当していました」


「そう……我々は、帝国の暗殺者どもを警戒している。少数精鋭で忍び寄り、組織を切り崩す……我々の数は、少ない。とくに有効でしょう」


「……たしかに。リエルさんとミアさんは、帝国の斥候を仕留めたとか」


「ええ。斥候たちはアサシンではなかったようですが。現実的な脅威として、それらは密かにルードへ侵入しようとしている。まちがいなく、一番のターゲットは、私です」


 クラリス陛下は顔色ひとつ変えやしない。ほんと、いい女王さまだよ。シャーロンの恋人にしておくには、勿体ないぜ……。


「―――でも、私は自分については心配しておりません。ルードの勇者たちを信じていますし……変な護衛ですが、『ラミア』もいてくれますしね」


「そうです!!クラリスの護衛は、私に任せて下さい!!」


 さっきから沈黙を保っていたバカが、オレたちの会話に乱入してくる。茶色い髪をポニーテールにした、アメジスト色の瞳の色っぽい姉ちゃん―――に見える、『男』。オレの友、詩人のシャーロン・ドーチェくんさ。


 先の戦で敵軍に潜入するときに使った『女装』。それを今でも継続中だ。一体、何を考えているのだろうか……頭おかしいんだろうな。


「……あれ?ソルジェ、どーしたの?口を半開きなんて、だらしないぞ?」


「いや、呆れてるんだ。お前、いつまでそんな格好してるんだよ?」


「飽きるまで?あるいは、極めるまで!」


「変態の道を究めて、どうする?」


「え?乙女の心を理解して、恋愛小説の執筆に活かすんだよ」


「恋愛小説家ってのは、変態につとまるのか?」


 変態が書く恋愛小説……?なんだか、けっきょく官能小説っぽい方向に転がるような気がする。


「ウフフ。ソルジェ殿、ラミアにはラミアで、『秘密の企みが』あるんです。だから、許容してます」


「許容て……」


 なんか、ムリしてる感じもあるなぁ。


 まあ、自分の恋人が女装して護衛についてくれる?ドラマチックと言えば、そうかもしれんが。実際、その現場に立ち会うと、あまり感動できないのは何でだろうな?


「クラリス。若い頃の苦労は、女を磨くんだよ!!」


「ええ。そうでしょうね。貴方も苦労してみますか、ラミア?」


「……ううん。だいじょうぶ、まにあってるから」


「そう。足りないと思ったときは、いつでも言いなさい。女を磨かせてあげます」


 ……やはり、クラリス陛下からしても、大なり小なり、この変態には怒りがあるようだ。間違いなく、シャーロンは『ラミアごっこ』を楽しんでもいるからな。ふざけすぎているぜ。


 まあ、そこがシャーロンのシャーロンたる所以じゃある。


 しかし。良くも悪くも、このバカの存在は、重責で押しつぶされそうなクラリス陛下を支えてはいるんだろう?ほら、宮廷にいる変で愉快な道化師?……そんなポジションで。


 あいつもバカだが腕は立つからな、アサシン相手にも遅れは取らないだろう。


 ……それに、ラミアの『考え』ね……。


 まあ、予想はつく。ラミアは……一週間前より少しずつ変わっている。ゆっくりと、それでも確実に―――『クラリス・エルズ・ルード』そのヒトへと近づけているな。


 ラミアは護衛だ。剣術でクラリス陛下を守る。そして、それでも守れないときは?ラミアは陛下と『入れ替わる』だろう。


 そうだよ、『影武者』さ。もしもアサシンの潜入を許してしまったとき、それは最も頼りになる対策だろう。陛下のフリをして、凶刃を向けられる。


 なかなかの度胸だぜ、シャーロン・ドーチェ。そのサマは、もう変態そのものだが、お前は立派な護衛だよ。


「―――陛下。質問をしてもよろしいでしょうか?」


 学者のロロカ先生が挙手しながらクラリス陛下にそう言った。


 うん。えらいぞ、ロロカ。オレたちシャーロンの友と恋人だから、ついついヤツのペースに呑まれて、仕事が遅れがち。君のようにシャーロンを生理的に嫌悪する人物がこの場にいてくれて、ほんと助かる。


「なんですか、ロロカ・シャーネルさん?」


「……陛下は、ソルジェ団長を呼ばれたのこと。何か、大きな使命を、団長にお伝えするためでは?」


「……はい。その通り。それで、貴女は『どんなこと』だと、思いますか?」


 クラリス陛下は質問に質問で返してくる。ロロカの表情から、知性を嗅ぎ取ったのだろうか?ガンダラと同じく、ロロカ先生は我が猟兵団の頭脳だ。


 そうだな、クラリス陛下は、ロロカがどれぐらい『使える駒』なのかを知りたいのかもね。


 今度はテストされる立場みたいだぞ、ロロカ先生?


