第224話 アキラ

『よォ~……❗』

 逆サイドからアキラが肩を叩き、ソッと耳打ちをしてきた。



「え……❓」なんだよ。

 せっかく二人きりで良い所なんだから邪魔をするな。

 少しは空気を読めよ。


 お前には田山イズミッて言う彼女がいるだろう。



『ケッケェ…😆✨ そう言えば、チ💟ポ……

 じゃなかった。和真❗ お前、先輩の彼女から誘われても不能インポだったッて、噂だけど……❗❗

 大丈夫なのかァ~……❗❓』

 横からスッと僕の股間に手を伸ばして握ってきた。



「ひゃァ~~……😲💦💦💦」

 僕はビックリして悲鳴をあげそうになった。



 ドッドドォ~ーーン❗❗❗



 しかしその瞬間、地響きがするような花火が連発で打ち上げられ、僕の悲鳴は掻き消された。



「バ……、バカか……。何してんだ!!

 よせよォ~ー❗❗❗」

 僕は身体をくねらせ、アキラの手から逃れようとした。



『ケッケケェ……😆🎶✨』

 だがアキラも嫌らしく笑って食い下がった。





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