第六話 『我が名はソルジェ・ストラウス!!』 その6
……でも。仕事中毒なもんでな。眠りにはつかない。アーレスの瞳は、オレとゼファーをつなげてくれていた。将軍の視点じゃないね。今は、夜空を興奮しながら飛ぶ、ゼファーとひとつだ。
ゼファーは二人の騎士を狙っている。闇に紛れて、気付かれることなく忍びより、ゼファーが左右の脚の爪で、二人の騎士たちをかっさらう。馬の背からいきなり夜空に連れ去られたナイトたちが、状況を悟らぬまま握りつぶされていた。
……うむ、いい殺人だ。
―――『どーじぇ』!!どうだった?
殺しとしては百点満点。だが……鎧を潰してしまったな。
―――あ。
お金になるモノは、回収する。出来るだけ、傷つけない。それが、少しでも多く稼ぐポイントで、ウチの経営方針だ。
……言ってて恥ずかしくなるケチ臭さだが、こうした行いの一つ一つが大きな勝利につながるのである。
でも……殺し方は、完璧だぞ。馬は、無傷で回収できるしな!!よくやったぞ、オレのゼファー!!
―――うん!!がんばった!!あしたも、がんばるね!!
ゼファーが空のなかでぐるりと首をひねる。ああ、オレに見せてくれているな。枯れ果てた森に消えた、6000の兵士たちの足跡を……。
竜の眼は、夜の闇に負けることはない。兵士たちが走り抜けて、削れた道を見せてくれている。足跡が残っているぞ。乾いた土地だからな、いとも容易く大地は軍靴にすり減っちまうってことなのさ。
ゼファーの感覚が、オレに伝わる。
オレが教えた通りに、こいつは北の空にうずまく雲の形を見つめているな。
―――きたかぜが、ふきはじめる。
ああ。そうさ。
ということは、つまり……『火葬』が始まる。その枯れた森を見下ろせる崖の上に、二人の少女たちがいる。白銀の長い髪を北風に踊らせるリエル・ハーヴェルと、天に両腕を大きく掲げている我が妹ミア・マルー・ストラウスだった。
ミアの黒い髪から突き出ている猫耳が、ピクピク震えていた。集中力が高まり過ぎると、ああなる。悪い癖だが、カワイイから許している。
フライ返しで目玉焼きを取り上げる時がそうであるように、今のミアは究極に集中して、その意識を『風』と一体化させている。
北風が、荒む。
そうだ。『エリア・コントロール/広域魔術』だよ。気象と地形次第では、ヒトの魔力ごときでも、短時間なら天候を操ることも可能というわけだよね……。
ほーら、風が暴れるぞ。うなるように暴れて、ゼファーはその荒波に乗って空中でアクロバティックに舞い踊る。幼いその身は、柔軟性に優れているな。
アーレスでも、この動きは出来なかっただろう―――野生で生きて、竜本来の動きまで、ゼファーには継承されているのか。
野生が産んだ芸術的な飛翔を楽しみたいね……でも、ゼファーが『マージェ』の魔力を嗅ぎ取り、翼遊びを止めてしまう。
ああ。そうだな。今は、リエル・ハーヴェルの時間だ。
「……『炎よ、踊れ。煉獄よ、枯れ果てた森に、清めと弔いを与えるのだ』……『レ・ヴォージュ・プラーナ』ぁああああッ!!」
エルフの王族に伝わる魔術か。
枯れた森にリエルが一生懸命に描き込んでいた数十もの紋章地雷が劫火を吹き上げていく。乾いた枯れ木や落ち葉を喰らい、さらには……そう、我が妹ミアが呼んだ風と混ざり、またたく間に炎の津波が完成さ。
劫火が平らげていく。森を、そして、森のなかを紆余して曲折する厄介な迷い道を進んでいた、捨て身の覚悟の6000人の兵士たちへと降りかかっていく。
ああ、戦のなんと残酷なることか。
