第284話

「佑真さんと最後のお別れが出来て」


「ええ……😅💦💦 そうね」

 真莉愛は夜空を見上げ、力なく微笑んだ。



 当たり前のことだが、いつもより元気がない。



「これで、もう何も思い残すことはないわ」




「え……❓ 何を言ってんですか。

 そんなァ~…、元気を出して下さいよ。

 いつもの真莉愛マリアさんのように」

 まさか、このまま佑真を追って死ぬつもりでは……。




「フフ…… 安心して」

「え……😓💦💦」



「私は、自分みずから死ぬワケにはいかないの」


「……😓💦💦」


「だってェ…… せっかく佑真に助けてもらった命だから」



「はァ~…😓💦💦💦」

 どれくらい真莉愛マリアは堤防の上を歩いたのだろう。



「もう… ずい分、歩いたから帰りましょ」

 僕は彼女を見上げて声を掛けた。



「そうねェ……」夜目にも白い顔だ。

 つき明かりにえていた。



真莉愛マリアさん……」

 ポツリと僕は話し始めた。


「ン……」














∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆

 

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