「……同盟の強化。それしかないと思います」


「……ええ。そうですね。それで、『どこ』と?」


「『どことでも』です。戦力は、圧倒的にルード王国側が不利。限定している場合ではないと思うのです」


「……その通りね。フフフ。ガンダラさんをお借りして心苦しかったですけれど。なかなか、いい副官候補がいるではありませんか、ソルジェ殿?」


「ええ。ロロカは頼りになりますよ。ガンダラほど戦略に詳しいわけじゃありませんが、シンプルな頭脳の良さなら、ガンダラ自身がロロカには敵わないと認めているほどです」


「……だ、団長、ほ、ほめすぎですよう」


 顔を赤くしたロロカが、居心地悪そうに身をよじる。だから?オレはまた首を動かして、槍に打撃されることを回避してみせたよ。この癖、いつか悪い形でヒトを傷つけそうだ。そういうのは、『ムダな血が流れた』というんだろうな。


 まあ、その悲劇については今は考慮しているヒマは無い。今、訊いておかねばならないコトは他にある。『どことでも』、ホントにその通りだが、オレの体は一つしかない。


「―――それで、女王陛下。結局のところ、具体的にオレは何をするべきですかね?」


「ソルジェ殿には、直接、赴いてもらいたい土地があります」


「それは、どこですか?」


「本音を言えば、いくつもあります。ですが、緊急度で判断すれば、ただ一つ……『ザクロア地方』です」


 ……なんともタイムリーだな。


 ロロカが『商人から聞いた』という情報は、陛下にも伝わっていたのかね?……いいや、オレはそんなシンプルにこの現実をとらえたりはしない。


 なぜか?商人どもは『たくさんの噂』をオレにも教えてくれてたぜ。候補はたくさん存在していた、勘じゃ、この一致はムリなのさ。


 『ガイドリー』で帝国軍が何かを企んでるらしい?『シェートルー』では亜人狩り再開の動きがある?極東では、旧連邦派とファリス派のあいだで、内戦が勃発しそう?……さすが世界を旅する商人たちの情報網。膨大な情報が手に入っているみたいだな。


 でも。ロロカはオレみたいに、商人たちからたくさんの情報を『ただ聞いているだけ』じゃなかったのさ。


 情報を聞きながら、高度に『分析』したのだろう。


 ガンダラほど軍隊の動きに精通しちゃいないが、彼女だって世界を旅して来たおかげで地理には詳しい。そして、なにより賢い学者さまだ。


 情報の序列を整理して、それらを『組み合わせていく』ことぐらいは簡単なのだろう。帝国軍全体の動きと、地政学的な条件とかをパーツにしたのかね?それらを組んで、ロロカ先生は『世界情勢』ってモノを頭のなかに思い浮かべていたんだろうさ。


 そして、ルード王国にとって最もリスクがある場所を、『計算』で弾き出していた。


 だから、ルード王国が『独自に集めた情報』にもとづく軍議のあげくに導き出した『答え』と、ロロカの言葉は一致している。どちらも合理的な判断だったということさ。だから、同じ答えに至ったんだよ。


 これを偶然と思えるほど、オレは運命論者じゃないな。


 『見えない場所』さえも、『見えてしまう』。それこそが『科学』の神髄。うちのロロカ先生は、たしかに軍事学の権威じゃないが、それを専攻している連中よりも、頭の出来ってもんが違うのさ。


「フフフ。お二人とも、表情ひとつ変えません。予測しておられたのですね、ロロカ殿」


「は、はい。その、何となくですが」


 ……あ。女王陛下、オレが分析したんじゃないって判断されてるぞ?……いや、当たりだけど。なんか、ちょっとショックだわ。いいさ、オレ、頭脳よりも肉体労働だもん。


 ん。シャーロン/ラミアのヤツめ、なんだ、その『ドンマイ』って顔は?バカにすんじゃねえぞ?土壇場の判断力や、『勘』なら、お前らインテリにも負けねえからな?