戦場で散る楽しみまでも奪われ、誰にも知られぬままに、古木と混ざって火葬されていくこともあるのさ。策略とは、無慈悲なものだね。
兵士たちは逃げようとしただろうが、どうにもならなかった。曲がりくねった道だもの。逃げ方なんて無かったのさ―――ああ。儚い。でも、オレだけは、覚えておこう、ガレオン・デール。君の名前は、たしかにそう言った。
勇敢なる戦士よ、君の命を喰らったのは、我ら『パンジャール猟兵団』だ。いつかこの名前を君が逝く空の国にまで響かせてやろう。そうなれば、君は誇れるだろう。オレたちに喰われたことをね?……それが、オレが君にしてやれる、唯一の名誉回復さ。
夜風に断末魔と火の粉が混ざり……ゼファーは空で踊る。そうだ、焦げた血の臭いを、黒いと感じている。オレと一緒だな。ああ、たのしみだぜ。
言葉ではなく、思念が混ざり合う。
オレとゼファーで、竜騎士だ。
オレたちは、ひとつになっている。そう、明日も一つになる。本当の竜騎士に戻るぞ?……いいか、ゼファー、殺しまくるぜ!!
『GHAAAAAOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOHHHHHHッッ!!』
―――決戦の朝が来る。
ルードの女王は、勇者たちに囲まれて、進軍している。
そう、彼女たちは地の利を手にした、平野にある丘の上。
そこが野戦の砦となる。
―――馬を休ませて、食事にしなさい。
勝敗は最初の突撃で決まるでしょう。
信じましょう、シャーロンと、ソルジェ・ストラウスの策を。
だめならば?誇りのままに、戦場に散るのみだ!!
―――勇敢に笑う女王を、称えるために歌が響く。
そうさ、彼女も突撃していく。
家臣たちの全霊全力を、最初の突撃に帯びさせるための大いなる魔法。
命がけの魔法、僕らの策より、純度のかがやくうつくしさ。
―――ルード将軍は目を覚まし、不思議に疼く左の瞳を押さえた。
娘に訊かれる、どうしました、痛みます?
将軍は笑うのだ、父として、男として、戦士として。
……いいや、ただ血が踊っているだけさ。
―――凶悪な笑みだった、ラミアが思わず怯えるほどに。
それでも、その凶悪に、ラミアは期待する。
命の強さを感じるのだ。
我らに勝利をと、星に捧げたラミアの祈りは、通じたのか?
―――ラミアも、魔法をかけるのだ。
お父さま、せめてお顔に通う血の色に、鮮やかさを差し上げます。
彼女の指が、戦士の顔へ紅をぬる……それは女の術ならぬ、男の覚悟。
死に化粧、もしも、首が討ち取られたときも、その顔にうつくしさを。
―――準備は出来ていた、あらゆる魔法はかけられている。
さあ、そろそろ戦争だ。
ルード王国軍13000と、密かなる仲間2400。
ファリス帝国第七師団40500……決戦だ。
―――帝国軍は走り抜ける、軍靴で大地を踏み鳴らし、軍歌で空を汚して。
将軍は、陣取り、陣形を決める……。
二万を中央に、一万ずつを左右の翼に。
三つ叉の矛のような陣……『トライデント』。
―――『山』の陣を見つめながら、女王は笑う。
彼女が選ぶのは、『竜/サーペント』。
ただ、まっすぐ、ながく、戦場を貫く、ひとつの槍。
全軍で、ただ敵陣の中央を撃ち貫く!!
―――『竜』と共に在る戦。
なればこそ、これ以上の『策』などいらぬ。
ただ、ひとつの炎となりて、帝国の軍勢を、撃って貫く!!
我らの結束が紡いだ劫火で、あの有象無象どもを焼いて滅ぼすぞ!!
―――そうだ。始めようじゃないか、ソルジェ・ストラウス。
今日、このときから。
君は、魔王への道を歩むんだ……命知らずな、結束と共に!!
