第287話

「もォ~、何よォ~ー……✨😡⚡✨

 侮辱ディスッてるのォ~ー❗❗❗

 ユーマのクセにィ……」

 頬を膨らませ、少し憮然とした顔だ。



「い……、いいえ…… まさか」

 苦笑いし、何度も首を横に振った。

 だが真莉愛マリアが、いつものように感情をむき出しにしたので嬉しい。


 喜怒哀楽が激しいのが本来の織田 真莉愛マリアだ。



「真莉愛さんが佑真さんと愛し合って、暮らした過去は、決して……😔💦💦💦

 書き換えられないけど……

 未来なら……」



「ン…、未来なら…… 何よ」



「未来なら創っていけます❗❗

 僕と真莉愛マリアさんの二人でェ……

 いくらでも、ねェ……✨😄✨💕」

 笑顔で、彼女の方へ両手を差しべた。



「フフ……✨😌✨」真莉愛マリアは微笑みながらまた夜空を見上げた。 

 


 ツゥーッと頬を涙が伝っていく。

「臭ッせェ~セリフ吐いちゃってェ……

 ッたくゥ……、ユーマのクセに……」



「どッ、どうも……😅💦💦」

 やはり照れ臭い。



 確かに、歯の浮くようなセリフだ。



 また遠くから救急車のサイレンの音が響いてきた。



「ユーマァ~…❗❗」真莉愛マリアがこちらを向き、堤防の上でゆっくりと両手を広げた。



「え……❓❓」

「付き合うのなら、私のことは呼び捨てにしなさい」



「よッ、呼び捨てに……」



「そうよ。良いこと❓」

「ハ、ハイ…… 真莉愛マリア❗❗」



「フフ……、じゃ、行くわよ」

 堤防の上に十字架のように立ち、そのまま僕の方へ倒れかかってきた。



「わッ、わ、わァ~~ー~……😲💦💦💦」










∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆



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