「なるほど、さすがにフェリード大学から講師のお誘いを受けるほどの才媛ですね」


「い、いいえ。その、なんというか、過大な評価をいただいておりますっ」


「ソルジェ殿、彼女ならば、ガンダラ殿の『代わり』もつとまるでしょう」


「―――いいや。ガンダラの『代わり』は誰にもつとまりませんよ」


「ソルジェ殿?」


「ソルジェ団長?」


「ガンダラにはガンダラにしか出来ないことがある。ロロカにもそうだし、シャーロンにもそうです。うちの部下に、誰かが『代理』を出来るヤツはいませんよ」


「……フフフ。あはははははは!!」


 なんだか女王陛下が、ウチのお袋みたいな表情で豪快に笑っている。ときどき、この人は『本質』を見せてくれるよな。大人しそうで、知的だけど。本物のクラリス・エイズ・ルードって女は、希代の烈女に違いない。


「貴方は、本当にヒトの心を掴んでくれますね、ソルジェ・ストラウス」


「そうですかね?陛下に爆笑してもらえたんなら、光栄ですよ」


「ああ、すみません。ふふ。でも、貴方が『パンジャール猟兵団』の長である理由が、何となく分かった気がいたします」


「たんに先代の推薦ですがね?同じ酒好き同士、評価されていたんでしょう」


「貴方の偉大な猟兵たちが、誰かの言葉だけで動くわけがないと思いますが?」


「……まあ、そうかもしれませんが」


「そ、ソルジェ団長は、立派な団長さまですよッ!?」


 ロロカ先生が、なんかテンション高く、そう言ってきた。美人で巨乳の部下に褒められると嬉しいよ。あと、シャーロン……テメー、口元を両手で隠して、涙あふれさせて『感動』の演技をするのはやめろ、さすがにバカにされてる気持ちになるっつーの?


「フフフ。微笑ましい光景を楽しませてもらいましたよ。さて、では、ロロカ殿?」


「は、はい!!なんでしょうか、女王陛下!?」


「『貴方に』、ソルジェ殿の副官をお頼みしてもよろしいですか?」


「は、はい!!団長が、お嫌じゃないのであれば!?」


「イヤじゃないさ。有能な副官なら歓迎だよ」


 女王陛下にうちの人事権まで握られちまっているなあ。まあ、専属契約を結んで、大金を頂いているから、文句はない。


 それに、ガンダラがルード王国軍の士官学校に出向している以上、オレにも頭の切れる副官がいてくれないと困るのも事実だ。


 ……ああ。ガンダラは、今、ルード王国軍を『鍛え直している』ところだ。武勇と気迫だけでは国防はつとまらないからな。


 ギャリガン将軍とそのベヒーモスはとんでもない戦力だが、軍略をより極めなければ、小国ルードに未来はない。


 ファリス帝国軍とその前身でもあるバルモア連邦軍。そのどちらにも、戦闘用奴隷として強制的に使役させられていたガンダラが語る、『敵』の情報は、ルード王国軍の経験値を底上げするだろうし、帝国軍との戦いをより効率的に進めることに役立つだろう。


 なかなか『敵の内情にまで詳しい軍師』ってのは、得がたい存在だからね。ガンダラは猟兵としても一流だけど、そういう生き方でも、出世しちまいそうだな。


 このルードは亜人種への差別をしない希有な国だ。この国でなら、ガンダラは豪邸を持つことだって夢じゃ無い。巨人族の豪邸か?……スゲーデカそう。


 まあ、『いつでも呼べば戻る』。そう言ってくれていたから、このままルード王国軍の専属軍師になるなんてこともなさそうだけどね?


 とりあえず……オレにはやらなくてはならないコトが出来たようだから、ガンダラの出世よりも、そちらの方に集中しようじゃないか?


「では、ソルジェ・ストラウス。貴方に、これを預けます」


 女王陛下が指を鳴らし、ラミアがピョンとオレの前にやって来る。すっかりと陛下の犬だな。せめてセックスのときは男らしく(?)主導権を取れよ、ラミア?