そうだよ、そろそろ叫べばいいんだ、君の名を!!
「ハハハハハハハ!!ルードの女王め。我らの陣に中央突破を仕掛ける気ですぞ!?」
「ヤケクソですなぁ。我らが左右に展開している、若騎士たちが見えぬようだ」
「あれでは、中央に受け止められて、左右から呑まれて沈む」
「しょせんは、女の浅知恵か」
「ただの特攻戦術しか、用意できぬとはな」
中堅騎士たちは口々に、うちの女王陛下の悪口を言ってやがるね。
ああ、そうだ。そう見えるだろう。でも、彼女は実に戦略家だぞ?オレたちの『策』を信じ、そこに全軍の命を賭けてくれている。弱者が強者に勝つための『唯一の可能性』に全てを投じたのさ。
なあ、お前らなんかに出来るかい?
一国の存亡を、たった一つの『奇策』に賭けることなんてよ?……ただ一匹の竜と、それと共に在る、たった一つの傭兵団に賭けるなんてマネが。
度胸がいる。そして、自分たちを信じ切れる心の強さもな。
彼らは万全だった。この土地を知り尽くし、自分たちの運命を力尽くで曲げる覚悟がある。追い込まれてはいるが、それだけに強さを増すぞのだ…ここで負ければ後がない。有能な戦士は、全てここに連れてきている。
女王陛下は、二度目の戦をするつもりも、余力もない。撤退など、彼らにはないんだ。分かるか?勝つしかない彼らと、お前らの集中力の違いが。
……感じられれば良かったな。オレの魔眼には、彼らの結束の強さが『見える』。
なつかしい。『黒き鋼の波動』だよ。彼らの戦意は、どこまでも高まり、溶け合い混じっている。そして、その暗黒の『色』を成しているのさ。折れない、曲がらない、ただただ必殺の戦略に、命の全てを費やしてくるぞ。
意志の強さを、空虚な夢想と混同してはならない。彼らは、皆、昂ぶっている。致命打を浴びても、二度は、敵に斬りかかれと、ギャリガン将軍は仕込んでいるぞ?それなら、多くの敵とも殺し合える……ああ、懐かしの『魔王軍』の哲学だな。
ベリウス王の教えは、ルード王国に受け継がれていたのさ。エルフに敬愛され、ドワーフと共に在り、妖精たちが遊び、竜が空に舞った我らのガルーナ―――。
その生き様は、不滅だったんだよ。西の王国に、それらの欠片は流れつき、形を成して、ここにそろった。
帝国の豚どもよ、お前たちの目の前にいるのは、『新生・魔王軍』だぞ。
人間どもが嫌悪し、憎悪し、排除してきた亜人種たちと、彼らが慕う『人間の女王陛下』の元に築かれた偉大なる結束だよ。これが、全ての意志が混ざった黒き波動の源だ。
オレたちは止まらない。ただ一つの破壊となって、貴様らへの災厄と化す。
これからの『数十分』さ。
敵の数が多いから、それだけしか、もたない。
だから?それまでに、徹底的に破壊するしかねえのさ!!
殺しまくるんだ。貴様らの『主力』を滅ぼし、全軍を沈めてやる!……そのための『最速ルート』。『中央突破』だよ。ぶっ壊すんだ、正面から、すみやかに、お前らの全てをな。
さて。そろそろだ。そろそろ戦を始めよう。
……豚どもが待っていやがるぞ、『戦』を始める合図を。
なあ、『将軍』、行こうぜ?
―――漆黒の鎧に身をまとい。
その背中には巨大な剣……。
彼は、ただひとり、並ぶ騎士たちの前へと歩み出でる。
さあて、始まりの時間だよ、歌うべき時が来た。
―――歌うのは?……この場にいる運命の歌い手。
うつくしく聡明な、ラミア・ルノー姫。
彼女だけが気付いている。
彼女の指が施したはずの『死に化粧』……それが、変わっている?
