第277話

「ま、待って下さい❗❗」

 こらえきれず僕も口を挟み参戦だ。


「なによ。あんたはァ~…」

 関係者らが睨んだ。



「いや、あのォ~、葬儀の場で、家族同志で争うのは、亡くなった佑真さんも本意ではないでしょう❗❗」

 出来れば、争いごとは止めておだやかに事をおさめてほしい。



「はァ~…、何なのよ。あんたはァ~…❗❗

 部外者が口を挟むなァ~…❗❗❗」

 佑真の妹と思われる美少女のジュリアが僕を睨んだ。



「ううゥ……😔💦💦💦」

 確かに、部外者なのでワケにはいかない。



「キミィ~、おとなしくしなさい❗❗」

 警備員も背後から僕を羽交い絞めにした。


「痛ッたたたァ~……😣💦💦💦」



真莉愛マリア❗❗❗ 貴女あなたは、二度と、この…… 渡瀬家の前に顔を出さないと誓ったはずよねぇ❗❗」

 義母が指を突きたてた。


 怒りで、かすかに指先が震えている。



「ええ……、ですが」


「佑真は、貴女あなたを助けるために命を落としたのよ❗❗

 言ってみれば、あの子は、ようなモノなの❗❗」

 まるで殺人者呼ばわりだ。



「ううゥ……😔💦💦💦」

 真莉愛マリアも小さく呻いた。






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