不安と一緒に


私はホルモン注射を打っているの…だから体は陰部を除けば、ほとんど女の体だわ。

小さい頃から細かった…華奢だったの。

髪の毛も柔らかい方だった。

小さい頃、たまに女の子に間違われてた。

女の子に間違われて嬉しかった記憶があるわ。


缶蹴りよりも、ままごとの方が好きだったし。

お母さん役がやりたくて、女の子とケンカした事もあったわ。


プールが嫌いだった。

裸を見せるのがイヤだった。

男だから上半身は裸?

誰が決めたの?


初恋は体育の先生だった。


その頃から自分でも違和感を感じてた。


私って他の男の子とは違うんだ…って。


怖くて黙ってた。


だから不安は小学校からずっと一緒だったわ。


今も不安を騙し騙し仕事をしてるの。


☆今日も無事、何事もなく終わりますように。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る