第223話 花火✨🎆✨✨

 その時、不意にヒュゥーッと音を響かせて花火が上がった。



 いつの間にか、辺りは暗く夕闇ゆうやみとばりが降りていた。



「あ……❗❗」

 一斉に、境内にいた客たちも空を見上げた。



 『パァ~ーン🎆』と言う破裂音と共に、鮮やかな花火が、夕暮れの空に花を咲かせた。



「フフ……✨🎆✨✨

 綺麗な花火ねェ……✨😊✨✨」

 ヒカリが花火を見上げて微笑んだ。


「う…、うン……😅💦💦」



「フフ……✨😌✨✨」

 甘えるように彼女は僕の腕に絡ませた。


「あ……😳💦💦」

 頷いたモノの心はおだやかではない。


 僕の二の腕にヒカリの豊かな胸の膨らみが押しつけられたからだ。



 一気に心拍数が上昇した。



 僕は、ドキドキして夜空をいろどる花火を見上げていた。


 しびれるような濃厚で甘美な香水の香りが漂ってきた。



『よォ~……❗❗ 和真ッ❗❗』

 不意に逆サイドからアキラが、ポンポンと僕の肩を叩き耳打ちをした。






∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆

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