「……竜騎士殿。これが、クラリス陛下の『親書』でございまするー」


「……親書、ね?」


 オレはラミアが出したその『手紙』を受け取る。うん。王家の紋章が刻印されてあるな。当たり前だが、封がされていて、中身は読めなかった。


「……二枚ありますが?」


「ええ。ザクロア地方の政治形態をご存じですよね、ソルジェ殿?」


「はい。あそこは『王無き土地』―――つまり、小さな『自由都市国家の同盟』で作られた地域ですな」


「そのとおり。彼の地に王はいませんし、貴族もいない。『統治者』は選挙で市民や富豪により作られた『議会』で選出されています」


「彼らに会えと?……ですが、二つありますが?」


「団長。ザクロア地方は、二つの勢力に別れているのです」


 ロロカ先生が教えてくれる。彼女は青い瞳を何度も瞬きさせながら、オレの右眼をじっと見つめてくる。なんか、集中しすぎているなあ、オレの二代目副官殿。


「一つは、ヴァシリ・ノーヴァ代表が率いる『西ザクロア鉄血同盟』。もう一方は、ジュリアン・ライチ代表が率いる『東ザクロア商業同盟』です」


「商業同盟ってのは、ともかく……『鉄血同盟』ってのは?」


 なんとも物々しい響きだねえ。嫌いじゃないけど?


「元々、その両者は一つだったのですよ、ソルジェ殿」


「陛下?」


「ノーヴァ氏はザクロア騎士団の団長であり、ライチ氏は大商人です」


「つまり、各々は軍事、経済、ザクロアにおいて、それぞれのリーダだったと?」


「はい。そうなんですよ、団長。そのスタイルの違いが、両者の『溝』となりました」


「『溝』……ね?」


 商売人と騎士の感覚の違い。ほんと、大きそうだよな。問題は、どの程度、ややこしい土地なのかだけど?ロロカの代わりに女王陛下がつづけた。巨乳の美人部下と女王陛下のダブル授業とか、役得だよ。


「ええ。乱世の時代にはありがちですが……大国に支配されそうになったとき、ヒトは二つの選択をするものです。騎士は、戦いを選び。商人は、服従を選んだ」


「なるほど、ノーヴァさんは自由騎士たちを率いて、帝国との決戦を望み……ライチさんは帝国の脅しに屈したのか」


「そういうことですわ。そのどちらの選択も苦渋に満ちたもの。おいそれと否定は出来ません。ですが、我がルード王国は『戦い』を選んだ。ノーヴァ氏の率いる『鉄血騎士団』との同盟を実現したいと考えています」


「なるほど。一枚は、ノーヴァさんへの手紙。だが……こちらは?」


「『誰とでも』、同盟を組みたい。陛下の考えは、それなのですよ、団長?」


「……ライチさんの方も説得しろというわけですかな、陛下」


「そういうことです。ノーヴァ氏との交渉は容易いものでしょう」


「でしょうな。オレとも気が合いそうです。しかし、ライチさんとは難しい」


「そこが腕の見せ所です」


「……つまり、『暗殺』も含めて?」


 オレの言葉にロロカはビクリと体を動かしていた。うん、そうだな。頭は切れるけど、軍とか騎士団の関係者じゃなくて、あくまでも常識ある知識人だもん。そうなるよね、こんなハナシ聞かされちゃうと。


 でも、女王陛下は微笑みを崩さない。ラミアと一緒にやさしく微笑んでいた。


「いいえ。私は、そんなことは言いません」


 ……つまり、オレの判断に任せるということか。


 さすがはクラリス陛下だ。オレ、惚れちゃいそうなぐらい痺れてる。ストラウスさん家の悪い癖でね、怖くて強いモノに惹かれちまうんだよ。


「……むろん。平和裏に解決できれば、問題ありません」


「なかなか難しいでしょうな。商人は、利益で判断する」


「そうですね。ですが、もう賽は投げられた。ルードには、戦うための力が必要です」


 そうだ。今はもう善悪を気にしていられる段階ではない。世界最大の覇権国家、ファリス帝国と、この小さなルード王国は全面戦争に至る。このままでは、ルードは必ず負けてしまう。


 だからこそ、血なまぐさい同盟を築かなければならないのだ。どんなことをしたとしても。


「……了解しました。ノーヴァ殿に、ライチ殿。どちらにも親書をお届けしましょう」


「頼みましたよ、ソルジェ・ストラウス。私の竜騎士よ」


「……もったいないお言葉です、陛下」


 オレはその場にかしづき、ロロカも慌ててオレのマネをしていた。


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