私は男


メイクの仕方は、そんじょそこらの女には負けてないつもり。


この町で私を男だと見破った人は数人しかいない…とても悲しい自慢だけれど…。


電車を1つ乗り換えた駅前に私の職場があるの。

約20分の通勤時間。


雑務しかさせてくれないOL業。

でも男で仕事してた時よりかはめちゃくちゃ楽よ。


私は私らしく生きる!

そう決めて、この新しい場所へ引っ越して来た。

アルバムは全て捨てたわ。

過去の私は棄てたの。


私が新しく生まれ変わって、もうすぐ1年が経つわ。


でも不安は影のように離れない…離さない。


もしバレたら…寒気はいつも起こる。

不安はずっとずっとそばにいる…慣れてしまったけれど。


☆さぁ今日も頑張っていきましょ。

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