第214話 イジリだろう

「ケッケケ……🎶✨ 何、言ってるの……

 レディースじゃ有るまいしィ……😅💦💦」

 またアキラは馴れ馴れしくヒカリに近づき肩を組もうとした。

「ン……😒💦💦」ヒカリの目がきらめいた。


「おい、バカ!めとけよ。

 アキラ……❗❗❗」

 とっさに僕はアキラの手を勢いよく払い退けた。


「イッ、ッてェ……😣💦💦」

 アキラは顔を歪めた。


「……😒💦💦💦」

 知らないのだろうが、ヒカリは元レディースだ。


 しかも湘南最恐と恐れられた【ワイルド✨ビーナス】と異名を取った彼女だ。

 美少女とあなどって、逆にボコボコにされたヤンキーは数知れない。




「な、なんだよ。チ💟ポォ~、急にマジになってェ~ー……」

 痛そうに手をブラブラと振った。



「バァ~ーカ……」僕だって、アキラのためを思って仲裁したのだ。



 これ以上、ヒカリを怒らせると只では済まなくなる。




「おいッ……✨😒✨✨ チャラ男❗❗❗

 いつまでも、ふざけてんなよ❗❗」 

 案の定、僕が懸念した通りワイルド✨ビーナスの顔色が変わった。



 だが、それよりも早くアキラの彼女の田山イズミが僕らに頭を下げて謝罪した。



「ゴメンなさい……🙏💦💦 全部、アキラ君が悪いわ❗❗❗

 いくら、仲が良い幼馴染みでも相手が気分を害するような『ニックネーム』で呼ぶのは、いじめと同じことよ。

 アキラ君、つつしみなさい❗❗」

 強い口調でたしなめた。



「え、いや……、別にいじめじゃないッてェ……

 これは…… だろォ~ー…😅💦💦」

 アキラは苦笑いを浮かべた。







∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆

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