第235話

「えェ……😰💦💦 な、なんですか。

 それは……」

 メチャクチャな計算だ。



 黒いデメキンがマイナス30ポイントッてェ……。そんな話は聞いていない。



 黒いデメキンを捕っただけ損をした事になる。


 それでは絶対、僕が勝つことは出来ない。



「なんだよ。チ○ポォ~ーー❗❗ なにか、クレームがあるのか。

 あるなら腕づくで来いよ❗❗」

 ヒカリは不敵な笑みを浮かべファイティングポーズを取った。



「えェ……😲💦💦」サッと腰が引けた。


「フフ……」

 ヒカリは僕を上から目線で睨みつけた。

 なんと言われても持論を曲げないようだ。



「ううゥ……😰💦💦」

 もちろん喧嘩をすれば僕には勝ち目がない。

 何しろ相手は湘南最恐と呼ばれた【ワイルド ビーナス】だ。


「わ、わかりましたよ…… 僕の負けです」

 あっさりと引き下がった。



 どうせ最初から勝ち目がなかったのだ。

 やる前から決まっていた。


 僕は屋台のオジさんに、すくった金魚を持ち帰り用ビニール袋に入れて貰った。



「フフ……✨😌✨」

 ビニール袋の中をデメキンと和金が元気よく泳いでいた。



 横で美少女のアリスがモノ欲しそうな顔をしていたので上げることにした。



 僕は、あまり生き物を飼いたくない。



「フフ……、良かったら、どうぞ。

 これェ……✨😌✨✨」

 僕はアリスの前に差し出した。



「わァ~…😆🎶✨ ありがとう。

 チ○ポのお兄ちゃん🎶✨」


「いやいや、新保シンポねェ~ー……。

 チ○ポじゃないから❗❗」

 何度、訂正すれば良いのだろう。



「どうも……、さ、アリス、帰るわよ」

 母親は軽く会釈をした後、アリスの手を引き帰宅を急がせた。




「バイバイ😆🎶✨

 お兄ちゃん、お姉ちゃん❗❗」

 アリスが手を振って僕らに挨拶をした。

 なんとも可愛らしい。


 僕らも笑顔で応じた。



「じゃァ~ねぇ……👋😆✨🎶✨」




『パンパンパァ~~ーン⚡✨🎆✨✨✨⚡✨』

 また夜空には連発で大輪の花火が咲き乱れた。







∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る