―――疑念。それを、彼女は否定できない。
青ざめていく。
そんな、まさか……でも、たしかめなければならないわ。
賢きラミアは、演技と医術の知恵を用いるのだ。
「……お父さま。毒の効果は薄まったご様子。ですが、脈を診せてください」
「ん?……脈を、か?」
「はい。これは、お父さまの最後の戦でございます。脈を診れば、心の臓の働きが、どれだけ保つかも分かります―――最適な薬を、準備しておきたいのです!」
ラミアは将軍に近寄り、今までに見せたことのない熱意で将軍の腕を取る。騎士たちは、ラミアの父親を思う気持ちに感動しているようだが……ラミアの真意はそうじゃねえだろうな。
コイツは、賢いもん。
いいぜ?賢いお前ならば、この役目を譲るに相応しいだろう、うつくしく、父親想いのラミアちゃん。
「……ああ。篭手を外せばいいのだな?」
「はい。すぐに、すませますので……心臓に近い、左の手を、お願いします」
「うむ。わかったぞ」
将軍は篭手を外す。ラミアは、彼の手首を掴み……脈を測る―――フリをしていた。アメジスト色の瞳が、こわばる。瞳孔が開いた。ほう。さすがだな、そこまで出来るか。
「……そ、そんな……ッ」
ラミアが、後ずさりする。将軍は、漆黒の篭手を左腕に装着し直す。ラミアの態度のおかしさに、騎士たちは気を引かれる。
「ラミア殿?……まさか、お父上の脈が?」
「……危険なのですか!?」
「―――ちがう」
そのときのラミアが発した言葉は、とても冷たかった。
いつもの、やさしくて母性的な彼女の声……それとは真逆のモノさ。この場にいる騎士たちが、戸惑ってしまうほどに、その言葉は拒絶の感情に満ちていた。今の彼女は、将軍のことを、あの蠱惑的なまでの愛情あふれる瞳では見てはいない。
今の彼女は、まるで戦士のような貌だな。
彼女の言葉が、この騎士だらけの場に響いていた。
「……お前は、誰だッ!!」
「ら、ラミア殿?」
「ど、どうなすった?お父上に失礼ですぞ!?」
騎士どもは大慌てだ。状況を把握できていない。ラミアを囲み、ラミアの失言を諫めようとでもしているのか?……愚かな連中だ。聡明な彼女の瞳が、憎悪に燃えているのに気がつかないのか?
「騎士さまたち……ッ。違うのです!そうじゃないわ!!い、今、そこにいる男の手には傷がないの!!」
「き、傷、ですか?」
「そうよ。私を、あの卑しい猟犬どもから庇い、守って下さったときの、あの傷が、ないのよッ!!」
騎士たちは思い出す。昨夜、ルノー父娘が披露していた、感動的な物語。ルノー将軍が幼いラミアを狩りに連れて行ったとき、興奮して暴走した猟犬からラミアを庇って、将軍はその手に傷を負ったのではないか。
だが、それが『無い』だと?
ありえない。『愛娘』であるラミアちゃんが、アレほど愛する父親との『思い出ある傷』を、絆の証でもあるその傷を、見間違えるなんてことは、ありえない。いや、もしも、ありえるとすれば―――。
くくく。騎士どもが血相を変えていくぜ。混乱と、警戒。そして、敵意!!『将軍』のことを、このバカどもは睨みつけてきやがるのさ!!
ラミアが怒りと確信に満ちた言葉で、『将軍』へ問うのだ。彼女は細剣を抜刀し、二刀流になる。一流の気迫、そして技術を帯びた剣士に変貌し……叫ぶのだ、敵意を!!
「貴様は誰だッ!!私のお父さまを、どこにやったッ!!」
「……何を言っている、ラミアよ?」
「うるさい!!気安く私の名前を、お父さまのふりをして呼ぶんじゃないッ!!この、ルードのスパイめッッ!!」
「ら、ラミア殿ッ!?」
「うあああああああああああああッッ!!」
風のように速く走り、ラミアが『将軍』に斬りかかる。『将軍』は、その麗しき姫剣士の突撃を、俊敏なフットワークで躱し、篭手で守られた右の拳を放つ。
「くうッ!?」
ラミアはレイピアを交差させながら、『将軍』の重たい拳打を防いだ。見事なもんだ。しかし、パワーが違い過ぎるぜ。『将軍』は無理やり力を込めて彼女を押した。
「ふん!!」
「く、うっ!?」
彼女は、後ろへ大きく吹っ飛び、騎士たちがそんなラミアを受け止めていた。ラミアは、それでも闘志を失わない。まだ、『将軍』のことをにらみつける!!いいねえ、惚れちゃいそうだわ。
「……『正体』を現せッ!!……いつの間にだ!?いつの間に、お前はお父さまと『入れ替わった』んだッ!?」
「……フフフ。いくらオレさまが素晴らしい『役者』だったとしても、さすがに『愛娘』までは騙せねえよなあ?……バレちまってら」
騎士どもをにらみつけながら、『オレ』の指が、『ルノー将軍』の太った顔のツラを引っ張った。ああ、世界が開けた。ほんと解放感がたまらねえ。豚のマネをするのは、屈辱だったもんなあ。
「え……赤い?」
「将軍の顔が、裂けた?」
そうじゃないさ。赤いのは、オレの髪。どうだ?血みたいに赤くてカッコいいだろ?
こいつは文才以外の芸術の神に愛されがちなシャーロン・ドーチェくんが、ありったけの才能を振るってこしらえた、『肉のマスク』さ。
オレはそんなモノを頭にかぶることで、変装していたんだよ。ルノー将軍にね。
この『肉のマスク』はよく出来ているものだが、さすがに、普段の表情とは、やや違って固くはあるんだぜ?……まあ、『体調不良のしかめっ面』というモノになら、相応しいとは思ってたんだよ。
実際、騙せてたな。
まあ、ラミアちゃんにはバレてしまったけどね。
しかし。どうだい、なかなか大した魔法じゃないか!……ジジイの顔から、ウルトラ武闘派系のイケメンさんが登場だよ。
そこらの泉にいがちな女神さまも、よくするサービスさ。騙されやすい正直者な君たちに、より良い『騎士』をプレゼント。
『老騎士』じゃないぞ、『竜騎士』さんだよ。
ああ、呆けた騎士たちは、状況がよく理解出来ていないみたいだな。まあ、これから戦を始めようって時に、いきなり総大将がイケメンお兄さんに変わっちまったんだ……そりゃ、ついて来れないかもしれん。
だが、これが現実だ。
ラミアが、オレをにらみつけながら叫ぶ。
「おのれ。ゆるさぬぞ、私のお父さまに化けるなんてッ!?……この恥知らずな卑怯者め!!いったい、誰だ、誰なんだ、貴様はッッ!!」
……そうだ。『ハジメマシテ』の時には作法があるよね、お袋も言ってたわ?
―――自分がどこの誰なのか、大きな声で名乗りなさい。
だから?
叫ぼうか?
いいや、歌うぜ、我が翼よッ!!
「我は、ルノーにあらず……」
そうだよ、もっと怖いモノさ……。
「我は、ガルーナの翼将、ケイン・ストラウスが四男―――」
笑うんだ、楽しいかやね。心の求めるまま、世界に歌を叫ぶのさ!!
「我が名は……ソルジェ・ストラウスだああああああああああああああああッッ!!」
『GHHAAAAOOOOOOOOOOOOOOOOOOOHHHHHHHッッ!!』
―――竜が歌い、『新生・魔王軍』と帝国との大戦争は始まった。
そうだよ、これは亡国の竜騎士の物語。
激しく、怖く、不死身で、強い。
ソルジェ・ストラウスの伝説だ!!
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